INTERVIEW
オプテックス

自動ドアセンサーで世界シェアトップ「オプテックス」へ。32歳で彼が専門商社から転職した理由

掲載日:2024/07/17更新日:2024/07/17
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自動ドアセンサーにおけるマーケットシェアは世界で約30%、国内で約50%を誇るオプテックス社。世界30ヵ国に拠点をもち、80ヵ国に輸出する、グローバルニッチトップ企業(*)だ。今回は、同社で営業として働く上野 幸星さん(33)を取材した。もともと専門商社の営業をしていた彼はなぜ同社へ転職したのか。そこには「海外で働くチャンスがある環境に身を置き、メーカーで専門知識を勝負に営業する経験を積んでいきたい」という思いがあった。

(*)経済産業省「2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」 選定企業⼀覧
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/gnt100/pdf/2020_gnt100_company_list.pdf

オプテックスとは
防犯・自動ドア分野の、グローバルニッチNo.1メーカー。1979年に設立し、翌年、世界初となる遠赤外線式自動ドアセンサーを製品化して以降、ニッチ分野で独自性の高い製品やサービスを提供する。拠点数は全世界で30か国、販売地域は80か国以上にのぼり、海外売上比率が約7割を占めている。今後は、センサーから得られる情報を活用したソリューション提案型のビジネスモデルに注力。具体的には、 管理の効率化、制御、状況判断、サービス向上といったさまざまなソリューションを構築、運用するパートナーとアライアンスや技術連携を進めてソリューション・サービスの提供を進めていく。

社会人6年目。偶然出会うことできた、世界トップシェア企業

前職は専門商社の営業として働かれていたと伺いました。オプテックスへの入社を決めるまでの経緯から伺ってもよろしいでしょうか?

じつは私も応募するまで知らない会社だったのですが(笑)自動ドアセンサーの領域では世界トップ企業でありつつ、日本市場ではこれからチャレンジしていける。「こんな会社があったのか」と驚き、興味を持ちました。

もともと「次はメーカーで自社製品の専門知識をつけ提案してみたい」という思いがあり、他にもメーカー数社を受けていて。そのなかでも特にオプテックスへの志望度が高まったのが、面接で社員の方々の情熱にふれたことでした。

他の企業の面接は、聞かれたことに私が回答する一般的な形式だったのですが、オプテックスの面接では、現在の上司が、仕事の魅力、営業スタイルの話などについて懇切丁寧に話してくれたんです。ある意味、私が営業をかけてもらったような感覚。熱量が伝わってきて、心を打たれてしまったんですよね(笑)。

ちなみに、その時に会社として今後は代理店経由だけでなく直販による売上拡大に注力していくタイミングであること、どんどん開拓していってほしいという話も聞きました。大手だとリスト外の企業には提案できないなど厳格なルールがあるという話も聞きますが、そういったしがらみもなさそうだな、と。知れば知るほど惹かれて、入社を決めました。

オプテックス02

新卒で椿本興業にて自動車工場の生産設備の営業をしていた上野さん。転職を考えるようになったきっかけをこう語る。「専門商社の営業として、メーカー各社のとりまとめ、価格交渉などを経験でき、プロジェクトマネジメントスキルはつけることができたと思います。一方で、専門的な知識は身につかず、どこかものたりなさを感じていたのも事実。メーカーにいって、より機器に近いところで働き、製品について細かいところまで説明できるような営業も経験してたいと思うようになりました。特に、将来的には海外で働いてみたい思いもあり、海外転勤のチャンスがある環境に身をおきたいと考えていました。その点、オプテックスは海外拠点もたくさんあるため、海外転勤のチャンスもあるかもしれないという期待感もありましたね」

ベンチャースピリットで、日本のマーケットを拡大へ

実際入社されてみて感じる、オプテックスで働く魅力とは?

ニッチトップというポジションにありながらも、全社としてベンチャースピリットがある。新たな挑戦に対して寛容な風土がある。ここは魅力だと思います。

先ほど述べたように、全社として直販に注力しているため、私自身も、すでにリストにない企業をピックアップしてどんどん動いています。海外売上がほとんどを占めているため、国内での認知はそこまでとれていない状況がありますが、海外での導入実績をお伝えすると興味は持っていただきやすい。まだまだではありますが、オプテックスの日本の市場を開拓していく一翼を担っていると言えると思います。

また、商社出身の私としては、なんといっても自社製品がある環境で機器を手に取りながら働ける喜びは大きいです。

特に、オプテックスでは、お客様先の現場に伺うことも多いです。私で言えば、「センサー照明」を工場などお客様に提案しているのですが、実際に現場に伺うことで自社製品がどのような環境でどう役に立っているのかを見ることができる。非常に手触りがある仕事ができている実感があります。

もしかすると、現場作業に関しては体力的にハードさを感じる人もいるかもしれませんが、機器にふれながら働きたいと思っていた私としては苦にはならない。現場で機器に触れながら働くことで、着実に機器の専門知識もついてきていると感じています。

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上野さんの転職前後での働きがいの変化を示したグラフ。社内外における健全な競争・活気については、こう語ってくれた。「優秀で活力のある人が多いですね。採用してくれた上司を含めて、仕事に対する熱意が高く、実力もある。かといって、プライベートも大事にしている。同僚から刺激を受けることは多いです」

目指すは「海外拠点マネージャー」への切符。今は地固めの時

今後の目標があれば教えてください。

まずは、現在担当しているセンサー照明の販売において成果を残したい。より多くの企業様に、オプテックス製品のよさを伝え、導入いただけるように動いていきたいです。

さらに、中長期的には、海外拠点で働くことを目指していきたいです。オプテックスでは、海外の子会社の経営マネジメントを担うミッションを期待されて出向されている方が多くて。個人的には、経営管理への興味もあるので、それを海外で実現できたとしたら非常にエキサイティングだなと思いますし、自分のキャリアとしてももう一段上にいけるのではないかと思っています。

もちろん必ずしも何もかも希望通りにいくとは思いませんが、オプテックスで1年ほど働いてみて、意欲があればチャンスはいくらでもあるということです。

というのも、会社として「成長せよ 個人がオプテックスを成長の場として利用することをもっとも期待する」と掲げているからです。

もともと、私自身は自己成長を重視するタイプ。一度きりの自分の人生、「会社のため」よりは「自分のため」と考えた方がポジティブに取り組めると感じています。だからこそ、会社として「この環境を利用しなさい」と言ってくれている事実は非常に心強かった。こんな会社は、なかなかないのではないかなと思っています。この環境に感謝しつつ、今は目の前のことに取り組んでいくだけですね。

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