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フォルクスワーゲングループジャパン

EVに巨額投資、VWが構築する次世代モビリティビジネス。11兆円超の研究開発費を投入へ

掲載日:2022/03/18更新日:2022/09/01
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売上高28兆7,000億円超(*1)を誇る、フォルクスワーゲン(VW)グループ。フォルクスワーゲンをはじめ、アウディ、ポルシェ、ランボルギーニ、ベントレーなど、多数の世界的ブランドを持つ、世界最大級の自動車メーカーグループだ。いま自動車は "100年に一度の変革期" とも言われる時代へ。同グループはこの激変の時代を、どのような戦略で切り拓いていくのか。日本法人「フォルクスワーゲングループジャパン」の求人とともに、見ていこう。

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EVに巨額投資。VWは、持続可能なモビリティとして第一想起されるブランドへ

われわれは2030年までにVWを再発明(Reinvention)するーー

これは2021年7月、フォルクスワーゲンCEOヘルベルト・ディース氏が宣言した言葉だ。

事実、2021年12月、2022年から5年間で次世代の電動化技術をはじめとした研究開発費に、約11兆5,000億円(890億ユーロ *2)を投じると発表。あくまでも2021年3月期における発表だが、トヨタ自動車の研究開発費が年間1兆904億円(*3)である。純粋な比較は難しいが、VWにおける新技術開発に対する大胆な経営スタンスが伺える。

2021年7月に発表した、2030年までの新戦略「NEW AUTO」では、とくに「デジタル化」「電動化」に、多額の資金を投下していくとした。

ここに注力していくことにより、2030年までに新車販売の50%をEVに。さらには2030年までに1台あたりのCO2排出量を40%削減していくことにつなげていくーー。

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メカ、ソフト、両面においてプラットフォームを構築へ

EVの販売台数を伸ばしていくーーそのビジョンに向けて、具体的にどういった戦略を描いているのか。

たとえば、メカトロニクスに関していえば、これまで各ブランドごとにバラバラに存在していたプラットフォームを統合しSSP(スケーラブル・システム・プラットフォーム)を構築していく。

従来、各ブランドが独自で開発を行なってきたため、車の構成は複雑に。かつ開発コストもふくれ上がっていた。

こうした生産における非効率を解決していくため、車をプラットフォーム、ソフトウェア、パワートレーン、バッテリーなどに分割して開発し、それぞれパーツごとに統一規格を構築。各ブランドは、パーツごとにそれぞれの車種に合うものを選択し、各ブランドに合ったデザインを施す形で車を構成していく。

統一規格の電気自動車のアーキテクチャーにより、生産の複雑さは大幅に軽減されていく。統一規格を用いた開発手法自体は、同グループに限らず、自動車業界では世界的に取り入れられるようになってきている。とはいえ、人気ブランドを複数傘下に持つ同社がここに取り組んでいくことは、市場に大きなインパクトをもたらすはずだ。

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もう1つ、ソフトウェアに関しても、フォルクスワーゲングループの自動車ソフトウェア企業「CARIAD」が主導し、全てのグループ企業が利用できる基幹ソフトとしてのプラットフォームを構築していく。

このプラットフォームは、統一のビークルOS、自動車用クラウド、自動運転レベル3~4への対応が可能な機能、ユーザー体験のための機能、自動充電機能などを搭載する。

これによって、ユーザーは、ライフサイクルを通じて車両を最新の状態に保ち、新しい機能をインストールすることにより継続的な利便性を享受できるようになる。

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EV普及に向け、バッテリー生産と充電ネットワーク強化も進む。たとえば同社では2030年までに、ヨーロッパ内に6つの大規模バッテリー工場「ギガファクトリー」建設を予定。コストを最大50%削減し、グループ傘下ブランドによる電気自動車の約80%搭載を視野に、統一規格のバッテリーセルフォーマット導入を計画している(*4)。加えて、ハードウェアの充電からエネルギー管理サービスまでのワンストップソリューションを、顧客に提供する予定。最終的には、充電とエネルギーのシステム全体を構築し、顧客にとって利便性の高い充電サービスを確立し、さらなるビジネスチャンスを生み出すことを想定しているという。こういった電力関連のビジネスは、2030年までにVWグループの中核事業になると位置付けられる。

今後主流となるであろうEVのプラットフォームにおいて、業界の新しいスタンダードを構築していく。さらには、これらのプラットフォームはグループ内すべての車両への導入はもちろん、他メーカーへの提供も想定されている。そういった意味で、完成車の販売のみならず、プラットフォーマーとして、新たなビジネスモデルを描いていくと見ていいだろう。

激変の自動車業界。フォルクスワーゲングループジャパンで新たなチャレンジを

同グループ・フォルクスワーゲン AGにおける日本法人となる「フォルクスワーゲングループジャパン」では、新たなメンバーの採用へ。

同社は日本においてフォルクスワーゲンの車両および部品の輸入販売、各種マーケットリサーチ、広報・宣伝活動、ディーラー開発および支援、アフターサービスを手がける。

とくに2022年1月には、アウディジャパン(AJ)の吸収合併を発表した。同社が輸入販売を手がけるフォルクスワーゲンとベントレー、アウディジャパンの下で輸入販売されているアウディとランボルギーニの4ブランドを一つの法人の下に再編。

電動化やデジタル化など、未来のニーズに確実に応えられるよう、グループとしてのシナジーを生かしたビジネスモデルを展開する戦略の一貫として、実施された。

現在、電気工学エンジニア、購買担当、デジタル&エレクトロニクスリサーチャーなどのポジションを募集している。

大きな変革期にある自動車業界において、多くのチャレンジの機会も得られるはずだ。ぜひ実際の求人をチェックしてみてほしい。

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参考:
(*1)2020年度実績:2228億8400万ユーロ
https://response.jp/article/2021/03/01/343553.html
(*2)VW、新技術投資を5年で11.4兆円に増額-テスラを追撃https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2021-12-09/R3UQ15T1UM0W01
(*3)トヨタ、研究開発費を200億円上積み 上期決算、自動運転開発を拡充か
https://jidounten-lab.com/u_32433
(*4)新戦略「New Auto」はフォルクスワーゲン・グループの目指す近未来戦略
https://autoprove.net/imported-car/vw/199884/

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