INTERVIEW
インフキュリオン|シニアコンサルタント

Fintech×新規事業特化ファームで働く選択肢。26歳の彼女が選んだ、自らを磨き続けられる環境

掲載日:2022/12/08更新日:2022/12/08
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日本コカ・コーラ、JCB、りそなグループなど、大手企業を顧客にもつインフキュリオン。金融・決済を起点とした新規事業創出において数々の大手を支援してきた金融DXを支援するコンサルティング企業だ。今回は、同社で働く伊村芳野さん(27)を取材。「たとえ結婚、出産をしても自分を磨き続けられる環境を求めていた。新規事業に関わる経験を積んでいきたかった」と語る彼女。そのストーリーと共に、同社で得られる成長機会について見ていこう。

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インフキュリオンについて
2006年創業。創業以来、金融・決済領域を起点に新規事業開発・コンサルティング事業を展開。現在では「BaaS(Banking as a Service)プラットフォーム事業」「加盟店向けソリューション事業」など、自社事業も手掛ける。代表取締役の丸山氏は、一般社団法人Fintech協会を設立し、現在はエグゼクティブアドバイザーを務める。遅れている日本のキャッシュレスを進めていく上では、まずはヒト・モノ・カネ・情報というリソースを持つ大手企業から変えていくことが、「つくりたい社会」を最短距離で実現するアプローチである、というのが同社のスタンスだ。

長期的な視点で、自らを磨き続けられる環境へ

新卒で国内独立系コンサルティングファームに入社し、総合商社の新規事業立案、交通事業者の業務改善、新サービスの立上支援などのプロジェクトに携わってきた伊村芳野さん。

成長環境という意味では申し分ない環境だったという。

「コンサルで必要とされる、基本的なスキルを身につけ、一定のクオリティを持って業務を遂行できるようになった自負はありました。特に、幅広い案件を担当するなかでは、新規事業の立上の面白さも知ることができました」

ただ一方で不安もあったと率直に語る。

「正直、働き方は非常にハードでしたね。2年経ってふと周りの先輩を見ると、ライフイベントを経ても続けている女性の先輩がいなくて。私自身の価値観としては、将来は結婚して子どもを育てていきたい。同時に仕事でも自分を磨き続けたい。そう考えると、仕事自体は好きですが、環境を変えた方がいいのかもしれない、と思うようになりました」

こうして転職活動を始めた伊村さん。そこで出会ったのがインフキュリオンだったーー。

インフキュリオン04

伊村芳野
1995年生まれ。2019年に新卒で国内独立系コンサルティングファームに入社。新規事業立案/M&Aアドバイザリー/サービス立上げ支援などを経験。2021年にインフキュリオンに中途入社。地方銀行のウォレットサービス開発・リリース支援、流通事業者の金融事業戦略策定支援などを担当。

インフキュリオンで高まった、仕事の解像度

インフキュリオンへの入社の決め手はなんだったのでしょう?

前提として、新規事業に関する経験を積めそうな点に興味があったのですが、特に私の中で一番大きいきっかけとなったのは、採用面接後の社員面談でした。

小さな子供がいながらも、未経験からコンサルにチャレンジしているメンバーから話を聞くことができて、「私もこうなりたい」と憧れたんです。インフキュリオンはベンチャーなので制度としてはこれから整えていく部分もあることは承知の上で、それ以上に、タフに働く女性コンサルタントが在籍しているという事実が、私には心強かったです。ここなら、私もいつかライフイベントを経ても、自分を磨き続けられると感じました。

実際に入社されて、様々な案件を担当されていると伺っています。まずは、インフキュリオンにおけるコンサルタントの仕事内容について教えてください。

金融事業に取り組んでいる、あるいはこれから取り組んでいく大手企業を中心としたお客様に対して、次の一手をどう打っていくのか、一緒に考えていく。これがインフキュリオンのコンサルタントの仕事です。

たとえば、ある小売事業者は、もともと金融事業を展開していたものの、昨今のキャッシュレス決済により提供される新しいユーザー体験への対応が追いついていませんでした。このように、市況と自社が持つサービスとが乖離しているという課題感は持ちつつも、どうしたらいいかわからず、ご相談いただくケースは多いです。

また、プロジェクトとしては、「新規事業の立上」等が軸ではありつつも、そこから派生して、運用周りの改善、セキュリティの改善を行なう案件も最近は増えてきていますね。

前職のコンサルでの仕事と比べて、何か異なる点はありましたか?

現職で、下流工程のプロジェクトで起きていることを見たあとに改めて戦略策定などの上流工程に戻り、今まで見えてなかった世界が見えた、という体験をしました。

実は私、前職時代は上流のプロジェクトしか担当したことがなかったんです。上流で「何をするか」は考えるのですが、実際の運用などを考えていくのはお客様。いわば「絵を描いて終わり」でした。

そんな私が、インフキュリオンで最初に担当したのが、サービスのリリース目前というフェーズのプロジェクトでした。

サービスを運用していくにあたって必要となる、社内の業務フロー・マニュアル作成などを担当し、「ユーザーはどう動く?」「現場で業務を担当するスタッフはどう動く?」ということを考える機会になりました。

さらに、現場ではトラブルはつきもの。トラブル対応のために、データの管理体制はどうあるべきか、ベンダー側との契約書はどういった観点に留意しておく必要があるか、といったことにも向き合いました。

まさに、描いた絵が、より輪郭をもってリアリティがあるものに変わっていくのを目の当たりにし、“手触り感”がありましたね。

現在は、別のプロジェクトで上流工程を担当しているのですが、下流工程のプロジェクトでの学びから、ユーザーの動き、現場スタッフの動きなど細部まで意識を持てるようになりました。

インフキュリオンに入社してから、実際に事業を行なっていくうえでは、何を考えなければいけないのか、本質的な部分を掴んだように思います。

また、トラブル対応を含め、大変なこともありますが、だからこそリリースにたどり着いたときのやりがいはひとしお。実際、私が担当したサービスがリリースされ、メディアにも記事として取り上げられた時は、感慨深かったですね。

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金融の新規事業は、いわば「知の総合格闘技」

一方で、入社されてから最初にぶつかった壁があれば教えてください。

金融とシステムに関する知識の習得です。

金融領域の新規事業は「知の総合格闘技」と例えられるくらい、幅広く深い知識が求められるんです。金融決済の仕組みも、セキュリティーも、法律も、ITテクノロジーも、クライアントの業界も知っていなければなりません。

特に、PMOとして開発フェーズを管理していくなかでは、細かいコーディングを全て読めるほどではなくとも、最低限、開発で何が行われているか、何をどう構造として作っていくか、を理解しておかなければ話になりません。

そういった知識というのは、「この本を読めばOK」というわかりやすい方法論があるわけではなく、ある程度“経験”も必要になってくる。苦労した部分ですね。

どういうふうに乗り越えられたんですか?

業務の中でわからないことを洗い出し、社内の詳しい方にひたすら質問しながら学んでいきました。

インフキュリオンには、銀行やカード会社など金融業界出身のメンバーも一定数いるので、その知見はどんどんもらいにいくようにしています。

インプットしながらアウトプットしていくイメージ。打席に立つ回数も多いので、前回のプロジェクトでのインプットがすぐに次のアウトプットに活かせる。成長スピードはかなり速いのではないかと思います。

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目標はマネジャー。チームとして、クライアントへの価値創出の最大化へ。

コンサルタントとして入社されて、1年2ヶ月でシニアコンサルタントに昇格されたと伺いました。スピード昇格に繋がったポイントはなんだったのでしょう?

「お客様にどういう影響を与えられたか」を評価してもらえたのがポイントかなと思っています。

私は入社当初、金融・システム周りの知識面では劣っていました。そのため、前職で培った基本的なコンサルティングのスキルで、なるべくプラスのアウトプットを出せるように意識していました。最初の評価面談でも、そこを伝えていましたね。

入社から1年2ヶ月経った現在は、少しずつですが業界知識も積み上がってきました。武器が増えてきたことで、提案の幅が広がってきた実感もあります。そのため、今後は評価面談の場でも、もう一段階上のことが言えるのではないかと思っていますし、アピールして行きたいと思っています(笑)

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「同世代でも優秀なメンバーが多いので、遅れないように頑張りたいと思っています」と伊村さん。

今後の目標があれば教えてください。

次の目標は、マネジメントラインに立つことです。

今までは、私個人としての「お客様にアウトプットできる最大」を目指してきました。ただ、一人でできることって限られていて。次の段階として、マネジャーという立場から、チームでどうお客様に対する影響力を最大化していくか、に挑戦していきたいです。

今このような目標を持てている背景としては、やはり社内のカルチャーによる安心感が大きいと思っています。

チームの上長をはじめ、同じコンサルとして働くメンバーを見ていると、多様な働き方への理解が深く、ライフイベントとうまく両立しながら働いている人が多い。いつか自分にもしライフイベントが発生したとしても、「ここならきっと、自分が求めている働き方ができる」という確信に近いものがあるからこそ、安心して挑戦できるのかなと思います。

最後に、伊村さんの仕事への向き合い方、走り続けられる原動力とは?

私にとって仕事とは、「自身の挑戦と成長を通じ、社会に影響を与えることができる手段」だと捉えてます。もともと、私の性格として「貢献できること」にやりがいを感じるタイプで、自分のアクションによって多くの人々に良い影響を与えたい気持ちが強い方なんです。日常的な部分で言えば、トラブル発生で困っている目の前のクライアントを助けたいですし、大きな目線で言えば、新規のサービスを作り出すことで社会に貢献していきたい。そのためにも、日々学びながら、武器を集めて、組み合わせて、これからもレベルアップしていきたいですね。

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