企業向けソフトウェア市場のグローバルリーダー「SAP」が高成長を続ける。2022年の総売上では308億ユーロ(前年比11%増 *1)と好業績を記録。その同社がいま注力するのが、第二新卒・若手層の採用だ。世界共通の人財育成プログラム「SAP Academy 2024」を通じて次世代をリードする人材を育成へ。2023年9月29日よりアカデミー参加者の募集を開始する。「SAP Academy」とは、また同プログラムで得られるスキルとは?
※今回採用された方は、2024年3月に正社員として入社後、9ヶ月間の「SAP Academy」に参加いただきその後正式に現場配属となります。
世界130ヵ国以上でビジネスを展開、企業向けソフトウェア市場のグローバルリーダーという立ち位置を築いてきたSAP。同社が重視してきたのが、グローバルに活躍できる人材の育成だ。2013年からは世界共通の若手育成プログラム「SAP Academy」を実施、これまで世界各国から2,400名以上が参加してきた。
「SAP Academy」について、もう少し詳細を見ていこう。同取り組みは、社会人経験5年以内の人材を対象とした、選抜制の人財育成プログラムだ。入社後9ヶ月にわたり米国における研修施設でのプログラム、および日本で実施されるオンサイトやオンラインのプログラムを通じて、SAPでのキャリアを成功させるための基礎を強化。次回のAcademy卒業生は「セールス職」「カスタマーサクセスパートナー(ポストセールス職)」として、ビジネス部門へ配属される。
例えばSales Academyのプログラム内容は、SAPがグローバルで蓄積してきた「標準営業業務オペレーション」と「ベストプラクティス」で構成された営業プロセス「Franchise4Success」に基づいており、以下の焦点から学習体験が設計されている。
・Human Skills
・Business &Technology Acumen
・SAP DNA
・Sales Skills、Strategy&Process
またアカデミー修了後も、参加者のキャリアと活躍を支援する体制があることが特徴だ。配属後は「SAP Academy」の卒業生がメンターとしてつき、キャリアやリーダーシップの向上に対するアドバイス。また、メンタリングやコーチング等を実施。活躍に向けたサポートを受けながら、顧客と向き合っていくことが可能となっている。
「SAP Academy」について
入社後9ヶ月間にわたって開催される英語・フルタイムの育成プログラム。以下の内容で構成されている。
・SAPや「SAP Academy」について学ぶ、オンボーディング期間
・SAP製品や営業基礎、ビジネスプロセスを座学で学ぶ期間 × 2回
・ビジネスの現場で実務のシャドーイングや新規案件生成を行うOJT期間 ×2回
9ヶ月のプログラム修了後に現場配属へ。セールス・カスタマーサクセスパートナーとして顧客のビジネス成果実現を目指す。
例:Sales Academyカリキュラム一覧
「SAP Academy」の内容について見てきたが、ここからは実際の参加者についてご紹介していく。参加者の経歴・志望動機などに共通項はあるのだろうか。
これまでの参加者の経験業界・職種は様々だが、IT(ソフトウェア、ハードウェア)、コンサル、メーカー業界の出身者が中心となっているという。また経験してきた業務はセールス、カスタマーサクセス、プリセールス、コンサルタントなど。その他調達、エンジニアなどの経験者もいて、多種多様なメンバーとなっているという。
さらに以下では、実際の参加者の声も一部ご紹介していく。
「「SAP Academy」では、米国でのクラスルームトレーニングと各国ローカルでの研修をローテーションしていきます。クラスルームではグローバルの体系やSAPの戦略を学び、その後 "日本市場にどう落とし込んでいくのか" を実践を通じて学ぶんです。デジタルを使った最新の営業手法だけでなく、財務諸表の読み方など普遍的に活用できるスキルも広く身に着きました。基礎を学べたことで配属時の自信にもつながっています」
「他の参加者と、みんな同じ土俵でイチから勉強できるところが「SAP Academy」の良いところです。また他のアカデミー卒業生とのネットワークが築けることも大きなメリット。9ヶ月間を一緒に過ごすことで身近な存在に感じ、仲間意識が強くなりました」
今回の採用は、グローバルに活躍する次世代のリーダーを見据えた募集となる。「グローバルな環境で顧客に貢献していきたい」「顧客の経営層に経営改革の提案をしながら、ビジネス課題全体にアプローチしたい」といった志向性をお持ちの方には、見逃せない求人となるはずだ。ぜひ実際の求人も確認してみてほしい。
よくある質問について
【1】「SAP Academy」には参加せず、即戦力として部署配属されることはあるのでしょうか?
今回は「SAP Academy」への参加を前提とした採用ですので、実際の現場配属は2025年1月となる予定です。
【2】「SAP Academy」への参加期間中は、通常業務は行なわないのでしょうか?
「SAP Academy」期間中に通常業務をお任せすることはありません。また、通常業務のOJT期間もプログラムに含んでいます。
【3】「SAP Academy」に参加するにあたり、何か費用は発生しますか?
「SAP Academy」参加にあたり、費用をご負担いただくことは一切ありません。
【4】「SAP Academy」の修了後は、どういった部署に配属されるのでしょうか?
今回の募集では、SAP Japanのセールス・カスタマーサクセスパートナーの職種としてご活躍頂きます。
【5】なぜ、「SAP Academy」のプログラムはすべて英語で行われるのでしょうか?
グローバル統一のプログラムであり、全ての参加者は英語でコミュニケーションをとるためです。
【6】応募後の流れについて教えてください
ご応募頂いたのち、選考を通じて11月下旬~12月上旬頃に採用を決定します。入社(=アカデミー開始)は2024年3月1日を想定しています。なお、応募締切は2023年10月27(金)となっています。
(*1)SAP、2022年度第4四半期および通年の業績を発表|SAP
https://news.sap.com/japan/2023/01/0127_q4fy2022