スニーカー&トレカフリマアプリ『SNKRDUNK(スニーカーダンク)』を手がけるSODAが躍進を続ける。2021年7月にCtoCマーケットプレイスの「モノカブ」を買収、同月に62億円を調達し累計調達額は87億円へ。さらに同年12月にはSoftBank Vision Fund 2より資金調達を実施し評価額は約380億円へ達する。国内事業の拡大やアジア市場の獲得などに向け、Webエンジニア、カスタマーサポート、物流・在庫管理者、倉庫内オペレーション管理者 、マーケターなどの職種で採用を強化していく。実際の募集内容とともに、事業の詳細や今後の展望について見ていこう。
「世界中が熱狂する次のマーケットプレイスをつくる」をミッションに掲げ、2019年9月からスニーカー売買をスタートしたSODA。
そして2022年現在、『SNKRDUNK(スニーカーダンク)』はスニーカー・トレカ・ハイブランド領域において日本最大級の取引実績をもつCtoCサービス(*1)へと成長を遂げている。
成長の理由の1つとなっているのが、独自の真贋鑑定だ。模倣品や偽造品の流通が課題となるCtoCの個人取引において、同社ではスニーカー・ストリートウェア・トレカ・ハイブランドなど、全取引商品においてカテゴリ別鑑定チームによる鑑定を実施。この専門性に加え各カテゴリごとの最新情報を網羅したメディア機能、ストリートカルチャーに特化した国内唯一のSNSコミュニティ機能をプラットフォーム内にある点も、非常にユニークかつ独自の強みになっている。
(*1)CtoCは、Consumer to Consumer=個人間取引の略称。2020年の国内CtoC-EC市場規模は1兆9,586億円で前年比 12.5%増となっている(経済産業省の市場調査)。
SNKRDUNK(スニーカーダンク/スニダン)
月間400万人以上が利用する国内最大級のスニーカー&トレカフリマアプリ。スニーカー売買からスタートし、現在ではストリートウェア、トレカ、ハイブランドなどファッション・コレクティブ領域のアイテムを広く取り扱う。独自の鑑定データベースを構築し、現在鑑定精度は99.96%となっている。(2021年3月1日~2022年3月31日の取引数から算出)
もう1つ注目したいのが、SODAの直近の動向について。
2022年9月にはオンラインセレクトショップ「HEADLINER」がオープン。国内外ファッションブランドの新作をはじめとした「1次流通」と、「2次流通」が混じり合う、次世代型マーケットプレイスの実現を目指す。今後はブランドと共同にエクスクルーシブ(独占)の商品等を展開し、スニダン内でしか購入できない商品を販売する予定だという。
さらに、企業として今後見据えるのがアジア制覇だ。その第一歩として2021年9月にはシンガポールに拠点「SODA Singapore INT PTE. LTD.」を設立。アプリは日本国内とは別で開発しており、現地メンバーの採用や、実店舗のオープン等でローカライズを進めている。
また、今後はオーストラリア、香港などの市場獲得を進めていく計画もあるという。
国内での事業拡大と並行して、グローバル展開を加速へーー各地でサービスのローカライズ・横展開を推進していく。
設立5年目を迎え、急拡大期を迎えたSODA。その中でも特に採用を強化するのが「Webエンジニア」「カスタマーサポート」「物流・在庫管理者」「倉庫内オペレーション管理者」「マーケター」の5職種だ。ともに、サービスの利益の要=オフェンス部分を担当する職種。今後、より積極的に事業展開していくための重要ポジションと言えるだろう。
最後に、実際に働く上で気になる同社のカルチャーなど、SODAを知る上でのキーワードについても触れておこう。
●風通しの良いカルチャー
縦・横・斜めの部署間で、一体感ある組織。必要な情報は網羅的に公開されている。また傾聴の姿勢を持つメンバーが多いためボトムアップで意見も言いやすい風土。
●多様な人材
IT業界出身者を中心に、ロジスティクス業界、コンサル業界など多様なバックグラウンドを持つメンバーが在籍。
●「対応力」「スピード感」
活躍する社員の共通項として「対応力」「スピード感」などが挙げられる。変化の激しい業界のため、キャッチアップのスピードが早く、柔軟に対応できることが活躍のポイントとなる。
●働きやすさを実現する制度
・ラーニング制度…書籍やセミナー等の自己研鑽に使える手当(月額1万円以内)
・定期健康診断、インフルエンザ予防注射
・デュアルディスプレイの貸与
・フリ―ドリンク、オフィスコンビニ
・髪型、服装自由
・Smart相談室