INTERVIEW
アマゾンジャパン|ビジネスインテリジェンスエンジニア

26歳でアマゾンの財務・経営企画に挑戦。異業種から選んだ、世界有数の「経営データ分析」ができる環境

掲載日:2022/05/19更新日:2022/05/19
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アマゾンジャパンが財務・経営企画部門をはじめとする日本本社採用を強化する。今回は26歳で同社にビジネスインテリジェンスエンジニアとして入社した大谷健斗さん(28)を取材した。異業種・異職種出身の大谷さん。彼が求めたのは「経営データ分析」を極められる、世界有数のデータドリブンな環境だったーー。

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世界有数のデータドリブンカンパニーへ

「世界有数のデータドリブン企業であるアマゾンでなら、自分の理想とするデータ分析の仕事ができる。僕が求めている全てがあると思いました」

こう語ってくれたのは、アマゾンジャパンのオペレーションズ・ファイナンス部門でビジネスインテリジェンスエンジニアとして働く大谷健斗さん。

もともとは航空業界で飛行機のメカニックとして働き、2019年、26歳のときにアマゾンジャパンへ転職した。

「航空宇宙工学の学士課程にいたのでそのまま航空業界に就職したのですが、学ぶなかで身につけた画像解析や数値モデリングなどデータを扱う仕事にも興味がありました。その専門性を磨きたいと一念発起したときに出会ったのがアマゾンジャパンでした。決め手は自分なりにデータを使ってどういう経験をしてきたか見てくれたこと。職種だけ見れば「未経験」なのですが、在庫管理の自動化ツールやダッシュボード、機械学習プログラムなどを自作していて。今から思えば効率的なやり方ではなかったと思うのですが、トライ&エラーをしながら改善に取り組んだことを全力で伝えたところ、ポジティブなリアクションがもらえました。アマゾンはデータドリブンな会社としても知られていますし、「ここしかない」と思い入社しました」

アマゾンジャパンにおける財務・経営企画部門の役割、そして働く魅力とは?大谷さんのストーリーと共に見ていこう。

アマゾンジャパン02

大谷健斗(28)
東京大学工学部航空宇宙工学科を卒業。2018年に新卒で全日本空輸に入社。電子装備品整備に携わる。2019年にアマゾンジャパンへ。現在、OpsFinance部門のBIE(Business Intelligence Engineer)チームにてビジネスインテリジェンスエンジニアとして働く。

アマゾンの経営方針を司るファイナンス部門

大谷さんが所属するのはオペレーションズ・ファイナンス部門。Eコマースの裏側、「物流」の一連のオペレーションに関わるコスト管理を管轄する。しかし、ただ数字を管理するだけがアマゾンのファイナンス部門の役割ではない。アマゾンが目指す4つの状態を実現することがゴールだ。

1.最適な在庫配置
2.当日・翌日配送を叶えるスピード
3.梱包を破損させずに届ける「配送クオリティ」
4.1~3の低コスト化

この実現に向け、投資などを計画・実行し、そのパフォーマンスを測るまでの一連の流れを担当する。

「新たに物流関連施設を建てる、人材を増やすなど、ビジネス上の重要な意思決定や、来期予算策定にも関わっていきます。僕が所属するBusiness Intelligence Engineer (以下「BIE」)チームは、その中でも意思決定の土台になる各データにおける職責を担います。データに基づいた判断が正しく、かつ効率的に行なえるよう、データ環境を整備し、データ可視化や高度な分析によりインサイトを提供することがミッションと言えます」

その業務を進めていくうえでの醍醐味とは?

「ビッグテックと呼ばれる企業ならではですが、誰でもデータが使えるようにインフラが整備されています。膨大なデータを保管するシステムがあり、あらゆるデータが蓄積されている。もちろんデータのセキュリティに応じた権限管理がされていますが、権限を取得さえすれば蓄積された膨大なデータを取り出して使うことが可能です。この膨大なデータと、AWSや社内で開発されたコードを組み合わせて理想のデータ分析環境を構築していく 。僕のようなデータ好きにはたまらない環境です(笑)」

アマゾン01

所属するBIEチームは5名。データ系のプロダクト開発経験者、データ分析に強いマーケター、データサイエンティストなど多国籍なメンバーが活躍している。「男性社員の育休取得率も非常に高いです。子どもの送り迎え・病院への付き添いなどで早くあがるといった柔軟な働き方をしやすい環境につながっているのかなと思います」

ルールに縛られず、夢中で遊んでいる感覚

続いて伺えたのが、ずばり「アマゾンで働く魅力」について。

「常に仲間と議論しながらトライ&エラーをしていける。アマゾンには求めていた以上の環境がありました。会社から与えられる「こうしなさい」といったアサインメントは少なく、基本的に全て自分たちで議論して進めていきます。大企業ではありますが、ベンチャー企業の集合体のような感覚に近いのかなと思います。僕の所属するBIEチームでは、果たすべきミッションは大きな方針としてあるものの、「いつまでにこのプロジェクトを遂行しなければならない」といった細かい決まりはありません。「理想のデータ環境とは?」から自分たちで考え、そのための打ち手として何がベストか、仲間と議論しながらスピード感をもって形にしていく。自分たちで試行錯誤しながら進めたいと思っていた僕にとっては、最高にエキサイティングな環境です。僕はプライベートでも趣味の一環でコーディングをしますが、会社ではそれを仲間とできる。僕個人としては、アマゾンでの仕事は夢中で遊んでいる感覚に近いです」

同時に、自分で考えて動けない人にとっては厳しい環境とも言える。

「アマゾンの行動指針である Leadership Principlesに、『Learn and Be Curious』という言葉があります。言葉の通り、「自分自身を向上させ続け、新たな可能性に好奇心を持ち、探求しよう」という意味。これは「自発的に勉強しよう」という意味合いも込められています。会社が目まぐるしく拡大するなかでは明確なオペレーションが確立されていないことも多いため、自ら調べ、ときには他の国の有識者に聞いて回ったりしながら情報をキャッチアップしていくといったアクションも必要です」

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入社後スムーズに慣れていくためのサポート体制は整っていた、と大谷さん。「入社後3か月間がon boarding(新人研修)期間です。例えば、仕事でよく関わるメンバーのリストが共有され、「まずは◎◎さんと会話してみよう」といったガイドがあったほか、読んでおくべき資料なども共有してもらいました。また、メンバー全員が「新人をサポートしていこう、忙しくても合間を縫って応えよう」という共通認識を持っています。この期間で必死にキャッチアップしましたね」

自分のキャリアは、自分でつくる

入社から2年半が経った今、大谷さんが見据える今後の目標とは?

「もっとテクニカルスキルを磨き、データをうまく扱えるようになりたいです。最近感じるのは、データの領域は現在どんどん進化していて、みんなベストプラクティスを模索している状態だということ。とくに、会社が急速に成長していく環境下では、前と同じ手法が今回も通用するとは限りません。「まだまだ膨大なデータをうまく扱う能力が足りてない」というフラストレーションを常に感じています。

実はこの秋から仕事以外の時間を使って海外の大学院にオンラインで通う予定です。データ領域で次々に生まれる新しい技術を取り入れながら、より良いデータ環境を実現し、ビジネスにインパクトをもたらす分析ができるよう、深く技術を理解し仕事の幅を広げていきたいと思っています。自分がどうしたいか次第でキャリアを考え、築いていける。自分で自分のキャリアに責任を持てている感覚があり、非常にワクワクしています。そのさらに先には、データが散在しているような環境下においても、データ活用の戦略を考え、マネジメントしていくような経験も積んでいきたいと思っています」

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好きなカルチャーの1つとして「個人のチャレンジやキャリアを尊重し、応援してくれる風土」を挙げてくれた大谷さん。大学院に通う決断についても、仲間が応援してくれたと語る。「マネージャーは、僕がどういう仕事をやりたいか、どういうキャリアを歩みたいか。親身になってヒアリングしてくれます。秋から通うことになった大学院の入学に必要な推薦状も、快く書いてくれました」

最後に伺えたのが大谷さんの仕事観について。彼にとっての「仕事」とは一体どういったものなのだろう。

「自分という人間が、どういう人生を過ごしたいのか。その自己実現の手段の一つが仕事だと考えています。仕事は自分の人生のほとんどの時間を使うものだから、僕は自分が夢中になって取り組めることがしたい。楽しいと思って取り組めている方が幸せですよね。僕個人の考えですが、仕事が楽しくなかったら、仕事後の時間をどれだけ充実させたとしても物足りなく感じてしまう。60歳で定年とかではなく、自分が面白いと思って夢中で学び身につけた能力を誰かが求めてくれる限り働いて、人生を充実させていきたいと思っています」

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