INTERVIEW
日本メドトロニック

医師に伴走し、患者さんの力に。ヘルスケアテクノロジーを牽引「メドトロニック」最年少営業マネジャーの志

掲載日:2024/02/15更新日:2024/02/15
求人掲載中

医療機器において世界トップの売上規模(*)を誇るメドトロニック。世界150カ国に9.5万人以上の従業員を擁し、パーキンソン病から糖尿病まで、70以上の健康課題を治療するソリューションを展開する。今回、日本法人で採用強化にあたり、営業マネジャーとして働く渡辺 紗耶加さんを取材した。もともと国内の大手IT企業で営業をしていた彼女は、なぜ同社へ転職を決断したのか。そこには、「あえて実力主義の厳しい環境に身を置きたい」という向上心、そして「間接的だとしても医師や患者さんの力になりたい」という志があった。

(*)四季報 業界地図 2024

外資大手で、自分の力を試したかった

まずは、前職の仕事内容から伺ってもよろしいでしょうか?

前職時代、国内の大手ITメーカーで営業として3年半働きました。仕事自体はやりがいはあったのですが、内資ゆえの年功序列な組織風土があったのも事実。ある程度自分のキャリアプランが描けてしまったんです。私としては、自分の力をもっと試してみたかった。頑張った分だけ成果として認められる環境、逆にやらなければ評価されない環境に身を置くことも、自分の社会人経験として糧になるのではないか。そう考えるようになりました。あえて実力主義な環境に行きたかったので、外資系企業を視野に転職活動を始めました。

転職活動をするなかで出会った企業の1つがメドトロニックでした。実はそれまで医療機器業界のことも、会社のこともまったく知りませんでした。ただ、選考を受けるなかで、医師と話をしていく過程では、メドトロニックの機器を使った患者さんのその後の容態などについてもフィードバックを得られるなど、間接的に「人の命に関われる仕事」だと知り、素晴らしいなと感じました。小さい頃は、将来は医師になりたいと思っていたので、潜在的に医療業界への憧れもあったのかもしれません。

また、何名かの社員と話す中で、皆さん5年後、10年後のキャリアの目標について明確に語られていました。「何年後には、この役職に就き、その次はもっと上を目指す」「役職に就ける人は限られる環境だけれど、だからこそチャレンジしたい」と。「成果を残したい」というモチベーションの高い人たちが集まっており、そのような人材が評価される会社なのだなと感じました。私も「ここで、できるところまでやってみたい」と思い入社を決めました。

メドトロニック02

「前職時代は、ソフトウェアを売って終わりで、その先のエンドユーザーの顔は見えませんでした。だからこそ、患者さんの存在を近くに感じられるメドトロニックの仕事は魅力的に映ったのかもしれません」と渡辺さん。

患者さんにとってのベストへ貢献し、医師の期待に応えたい

2016年10月に営業として入社されたと伺いました。どんな時にやりがいを感じますか?

メドトロニックは外科手術に欠かせない機器を扱っているので、自分たちの製品なしには手術が成り立たない。自分が販売し、医師の方々にご納得いただいて使用された機器が、患者さんの命にも関わり、病気の治療につながっている。実際に、日頃から医師の方々から「あの患者さん、無事退院したよ」という言葉をもらうことも多い。この仕事の一番のやりがいだと思います。

また、営業として働くなかでは、機器の製品説明・提案だけではなく、実際に手術で機器を正しく安全に使っていただけるようサポートすることもあります。そんな時に、「渡辺さんが来てくれて心強かった、お陰様でうまくいったよ」という言葉をいただくと、信頼していただけていると感じられますね。

逆に言えば、非常に専門性を要する仕事でもあります。特に、メドトロニックはヘルスケアテクノロジーをリードしていく存在であるが故に、医師の方々から求められるレベルも高い。ブランドに見合った働きができなければ、評価を下げてしまいかねない。そういったプレッシャーはあります。常に社内の資料に目を通して自己研鑽していくこと、医師とのコミュニケーションから知見を得て学びに変えていく姿勢が求められる環境。厳しいと思う人もいるかもしれません。ただ、期待に応えられる仕事ができれば感謝されますし、「さすがだね」という言葉をいただける。私にとってはそれがモチベーションにつながっています。

メドトロニック01

社員の出身業界は、証券会社、旅行業界などさまざま。入社後は3ヵ月かけて医療の専門用語から学べる研修があるほか、チームごとの定期的な勉強会、自発的なナレッジシェアも盛ん。それに加えて、渡辺さん自身が心がけていることについてこう語る。「入社して間もない頃は、医師の方々が言っていることがまったくわからなくて。わからないと言うことも恥ずかしかった。でも、そういう時こそ質問することが大事だなと思います。わからないなら、正直に聞いて教えてもらう。この回答は的を射てないかもしれないと思ったら「こちらで回答になっていますか」と確認し、自分に足りていない知識を明確にして新たにインプットしていく。それは今も大事にしています」

31歳で、営業部で最年少マネジャーに

2022年からは、営業部では最年少でマネジャーになられたと伺いました。

そうですね、このポジションを任せてもらえているのも、私のキャリアのなかで大きなターニングポイントになっています。

正直、私はあまりマネジャーになることは想像していなかったのですが、上司から「業績は非常に良かったから自信を持って」と背中を押され、自分がこだわって取り組んできた部分を評価してもらえたのは単純に嬉しかったですね。

とはいえ、突然のことだったので「どうしよう…」と思い、丸1日悩みました。ただ、冷静にそれまでを振り返ったとき、イベント責任者など何かと任せていただく機会は多かったのですが、やってみて後悔したことはあまりありませんでした。むしろ、受けなかった場合の後悔の方がもしかしたら大きいかもしれない。今断ったら、もう次のチャンスは当分ないかもしれない。そう思い、チャレンジすることに決めました。

現在、7名のメンバーの営業支援、マネジメントを担当しています。特に、マネジャーになってから感じているのは、自分の言葉に影響力がある、ということ。自分ではちょっと提案をしたつもりが、相手には指示と捉えられかねない。社内でも社外でも、自分の発言が相手にどう受け取られるか、より意識するようになりました。少しずつではありますが、マネジャーとしても成長できているのかなと感じています。

メドトロニック03

職種・部署をまたいだ横のつながりもある。「定期的に、普段接しないチームの方々と、マネジメントについて、あるいは育児や介護などについて話をするような機会もあります。色々なことを相談しやすく、情報を得やすい環境だと思います」と渡辺さん。

医師、そして患者さんのために

今後の目標とは?

マネジメントに関しても、まだわからないことや、経験が足りないと思うことがたくさんある。まずは今の仕事で成果を出し、やり遂げたいと思っています。

また、個人の視点で言えば、長く働きたいと考えているので、ライフイベントがあっても成果を残していけるだけのスキルをつけていきたい。社内には、お子さんがいらっしゃるなかでもマネジャーをされている方、営業として成果をあげられている方がたくさんいて。全員尊敬しています。限られた時間のなかで、今の私がそれだけのパフォーマンスを発揮できるかと言えば、難しいなと。まだまだ成長していきたいなと思っています。

最後に、渡辺さんにとって仕事とは?

 仕事とは「人の役に立てること」だと捉えています。自分だけのためだったら、やっていないかもしれません。自分のチームの部下がいて、さらにその先には医師、そして患者さんがいる。だからこそ、きちんと責務を果たさなければいけない。これからも仕事を通して、少しでも医療に貢献していきたいと思っています。

この記事を読んだ人におすすめの記事
最近ご覧になった求人に基づいたおすすめの求人
若手ハイキャリアのスカウト転職