REPORT
脱炭素社会に向けて

EVシフトで「移動」の未来をつくる。自動車メーカー特集

掲載日:2022/09/02更新日:2022/11/29
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近年、EV化の動きが急速に進み、大きな変革期にある自動車業界。各社の動向について、求人と合わせて見ていこう。

トヨタ自動車

トヨタ自動車は、EV戦略として、2022~30年で電動化投資に8兆円を投下する発表。2030年にはEVを世界で年350万台販売していくとした。同時に、EV用電池向けの投資額を引き上げを実施。さらに2035年までにはレクサスをEV専門ブランド化していくという。

トヨタ、30年までにEV投資4兆円 欧米勢を猛追|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFD207CA0Q1A221C2000000/
第31回:目指せ年間350万台! 前のめりなEV戦略にみるトヨタの狙い(後編)|WebCG
https://www.webcg.net/articles/-/45656

フォルクスワーゲングループ

フォルクスワーゲンをはじめ、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーなど、多数の世界的ブランドを持つ、世界最大級の自動車メーカーグループ。2022年から5年間で次世代の電動化技術をはじめとした研究開発費に、約11兆5,000億円(890億ユーロ *)を投じると発表。2030年までに新車販売の50%をEVに。さらには2030年までに1台あたりのCO2排出量を40%削減していくことにつなげていく。

 (*)VW、新技術投資を5年で11.4兆円に増額-テスラを追撃|bloomberg
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-09/R3UQ15T1UM0W01

日産自動車

日産自動車はEVシフトに向けて、2兆円投資を投資していく。さらに、同社が取り組むのが、これまで実用化が難しいとされてきた、「全個体電池」の量産だ。全個体電池は、液体リチウムイオンバッテリーと比べ、エネルギー密度が2倍に。充電時間は3分の1に短縮できる。これを2028年までに量産体制を構築していく。

日産、2028年半ばまでに全固体電池を量産開始へ 2024年に横浜でパイロットプラント立ち上げ|Car Watch
https://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1384093.html

本田技研工業

2030年までにグローバルで30機種のEVを展開し、年間200万台超を生産する計画。日本では2024年前半に、商用の軽EVを100万円台で投入予定。また北米では2024年に中大型クラスEVを2機種、中国では2027年までに10機種のEVを投入する計画も。

四輪電動ビジネスの取り組みについて|本田技研工業
https://www.honda.co.jp/news/2022/c220412.html

スズキ

日本、インドを含めて、2025年までにEVを投入していく予定を発表している。トヨタとの共同開発も活用しながら軽自動車EV、小型車EVの開発を進め、日本国内では2025年までに軽EVを投入する予定だという。

スズキ中期経営計画(2021年4月~2026年3月)|スズキ
https://www.suzuki.co.jp/corporate/csr_environment/intro/plan.html
スズキらしい軽EVで勝負する…スズキ 取締役専務役員 長尾正彦氏|レスポンス
https://response.jp/article/2022/06/15/358657.html

スバル

2030年までに、世界の新車販売の4割以上をEVとハイブリッド車(HV)にすることを目指しているスバル。2021年11月には、トヨタと共同開発したEV専用のプラットフォームを初めて採用した、新型EV(電気自動車)「SOLTERRA(ソルテラ)」を公開している。

スバル、世界向けEVを初公開 四輪駆動に強み|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC107MC0Q1A111C2000000/

いすゞ自動車

トラック・バスメーカーのいすゞ自動車。2022年より、EVトラックの量産を始める。カーボンニュートラルの普及により、サプライチェーン全体を通してCO2の削減に取り組む潮流が起きている。これにより、多くの事業者が自社の荷物が出すCO2の量を注視するように。地域の配達拠点と最終配送先までの「ラストワンマイル」で活用が見込まれるという。

いすゞがEVトラック量産 国産で初、中国勢に対抗|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC013LY0R01C21A1000000/
脱炭素 EVトラック開発加速 日野といすゞ 初の小型量産車発売へ|SankeiBiz
https://www.sankeibiz.jp/article/20211211-3SATFUBZ6NNARM3RFA4P3EZZBE/

Tesla Motors Japan合同会社

時価総額では1兆ドル(約110兆円)を突破ーー米国最大級の企業であり、電気自動車専門メーカー「テスラ」(*1)。米国市場において、シェア8割弱を占める(*2)。2022年度以降の製品ロードマップとしては、工場の数も増やし、毎年50%以上のペースで生産台数を伸ばしていく計画だ(*3)。

(*1)テスラの時価総額100兆円超 「GAFA」が「GATA」にも|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC287IV0Y1A021C2000000/
(*2)自動車大国アメリカで「テスラが売れる」理由…EV生活は消費者のマインドを変える|BUSINESS INSIDER
https://www.businessinsider.jp/post-256970
(*3)テスラ2022年度以降の製品ロードマップ速報~2万5000ドルEVは発表せず|EVsmartブログ
https://blog.evsmart.net/tesla/tesla-2022-product-roadmap/

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