INTERVIEW
日本銀行|総合職

「日本銀行」で広がる、キャリアの可能性。多様な職務経験・ジョブローテーションによって得られた成長機会

掲載日:2022/02/28更新日:2022/03/14

「日本銀行には自身のキャリアの可能性を広げていける環境があります」こう語ってくれたのが、同行で働く高田良博さん。政府系金融機関を経て日本銀行に入行。多様な部署で業務を経験するジョブローテーションによって活躍の場を広げてきた。日本銀行で働くことで得られる成長機会について伺った。

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政府系金融機関から日本銀行へ

はじめに、前職での仕事内容について伺ってもよろしいでしょうか。

前職では、政府系金融機関に約3年間勤務していました。融資担当部門で海外融資案件に携わったり、財務部門で資金調達に携わったりしました。特に若手という立場でありながら、責任ある業務に取り組ませてもらうことができ、成長を感じることが出来ました。優秀な先輩、上司に指導していただいたことも大きな財産になりました。

そこからなぜ転職を考えるようになったのでしょうか?

今振り返るとですが、「転職をしよう」ではなく「日本銀行で働きたい」が先にあったように思います。学生時代から日本銀行の存在は知っていたのですが、正直、その当時は、あまり具体的な業務内容、職務領域がイメージできず、関心は持てていませんでした。ですが、金融機関で働くなかで、その役割の重要性について充分に理解できるようになり、そういったタイミングで日本銀行が中途採用を行なっていることを知りました。調べていくうちに、非常に多岐に亘る側面から金融に関与していることが、具体的なイメージを持って理解できました。この機会に応募しなければ後悔する。挑戦せずに後悔はしたくない。そういった思いで門戸を叩き、入行のご縁をいただきました。

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ジョブローテーションによって広がるキャリアの可能性

入行前と入行後で「日本銀行」に対するイメージの変化、発見などあれば教えて下さい。

経験者を中心とする中途採用であれば、知識、経験、スキルが活かせる配属と異動が一般的かと思いますが、私の場合は多少異なる部分が多かったと思います。日本銀行のなかで非常に幅広い部署で業務を経験することができました。

具体的にお話しすると、入行後しばらくは国際局で「日本銀行が保有する外貨資産に関する事務 」を担当しました。その後、金融機構局で「金融機関の考査・モニタリング」を、さらに金融市場局で「外国為替関連事務」を経験しました。

再び国際局に戻ったのですが、そこで経験したのは「国際会議の企画・調整」でした。そして名古屋支店に移って東海3県の経済調査、本店に戻った今は調査統計局で短観の作成…と、さまざまな経験を重ねてきました。

振り返ってみれば、これらのジョブローテーションによって「ゼネラリスト」としての成長機会を得ることができました。当然、異動に伴い、その都度、新しい環境や業務に慣れていく必要はあります。ですが、それぞれの部署で得た知見を、他の部署で活かすことで、自らも成長が実感できましたし、異動先の部署でも良い影響を与えられたと感じています。さらに、異動先では新たな同僚と仕事をするため、行内の人的ネットワークを構築することができました。現在は、キャリアを重ね、所掌事務全体に責任を持つ管理職、マネージャーの立場を任されるまでになりました。転職当時には想像もできなかったキャリアですが、これまでの経験は全て活きています。グループ全体のチーム力を最大限引き出し、信頼できるグループの仲間と職務を遂行しており、非常に大きなやりがいを感じています。

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自身が気づかなかった「活躍の舞台」が、日本銀行にはきっとある

最後に日本銀行への応募を検討している方にメッセージがあればお願いします。

私自身の体験談からお話しすると、日本銀行には実に多様な仕事があるため、可能性に蓋をするのではなく、ぜひまずは挑戦してもらいたい、ということです。私の入行当時を振り返ってみても、キャリアが浅かったこともあり、「すぐに活かせるスキルを全て持っていた」とはとても言えませんが、それでも、さまざまな経験を通じて成長することができたと思っています。それに、もしかしたら、ご自身では気づいていなかったような、日本銀行で活かすことのできる経験やスキルが、入行してみて初めて見つかることもあるかもしれません。

感染症対応、気候変動、決済のデジタル化など、今まさに日本銀行として向き合っていく課題が多くあり、業務や求められる役割も変化を続けています。前職の経験、スキルは非常に重要ですが、そういった意味では変化に適応し、さらに成長し続けられることこそ重要な素養と言えるのではないでしょうか。挑戦せずに後悔するくらいならば、ぜひこのタイミングで挑戦してみていただければと思います。

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