INTERVIEW
エムスリー 株式会社(東証プライム上場)

メガバンクから「エムスリー」へ。20代ラスト転職、彼女が医療業界のイノベーション企業に求めた成長環境

掲載日:2023/08/23更新日:2024/01/22
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日本最大級の医療ポータルサイト「m3.com」を基軸に、医療×IT、データ/AIによるデジタルソリューション・課題解決で、医療業界に変革を推し進めるエムスリー (東証プライム上場)。今回お話を伺ったのは大手銀行勤務を経て、同社のソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)にてディレクターとして働く伊藤綾花さん。なぜ、彼女はエムスリーへの入社を決め、活躍に至ることができたのか。そこには強い成長志向、成果の追求、そして挑戦への意志があった――。

求めたのは、若手でも「裁量権」がある環境

はじめに、転職を考えるようになったきっかけから伺ってもよろしいでしょうか。

前職はメガバンクで5年ほど勤務したのですが、その先の5年後、10年後のキャリアを考えるなかで、変化が激しくチャレンジングな環境に身を置きたい、自身の成長スピードをより早めたいと考えるようになりました。

当時、メガバンクでは個人のお客様に対する資産運用、事業承継等をご提案するリテール営業として働いていました。自分で言うのもおこがましいですが、一定の成果を残し、行内で賞をいただくなど評価も得られていたと思います。

ただ、そのまま銀行に在籍し続けたとして「これまでと同じスピードで成長できるか。これまで以上にやりたいことに出会えるか」という思いも抱くようになりました。年齢的にも20代後半に差し掛かるなか、新しい業界・職種に挑戦するならできるだけ早い方がいい。そう考え、転職を決意しました。

ちなみにどのような軸で転職先を考えていましたか。

日々新たなインプットの機会を得て、自分を成長させたいと考えていたので「若手のうちから裁量権が与えられること」「優秀な方々と働けること」を軸にしていました。自分次第で挑戦機会が得られ、仕事の幅が広げられるか・自らの判断で進められるか。周囲から刺激を受けられるか。このあたりを重視し、転職活動をしていくなかで出会ったのが、エムスリーでした。

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クライアントのパートナーとしてディスカッション・検討を通じ、事業支援、課題解決に伴走していくソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)にて働く伊藤綾花さん(31)。2020年3月にアソシエイトとして入社。2021年10月にはシニアアソシエイトに昇進。2023年4月より数名のメンバーをマネジメントするディレクターに挑戦をしている。

「答え」のない課題に向き合うからこそ得られる成長機会

さまざまな転職先の選択肢があったと思うのですが、なぜエムスリーへの入社を決めたのでしょうか。

事業会社として日本最大級のプラットフォームを持つ強みに加え、コンサルティングによる課題解決を図っていく。そういった仕事内容に惹かれました。特に私が所属しているソリューションパートナービジネスユニット(SPBU)は、クライアントとのディスカッションを通じた現状把握、課題抽出・設定から担い、様々なアセットを駆使しながら、クライアントのパートナーとして課題解決をリードしていきます。

近年、データ・AI活用などデジタルによるソリューションの幅が広がると同時に、クライアントからも「こんなことはできないか」とご要望も多く寄せられるようになりました。こうして課題が多様化・高度化するなかで、当然、既存のソリューションでは対応できないケースもあります。だからこそ、新しいスキームの構築、サービスの創出に関わることも珍しくありません。使えるツール・アセットは多様に渡りつつ、ソリューション・パートナーとしての提供価値もより大きいものに。まさにそういった部分が仕事の醍醐味であり、やりがいだと感じています。

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外資系製薬会社を担当し、生活習慣病領域をはじめとする「プライマリー」、「ワクチン」、癌治療・診断に関わる「オンコロジー」といった領域のクライアントを担当しているという伊藤さん。医薬品のプロモーション戦略や、デジタルを活用した医師向けの情報提供に関する提案等を担う。もう一つの入社動機としてエムスリーが掲げる「医療 × ITで世界を変える」ビジョンにも惹かれたと語る。「もともと社会を支える形のないサービスに携わりたいといった思いがありました。前職での金融であれば“お金”ですし、医療であれば“健康”。自身の成長が成果につながり、それが社会にとっても良いインパクトにつながっていく。そういった実感が得られる部分もエムスリーに入社した理由の一つです」

「成果」こそ新たな仕事、ポジションへの切符になる

転職のきっかけともなった成長の機会や環境ですが、入社後に得られている部分があれば教えてください。

そうですね。まず成果を出すことで、新たな仕事、ポジションに挑戦をさせてもらえるのは、エムスリーならではの環境だと思います。私自身、アソシエイトとして入社し、1年半でシニアアソシエイトに、そして3年でディレクターに昇進できています。また、年次・ポジションに関わらず、常に意見を求められるのも私にとっては驚きでした。自分の意見を持ち、発信していきたい人、能動的に動きたい人には最適な場所だと感じます。

もう一点、エムスリーにはコンサル、金融、メーカー、商社など多岐にわたるバックグラウンドを持った優秀な方々が集まっています。私が見てきた限り、エムスリーには「やらされている感」がある人はいません。さらに経営層との距離も近く、日々高い視座や考え方に触れ、仕事に落とし込んでいける。経営層、上司、同僚、そしてメンバーから刺激を受け、自分自身をアップデートできる感覚がありますね。

全員が高いモチベーションで仕事をしていることはもちろん「何がベストなのか」を常に考え、主体者として動いていく環境だと言えます。裏を返せば、受け身でいると活躍は難しいかもしれません。あくまでも個人の成長は自己責任であり、自走しながら培っていく。そうした方であれば、環境は整っていますし、前職経験に関係なく、活躍のための機会を手にできるフィールドがあると思います。

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なぜ、エムスリーには若手が成長できる環境なのか。伊藤さんはこう自身の考えを語ってくれた。「様々な要素はあると思いますが、独自の“考え方”や“カルチャー”も大きいと思います。特にエムスリーが掲げる“くしゃみ”という指針が私は好きなのですが、「く」はクライアント視点で良い仕事に対する執着心を持つこと。「しゃ」は社長意識で仕事に取り組むこと。「み」はみんなを大切にする(他のスタッフをプロフェッショナルとして尊重する)ことを指し、体現していきます。指針が浸透しており、20代の若手でも経営者の視点、オーナーシップを持って働くマインドの醸成につながっているのだと思います」

医療 × ITで世界を変えるための「成長」と「成果」

続いて、今後の目標があれば教えてください。

2023年4月からディレクターを任されており、新しいポジションでまずはしっかりと結果を残していければと考えています。エムスリーにおけるディレクターは、数名のメンバーを率いる、いわゆるチームリーダーに該当するポジションです。前職時代も、エムスリーでも「個」のプレイヤーとして働いてきたので、次はチームで成果を追求していく。そういった挑戦をしていければと思います。

その先について具体的なビジョンがあるわけではありませんが、「成長」を軸に、様々なライフステージの変化があったとしても、仕事はずっと続けていきたいです。日々新たなチャレンジをし、インプットを得ていきたい。エムスリーは業務時間ではなく、成果によって認められる環境があります。社内には子育てと両立しながら、非常に高い成果を出している方々もいます。私もそういった活躍を目指していければと思います。

最後に、ご自身の仕事観についても伺わせてください。伊藤さんにとって「仕事」とはどういったものでしょうか。

仕事は「成果」と「成長」を両立すべきものだと考えています。会社から求められるのは、やはり成果です。社員の責任として、自らの成長をしっかりと成果に結びつけていく。そして、その先には「医療×IT」で世界を変え、健康で楽しく長生きする人を1人でも増やす、といったより大きなミッションの達成があります。自分自身が成長し、成果を生み、そして社会的なインパクトにつながっていく。この実感を持って働けることはすごく幸せですし、それが私にとっての「仕事」なのかもしれません。

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市政、NPO、大手企業、スタートアップ…様々な領域でキャリアを築く女性たちを取材。チャレンジングなミッションを担い、チームやプロジェクトをリードしていく。彼女たちの仕事観、キャリアに迫ります。
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