「シガール (R)」でおなじみのヨックモック。東京青山発のブランドとして成長を続け、"人を想う気持ち"に寄り添ってきた。今後、人と人とをつなぎ、プレミアムクッキーブランドとして"笑顔ある時間"を生み出していくために、コーポレート部門で採用を強化。改革を進めていく。
ロール型のクッキー「シガール (R)」、ラングドシャクッキーなど。
設立から半世紀以上にわたり、多くの人に愛されるロングセラーブランドを手掛けてきたのが「ヨックモック」だ。百貨店や直販店、駅・空港・ショッピングセンターでの販売だけでなく、結婚式場・ホテルなどでも商品展開。近年ではオンラインショップでの展開も強化し、「人と人をつなぐ贈答品・手土産」として高い知名度と人気を確立してきた。
また、ユニークな取り組みも。非接触型の販売スタイルが日常的になった現在、新たに誕生したのが自動販売機「いつでもヨックモック」だ。2023年2月、初の試みとしてラゾーナ川崎プラザに、10月には第二弾として泉ガーデンタワーに設置され話題を集めた。さらに海外展開も。1986年、アメリカ・ビバリーヒルズの海外店舗1号店出店以来、アメリカ国内、アジア、中東とグローバルに店舗展開を続けている。
設立から55年、時代に合わせた変化を楽しみながら成長を続けてきた同社。直近2023年度の連結売上高は236億7,928万円(*)と、コロナ前の業績を上回り過去最高業績を記録。今後はさらなるブランド価値の向上へ。プレミアムクッキーブランドとして人と人とをつなぎ、新たなギフト文化を創出しながら、人々が笑顔で過ごせる未来を創っていく。
「ヨックモック」ブランド価値の向上に向けて
・「ヨックモック」は「プレミアムクッキーブランド」へ
ヨックモックが考えるプレミアムとは、「高級」ということではなく、「ヨックモックのお菓子を贈る」ということに付加価値を感じていただく体験のことです。お客様のシーン訴求や、店舗のコーディネイター（販売員）による顧客体験を高める接客に力を入れていきます。
・「人と人をつなぐ」
このミッションのもと、新たな顧客接点に向けて価値を提案しています。その一環として、季節限定商品のイベントや異業種とのコラボ、若年層への接点拡大に向けSNSを使ったPRも実施しています。
・「新たなギフト文化」の創出
「世界に一つだけのギフト」をコンセプトに、各百貨店や小学校、養護施設にてイベントを実施。ギフトを贈る楽しさや嬉しさ。また、ギフトを贈られる喜びを体感してもらうイベントとなっています。2023年には母の日に台湾でも実施しています。
2024年8月に設立55周年を迎えるヨックモック。社員のアイデアから記念企画が次々と誕生している。その一つが「BLUE GIFT TRUCK」。「お客様に直接感謝の気持ちを伝えたい」「まだヨックモックを知らない方、しばらく食べていなかった方ともつながるために、こちらから会いにいこう」という想いから生まれたもの。都市を巡りお菓子のプレゼントを通じてつながりをデザインしている。
さらなるブランド価値の向上に向けて、今後「ヨックモック」はグループ横断(*)の改革・効率化を推進していく。そういった中で強化しているのが「人事」「経理」「法務」「情シス」「品質保証」などコーポレート部門のキャリア採用だ。
(*)ヨックモックグループ…菓子製造を行なう「株式会社ヨックモッククレア」、「株式会社クローバー」など全5社からなる
同社ではこれまでもキャリア採用を行なっており、中途入社のメンバーが多く活躍している。また彼・彼女らのキャリアは様々で、IT業界、教育業界などの出身者も。メーカーでの就業経験がないメンバーも少なくない。
「美味しいお菓子で人をつなぐ」「笑顔を生みだしていく」ということを掲げ実践してきた同社では、ともに働く従業員に対しても仲間として寄り添い、時に背中を押してきた。入社後の成長・活躍を後押しする独自制度も複数あるため、最後にご紹介する。
「ヨックモック」の独自制度
・自己啓発支援制度…入社後の学び・キャリアアップを支援。年間5万円まで補助
・外部のビジネス教育の費用支援…入社後の学び・キャリアアップを支援
・レクリエーション活動補助…スポーツを通じたチームワーク作りをバックアップ
・カフェテリアプラン…レジャー施設や映画館等で優待料金での利用が可能
・リゾート施設優待…家族や社員同士で利用可能
・海外社員旅行…グループ会社を含めた全社員が3年に1度参加可能
その他、子育て・介護支援制度の整備や各種お祝い金の支給も。長く働くための制度を整えている。
