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atama plus|コンサルティング営業、カスタマーサクセス…

国内市場をリードするEdTechスタートアップ。累計82億円調達「atama plus」の魅力

掲載日:2021/12/23更新日:2022/01/04
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塾・予備校向けにAI教材を開発・提供する「atama plus」。2017年に創業し、2021年7月にはシリーズBラウンドで51億円を調達。累計調達額82億円と急成長を続ける。国内市場はもとより、世界で戦えるポテンシャルを持つEdTechスタートアップ「atama plus」に迫ったーー。

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次なるユニコーンになるかーー教育を通じた社会変革に挑む「atama plus」

2017年創業のEdTechスタートアップ「atama plus」が大きな期待を集め、躍進を続ける。

2021年7月、シリーズBラウンドで総額51億円を調達。とくに注目されたのが、その引受先だ。

シンガポール政府が所有し、世界でも高い評価を受ける投資会社・Temasek傘下のPavilion Capital、そして上場前からSansanやfreeeなどに投資をしてきた米運用会社大手T. Rowe Priceなどが名を連ねる。

これは「グローバルで戦えるポテンシャルを秘めた、国内EdTech市場をリードするスタートアップ」としての注目の表れでもある。次なるユニコーンとも目される。

さらに話題となったのが、2021年6月に上級執行役員SVP Japan(メルカリグループ日本事業責任者)の青柳直樹氏が、「atama plus」のアドバイザーとして参画したことだ。また、2021年11月には、Sansan代表取締役社長/CEOの寺田親弘氏が社外取締役に就任した。 

「atama plus」が掲げるミッションは、テクノロジーを活用して、「基礎学力」を最短で身につけ、その分増えた時間で「社会でいきる力」を伸ばすこと。それによって自分の人生を生きる人を増やし、これからの社会をつくることを目指している。

そのミッションや創業当初からこだわる「カルチャー」に共鳴した、多彩で優秀な人材が在籍していることも特徴だ。約170名のメンバーたちの前職は、リクルート、マッキンゼー、BCG、野村総合研究所など。全員が「教育を通じて社会を変える」というミッションに共感し、入社を決めているという。

atamaplus(導入実績)

全国2600以上の塾・予備校で導入、『atama+』が提供する価値

21年12月現在、同社は国内市場で、塾・予備校市場を中心に展開している。世界第3位の国内教育市場約27兆円(*1) のうち、約1兆円(*2) にあたる市場だ。

すでに学習を個別最適化するAI教材『atama+』を導入する塾・予備校で、学力向上の実績が相次いでいる。例えば、駿台予備学校では、『atama+』を授業に組み込んだコースの在籍生徒の平均偏差値(英数物化)が、2ヶ月で+4.45上昇したという。 

『atama+』では、生徒が学習する間、AIが生徒の得意や苦手、つまずきなどを分析し、世界に一つだけのカリキュラムを1人ひとりにカスタマイズしてくれる。適切な教材を適切な順番で学習でき、結果的に最短ルートで、単元を習得できる。

同社によれば、『atama+』を体験した中高生から「夢中になって問題を解いていたら、短く感じた」「自分の苦手なところをピンポイントで提案してくれた」などリアルな声が寄せられており、反響は大きい。

わずか4年で全国2600以上の塾・予備校に導入。全国トップ100の塾の約3割でも活用されている。さらにシェアを拡大し、導入がスタンダードとなる日もそう遠くないだろう。

(*1) 三井物産戦略研究所「世界の教育産業の全体像」より
(*2) 矢野経済研究所

atamaplus(根本原因を特定)

例えば、高校1年の数1で習う「2次関数」。習得には、「一次関数」や「方程式の解き方」、「比例の式」など、100以上もの関連する単元の理解が必要となるが、つまずくポイントは生徒によって千差万別。『atama+』は、生徒の学習データから、一人ひとりの理解度を分析していく。結果、「Aさんは比例の式の理解度が不十分」、「Bさんは方程式の解き方を忘れている」のように、づまずきの原因を特定すると、世界で1つ自分専用カリキュラムが作成される。生徒が学習するほど、学習データが増え、AIの精度も上がっていく。

「AI」と「人」のベストミックス

『atama+』導入塾では、「AI」と「人」の強みをそれぞれ活かした、教育の新しい姿が広がっている。

生徒の強み・弱みの解析や自分専用カリキュラムの作成など、いわゆる「ティーチング」は『atama+』に任せることで、講師は勉強のやり方をアドバイスしたり生徒を励ましたりする「コーチング」に専念できるようになる。

講師向けのアプリ『atama+COACH』では、AIが生徒の学習の進捗や学習姿勢をリアルタイムで解析し、生徒一人ひとりの学習状況を「見える化」。

例えば、講師のタブレットには、「Aさんが、二次関数の合格間近です!褒める準備をしましょう!」「Bさんが、問題を解くのに標準の2倍以上の時間がかかっています」といった情報をリアルアイムに表示。講師はタブレットに表示される情報を基に、生徒に適切なタイミングで声掛けなどを行ない、学習をサポートしていく。

atamaplus-(授業風景)

提供元=栄光の個別ビザビ

新メンバーを募集、250名規模の組織へ

2021年7月の資金調達を経て、2021年12月現在170名規模から人員の更なる拡大を目指し、キャリア採用を強化していく。

2021年12月現在、営業企画、コンサルティング営業、カスタマーサクセス、コーポレート系職種などの募集が行われていた。

atamaplus(集合写真)

いずれも共通して求められるのは、ミッションに共感できるかどうか。

教育を通じて、社会の真ん中を変えていく。同社のミッションに共感する方にとっては、見逃せない求人募集となりそうだ。

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