INTERVIEW
国土交通省|副業アドバイザー&任期付き職員公募

国土交通省が、副業アドバイザー&任期付き職員を公募へ。「国」の仕事に活かす、民間で培った知見

掲載日:2024/02/29更新日:2024/02/29
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2024年2月、国土交通省(以下、国交省)による「副業アドバイザー&任期付き職員」公募が開始へ。同公募にあたり、今回取材したのは2023年4月よりデジタルアドバイザー(副業)として働く伊藤翼さん(33)。なぜ、同公募に応募したのか。現在はどのような仕事に携わっているのか。国交省で働くことで得られる「やりがい」と共に伺った。

「国」の仕事に、知見を活かす選択

はじめに国交省でのアドバイザー募集に応募したきっかけから伺ってもよろしいでしょうか。

現在、大学院にて特任助教として働いているのですが、研究・教育といった「理論」的な仕事がメインであるため、さらに「実践」的な仕事もしていきたい。そのように考えていたタイミングで偶然、見つけたのが国交省の求人募集でした。もともとSIerで勤務していたこともあり、「デジタル化やDX推進であれば、何かお役に立てることがあるかもしれない」「まずはお話を聞いてみよう」と応募に至りました。

また、省庁で働くことで、新たな視点を得ていきたいという考えもありました。ITシステムに携わっていく以上、政策・法令・制度など何かしら「官」に関するテーマは出てくるもの。「産官学」の全ての視点を持つ人材になっていく上でも、国交省での仕事は貴重な経験になるはず。何より「国全体」に関わる、規模や影響範囲など大きな仕事にも携わってみたいと考え、志望しました。

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選考時の印象について「課長にも面接いただいたのですが、非常に物腰が柔らかく、フランクにお話いただくことができました。」と語る伊藤さん(国土交通省 総合政策局 情報政策課 EBPM・情報化エキスパート 非常勤職員)。現在、大学院の教員として働く傍ら、週2日間(9:30~18:15)にて国交省にて勤務。2日間のうち1日は登庁、1日はテレワークといった働き方をしており、必要に応じて他省庁や民間事業者を訪問することもあるという。

「いつも助かっています」の声がやりがいに

2023年4月より副業で働いていると伺いました。その仕事内容について教えてください。

主に、省内のDX推進・デジタル化のアドバイザリー業務を担当しています。たとえば、省内のDXに向けたデジタル庁との共同プロジェクトにもPMOとして参画しています。あとはRPAや生成AIの導入などデジタルを活用した業務改善、業務効率化の他データ利活用の検討・推進などにも携わっています。

また、私自身「デザイン思考」を専門としていることもあり、職員の皆さん向けに勉強会を行うことも。直近、若手職員の方たちを中心に「サービスデザイン思考(※)」を取り入れた「オフィス改革」推進があり、いくつかアドバイスをさせていただきました。

オンラインだけではなく、パートナー企業に直接訪問するなどもあり、職員の方と顔を合わせた際に「いつも助かっています」と声をいただくこともありました。また、システムのデモをご覧になった審議官から「非常にわかりやすい。どんどん推進してほしい」といただくなど、直接のフィードバックはやりがいになっています。

(※)サービスデザイン思考…サービスの現状における課題を「デザイン思考」を用いて解決していく考え方。サービスの受け手側の立場を考慮した調査・分析から得られる、利用者の「本質的なニーズ」に基づき、サービス・業務を設計・開発。その上で利用者に「使わせる」のではなく、利用者に「使っていただく」を実現する。この考え方によるサービス・業務改革(BPR)は国際的な潮流にもなっている。

その他、伊藤さん自身が感じる国交省で働く魅力があれば教えてください。

さまざまなアドバイザーと仕事ができ、非常に勉強になっていますし、大きな魅力だと思います。他のアドバイザーは、様々な業界から多様な専門性をお持ちでいらっしゃるのでそれぞれ観点や考え方、課題解決のアプローチが異なるので、そこはおもしろいですすね。

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やりがいの一方で、ミスマッチしないためにも知っておくべき厳しさについて「どうしてもスピード感が求められるプロジェクトの場合、関わり方の難易度は高いと思います。」と伊藤さん。「私自身、思うようなパフォーマンスが発揮できなかったと反省した場面も。また、あくまでもアドバイザーですので、自ら手を動かし進めてしまうわけにもいきません。とはいえ、自分で手を動かすべき場面もある。このバランスを常に考えているようにしています。また、それまでのやり方をいきなりガラッと大きく変えることは当然難しいもの。ですので、まずスモールに、クイックウィンを目指し、事例化していく。一歩一歩、着実に進めていくことも求められると思います。」

理想は、私たちアドバイザーがいなくなること

今後、国交省の仕事において実現していきたいことがあれば教えてください。

極論ですが、私たちのようなアドバイザーがいなくても、デジタル化やDXがどんどん進むようになるといいなと思っています。職員のみなさん自身で実装し、改革が進んでいく。それが一つの目標ですね。そのためにできること全てに挑戦していきたいと思います。

最後に、伊藤さんにとっての「仕事」とはどういったものか、伺わせてください。

そうですね。あまり深く考えたことはないのですが、さまざまな人と関わるのが好きなので、偏りなく、コミュニケーションを取りながら、楽しく働けたらいいなと思っています。なので、正直キャリアパスのようなものもほとんど考えたことはありません。大学院で働くことになったのも、楽しそうだったのと、ご縁があったから。

ただ、仕事に向き合うスタンスとしては、「やれることは全部やる」。そして「無駄は力なり」という言葉も大切にしているのですが、ダメかもしれない、無駄になってしまうかもしれないけれども、とにかくやってみる。まずは挑戦してみる。そうすることで自分の力になったり、何らか道が拓けたりもしていくはず。そういった精神を大切にし、これからも前向きに仕事をしていければと思います。

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