REPORT
ヤマハ発動機株式会社

2021年上期に過去最高益を達成。ヤマハ発動機が、次なる成長領域「協働ロボット」市場開拓に向け本格始動

掲載日:2021/10/11更新日:2021/10/12
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バイク事業を主軸としてグローバルに展開する輸送用機器メーカー、「ヤマハ発動機」。既存事業を主軸に、マリン製品、電動アシスト自転車、産業用ロボットや無人ヘリコプター、さらにはプールまで、幅広い事業を展開する。とくに2030年に向けて、「ロボティクス事業」を強化していく。

二輪のジャパンブランドが、次なる成長領域へ、アクセル

人手不足や変種変量生産を大きく後押しすることが期待される「協働ロボット」の市場は、18年度は600億円ほどだが、25年には4000億円以上との見方も(*1)。中国を中心に、全世界的に省人化投資が世界的にも加速している。

こうした中、本格的にロボティクス事業に注力していくことを発表したのが、「ヤマハ発動機」だ。

言わずと知れた日本屈指の輸送用機器ブランド。二輪事業をはじめ、15を超える事業をグローバルに展開。180の国と地域で製品を販売し、主軸の二輪車で10%近い世界シェアを持つグローバル企業でもある。

同社が長期ビジョンとして掲げるのは、「ART for Human Possibilities」というスローガンだ。

・ロボティクスを活用し(Advancing Robotics)
・社会課題にヤマハらしく取り組み(Rethinking Solution)
・モビリティに変革をもたらす(Transforming Mobility)

これらによって、人々の可能性を拡げ、2030年に向けてより良い社会と生活の実現を目指していく。

同社は、2021年上期の決算では、売上高は9201億円(前年同期比34.2%増)(*2)となり最高益を記録。すべての事業で増収増益を達成した。こうした売上基盤をもとに、今後は特に成長率の高い「ロボティクス事業」へ投資をしていく。

ヤマハ発動機の事業一覧
■ランドモビリティ事業
二輪車、中間部品、海外生産用部品、四輪バギー、レクリエーショナル・オフハイウェイ・ビークル、スノーモビル、電動アシスト自転車
■マリン事業
船外機、ウォータービークル、ボート、プール、漁船・和船
■ロボティクス事業
サーフェスマウンター、半導体製造装置、産業用ロボット、産業用無人ヘリコプター
■金融サービス事業
同社製品に関わる販売金融及びリース
■その他
ゴルフカー、発電機、除雪機、汎用エンジン、自動車用エンジン、自動車用コンポーネント、電動車いす

ヤマハ発動機の特長
主力の二輪車では、80の国や地域で展開し、販売台数は累計537万台を誇るヤマハ発動機。その強みといえるのが、実に約90%を海外売上高が占める点だ。その根幹にあるのは、古くから根付く地域によって異なる需要に適切に応える独自の姿勢。業界でも先駆けて「BOPビジネス(*)」に着手した企業としても知られており、現地のニーズを汲み取ることに長けている。

(*)途上国の低所得者層(BOP層)にとって有益な製品・サービスを提供することで、当該国の生活水準の向上に貢献しつつ企業の発展も達する持続的なビジネス。

 

ヤマハ1

 

「協働ロボット市場」における先行プレイヤーへ

好業績を記録した同社のなかでも、とくに高い伸び率を記録しているロボティクス事業。事実、2011年度時点での売上高343億円から19年度には756億円と2倍以上に(*3)。ランドモビリティ事業、マリン事業に次ぐ、第三の中核事業となりつつある同事業部では、すでにユニークな取り組みが行なわれている。

その1つが、2020年12月に発表した、早稲田大学発のスタートアップである東京ロボティクスと共同で取り組む、「協働ロボットの実用化」に向けた取り組みだ。

「協働ロボット」とは、読んで字のごとく、人と一緒に働けるロボットを指す。特長としては、たとえ近くで作業する人に軽く接触したとしても、瞬時に停止。安全かつ効率的に作業を進めることを可能にする。

2024年には、国内外において年間3000台程度の販売を見込んでおり、さらに狙うのはその先、まずは協働ロボット市場におけるシェア10%を押さえにいくことだ。未だ黎明期にある協働ロボット市場。ヤマハ発動機は、その開拓者となっていく。

ヤマハ(協働ロボット)

2020年12月に公開された、開発中の協働ロボットの試作機。ロボットの全軸に組み込んだ高精度な力センサーにより、繊細な力の検出や制御が可能。

「仕組み」と「惜しみない投資」で創造を支援

主軸のバイクを軸に、様々なプロダクトを生み出してきたヤマハ発動機。新たな事業を育てていくための、仕組みや設備投資にも積極的だ。ここではその一部を紹介していこう。

エボルビングR&D活動(通称5%ルール)
同社の研究部門に存在する、業務時間の5%を日々の研究とは関係ない自発的な研究に充てるよう奨励する制度。エンジニアとして幅を広げていくことを応援する。

たとえば、過去には、二輪レース競技「トライアル」趣味としていた一人の社員の自由研究を発端に、様々な部署から15名ほどがあつまり、「電動トライアルバイク」の開発チームが発足。ほかにも、「二輪車のような航空機」の開発を目指すグループも存在する。

デザイン拠点「イノベーションセンター」
2017年2月、新たなデザイン拠点として「イノベーションセンター」誕生。総額で21億円を投じ、VRを取り入れた設備などを導入した。それまで複数の建物に分散していたデザイナーやエンジニアなどを集結させ、共創できる開放的なオフィス空間を整えることで、新製品のデザイン作業の効率を上げることはもちろん、イノベーション喚起や先行開発につなげる狙いだ。

自らのアイデアを次々と試し、ときには部署の垣根を超えコラボレーションしていける。そんなフィールドが広がっていると言えそうだ。

ヤマハ発動機(イノベーションセンター)

静岡県磐田市にあるイノベーションセンター。地上5階建て、延べ床面積が8634㎡。4Kの高精細画像を映し出す4.5m×3mの大型スクリーンなどを完備。3次元の設計データを元に新製品のカラーを変え、VRを活用して印象の変化などをチェックしたり、海外拠点と同じ映像を見ながらデザイン検討したりすることも可能。最上階には自然光で製品の仕上がりをチェックするターンテーブルも設置されている。

ロボティクス事業部で、新メンバーを増員

こうしたなか、2021年10月現在、キャリア採用を強化している同社。とくにロボティクス事業において積極的に増員を行なっていく。

とくに、今回募集を行なうのが、

「産業用ロボット向けのAI/アルゴリズム開発」
「産業用ロボット向けの画像認識ソフトウェア開発」
「自律移動ロボットのフリートマネジメントシステム開発」
「人協働ロボット、産業用ロボットなどの電気/回路設計」

などのポジション。

同部署には、メカトロニクス、制御ハードウェア、組込ソフトウェア、画像認識、AIなど、多種多様なエンジニアが在籍。前職は、工作機器メーカー、生産設備メーカーなど。さまざまなスキルを持つ専門家集団と共に、新たな製品分野・技術領域にチャレンジしていける環境だ。

労働者不足、スキル伝承問題、人件費高騰などの社会課題を背景に、さまざまなシーンで活躍が期待されるロボット。こうした今後成長が見込まれる領域に携わり、世の中にインパクトをもたらしていきたい。卓越した技術力を持つ企業で、モノづくりを通してスキルを磨いていきたい。そういった方にとって、見逃せない求人募集といえそうだ。

参考:
(*1)ヤマハ発動機、協働ロボ参入 「市場の10%取りたい」| 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54732510T20C20A1000000/
(*2)ヤマハ発、上期の過去最高益 「半導体は言い値で取引」|日経XTECH
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/news/18/10954/
(*3)ヤマハ発動機 自由が育てる「社内起業家」」|日経ビジネス
https://business.nikkei.com/atcl/NBD/19/00114/00073/

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