INTERVIEW
アバナード|ITコンサルタント(マネージャー)

最上流「IT戦略」に特化、アクセンチュア×マイクロソフト出資のJVで築くキャリア

掲載日:2021/12/22更新日:2021/12/22
求人掲載中

アクセンチュア×マイクロソフト出資のジョイント・ベンチャー(JV)として誕生したアバナード。全世界、約5万人の従業員を擁するITコンサルティング企業として、その存在感を高める。今回お話を伺ったのは、同社でITコンサルタント(マネージャー)として活躍する牛創(ぎゅうそう)さんだ。中国出身の彼は日本企業でエンジニアとして経験を積み、そして「プロジェクトの“Why”から携われる最上流」を求め、アバナードに入社した。アバナードでこそ得られるキャリアとは――。

▼「アバナード」について(求人一覧はこちら
全世界、約5万人の従業員を擁するグローバルITコンサルティング企業。アクセンチュアの「コンサルティング」と、マイクロソフトの「テクノロジー」を掛け合わせたジョイント・ベンチャーとして2000年に誕生した。計32,000以上のマイクロソフト・ゴールド認定資格(マイクロソフト社が提供する専門資格)を保有し、マイクロソフト社に次ぐ全世界2番目。日本国内でもDX推進の追い風を受け、エンタープライズ企業の商習慣、ビジネスモデルに適したテクノロジーによるソリューションを提供する。

ITのプロフェッショナルとして、さらなる高みへ

もともと、日本においてトップクラスの規模を誇るシステムインテグレーターに新卒で入社した牛さん。5年ほどエンジニア、プロジェクトマネージャーとして順調にキャリアを築いてきたが、徐々に“さらに成長したい”という思いが強くなったという。

「職場の雰囲気もよく、さまざまな経験を積むことができました。ただ、携われる領域が限定的でもありました。プロジェクトにおいて“How”や“What”ではなく、より上流の“Why”からプロジェクトに携わっていきたい、そう考えるようになりました」

なぜ、そのシステムが必要なのか。最終ゴールはどこか。その意思決定フェーズに携わっていく。ちょうど20代から30代へと差し掛かるタイミング。そして、クラウドやSaaSをはじめ、技術革新が加速していく時代へ。彼が求めたのは、新たな成長のステージだった。

「今までに以上に、私自身もさらなるスピード感で成長していく必要があると思い、転職を決めました」

アバナードオフィス

グローバルで活躍するCIO(最高情報責任者)のうち、46.9%が「マイクロソフトのテクノロジーは今も将来もIT環境において必須」と回答しているという(同社調べ)。そういったマイクロソフトの「テクノロジー」とアクセンチュアの「コンサルティング」を掛け合わせたソリューションにより、アバナードではクライアントの課題を最上流より解決していく。

アバナードに求めた、グローバルな活躍のフィールド

そのなかでも、なぜ、アバナードだったのだろうか。転職の軸としてあったのが「アウトプット」と「インプット」だった。

「前提としてあったのは、前職経験を活かし、価値が発揮できるか。アウトプットができるかといった部分でした。とくに前職時代、マイクロソフト社製品を扱っており、フィットする環境だと感じました」

そして、もうひとつが「インプット」だ。

「すごくシンプルに“成長したい”という思いが転職の理由でした。最上流に携われることに加え、最先端のテクノロジーを扱うこと、グローバルな環境があること、ここを企業選びの軸として考えていました」

それらの条件をすべて満たすのが、アバナードだった。

「有名なコンサルティングファームをはじめ、いくつか選択肢として考えていたのですが、最も理想とする環境がアバナードでした。面接において、プロジェクトの詳細や海外チームとの連携、働き方など、とてもオープンにお話が伺えた。非常に納得度も高く、入社の決め手になりました」

アバナード02

中国で育った牛さん。大学時代にはソフトウェアエンジニアリングを専攻し、日本の国内大手システムインテグレーターに2011年に新卒入社。そこでマイクロソフト社のプロダクトを中心としたシステムの設計~導入に携わり、2016年にアバナードにコンサルタントとして入社。2017年にはシニアコンサルタント、2020年にはマネージャーとなり、現在に至る。

「システム」ではなく、「人」を中心とした考え方へ

2016年4月、こうしてアバナードに入社した牛さん。働くなかで自身のマインドにも大きな変化があったという。

「アバナードに入社し、とくに多く担当してきたのが、グローバル企業の案件です。海外の拠点やグループ会社と、どうスムーズにコミュニケーションを取るか。クリエイションを発揮していくか。そのためのシステム統合など、さまざまなプロジェクトを経験することができました。そういったなかで、マインドも変わっていきました。「どんなシステムをつくるか」ではなく、誰が使うのか、なぜ、それを使うのか。そして使われるのか。「システム」を中心とした考え方から、「人」を軸とした考え方に変わっていったように思います」

とくにクラウド化が進み、エンタープライズ企業でもSaaSが主流の時代へ。求められるのも、いかに「使われるか」だという。

「SaaSが主流になると、サービスはすでに出来ていますので、“つくること”ではなく、“使うこと”を考えないといけません。たとえば、ひとつのツールを導入するにしても、従業員のみなさんは正しく使えるのか。どこまでの使い方をOKとするか、制限するか。教育をどこまで行うか。問題やトラブルが発生した時にどう対処するか。どれだけセキュアなワークスペースが構築できるか。考えることは非常に多い。多方面からの検討が必要となります。これらを整理し、まとめ、実装していく。そしてパフォーマンスの向上につなげていきます。必然的にプロジェクトの“Why”を探っていくようになりました」

アクセンチュア×マイクロソフトの強み

牛さんが感じるアバナードの強み、それは「エンタープライズ企業の商習慣、ビジネスモデルに適したソリューション」の提供だという。

「たとえば、同じ業界の企業であり、同じツールを使っていたとしても、会社によって方針やカルチャーは違うもの。すると、ツールやシステムに対する考え方も全く異なります。そういった点をいかにクリアしていくか。アバナードには、世界中のプロジェクト事例を通じたナレッジ、知見があります。さらにマイクロソフトのテクノロジーに精通する人材が豊富におり、アクセンチュアのコンサルティングの考え方、フレームワークがある。それらを組み合わせ、フィットしたアプローチができる。ここが最大の強みですし、クライアント企業から期待をいただけている部分だと思います」

こういった環境のアバナードで活躍していくために重要なこととは――。牛さんが考えるポイントについて伺えた。

「何事にもプロアクティブに動くことが求められると思います。やり方がわからないのであれば、キャッチアップを自らしていく。社内SNSなども活用して海外のメンバーに協力を仰ぐ。主体的に動ける方はスムーズにプロジェクトに入っていけると思います」

そしてもうひとつ、クライアント企業からの期待を把握し、そのギャップを埋めていくための動きも欠かせない。

「専門家としてクライアント企業から大きな期待をいただきます。その期待値を上回っていく。そのためにある程度、自分自身に厳しくしないといけないのかなと私自身は思っています。たとえば、アウトプットと求められるクオリティにギャップがあったとしても、それは成長の機会。さらに相手の期待を超えていくチャンスでもある。アバナードではそういったプロフェッショナルな考え方を持ち、活躍をしている人が多くいるように感じます」

アバナード01

経営陣・マネジメント層との距離が近いこともアバナードの特徴だと語ってくれた牛さん。日本のゼネラルマネージャーである安間裕氏から日本で働くメンバーに毎月届くメールも楽しみのひとつだという。「すごくおもしろいのが、2つのメールが送られてくること。1つ目は会社の方向性などを伝えるマジメな内容です。もう1つは安間さんの趣味、最近見た映画やドラマ、その他、生活のことなど、すごく人間味がある内容のものが届きます。すごくフラットな空気があり、前職と大きく異なる部分だと感じますね」

一つひとつの仕事がつながり、より良い社会へ。

そして取材の最後に伺えたのが、牛さん自身の仕事観について。彼にとっての「仕事」とは、一体どのようなもとして捉えているのだろうか。

「仕事は、私という個人、会社、そしてクライアント企業、全員がwin-winの関係を築いていくことだと思っています。私がバリューを発揮することで、クライアント企業の役に立っていく。すると、会社も成長していく。そこからまた新しい経験を通じて、私個人も成長ができます。こういったサイクルを回していくことでみんながハッピーになっていくことが大切だと考えています」

さらに俯瞰的な視点で見ていくと、その一つひとつの仕事は「社会に何かしらで貢献していくこと」だと牛さんは語る。

「もう少し大きな視点でいえば、どのような仕事も、社会にとって不可欠なものだと思っています。一つひとつの仕事の積み重ねが、間接的かもしれませんが、より良い社会につながっていくもの。持続可能な社会にとっても欠かせないものだと思います。そういった観点からすると、仕事は社会貢献の一部と言えるのかもしれません。そういった思いを大切にしながら今後も自身のバリューをしっかり発揮していければと思います」

アバナードの成長環境・カルチャー・トレーニング制度について

▼世界最大級のエンジニアコミュニティ
マイクロソフト社のプロダクトはもちろん、あらゆる製品、ソリューションについても共通して重要なことが学んでいけるアバナード。グローバルで約20年以上のITコンサルティングのナレッジを蓄積し、世界各国のITスペシャリストのコミュニティ、ネットワークを持つ。世界5万人の従業員が社内SNSを活用しており、いつでも交流できる。世界各国でのプロジェクト事例、技術情報が共有されている。社内SNS内での疑問や質問に対し、24時間の返信が期待できる。

▼年間に最低80時間のトレーニング
技術スキルに関するものから、自社開発の方法論やフレームワーク、ビジネススキル、リーダーシップスキル、英会話スキル、デザインシンキングを学べるものまでさまざま。集合研修はもちろん、任意参加の研修も豊富に取り揃える。また、アクセンチュアが提供しているトレーニング講座への参加ができる。

▼外部カンファレンス
マイクロソフトの技術において世界屈指のベンダーとして認知されているアバナードでは、マイクロソフト主催の研修はもちろん、外部のイベントに優先的に招待されるケースもある。最新のテクノロジー情報をキャッチアップできる。

▼資格取得費用を会社が全額負担
1回あたり1万円~2万円ほどの受験費用がかかるマイクロソフトの資格試験だが、2回目まで受講費用を全額会社が負担となる。

この記事を読んだ人におすすめの記事
最近ご覧になった求人に基づいたおすすめの求人
若手ハイキャリアのスカウト転職