さまざまな領域のビジネスに挑戦し続ける商社。今後の成長モデルを描く上でキーワードとなるのが「脱石炭」「再生可能・新エネルギー参入」。温暖化ガス排出削減への対応や、投資家による企業ESG活動の重視により「脱石炭」の流れは加速。またDXを通じた新たなビジネスモデルの創出も。総合商社・専門商社、各社の最新動向を求人とあわせて見ていこう。
【総合商社】
丸紅
【食品】
住商フーズ(住友商事グループ)
MCアグリアライアンス(三菱商事グループ)
豊通食料(豊田通商グループ)
【機械・部品】
双日マシナリー(双日グループ)
JALUX(JALグループ)
【鉄鋼】
住友商事グローバルメタルズ(住友商事グループ)
阪和興業
【化学品・医薬品】
伊藤忠ケミカルフロンティア(伊藤忠グループ)
丸紅テクノラバー(丸紅グループ)
2024年3月期には売上収益7兆2505億円超、純利益4714億円を記録した丸紅。直近では6月に車両管理サービスのホイールズ社(アメリカ)に900億円の出資。また翌月7月には汚泥処理の低炭素化技術を持つアクアグリーンホールディング社(デンマーク)に10億円の出資をしたというニュースも。現在、海外営業、人事など複数ポジションで募集を行なっている。
住友商事グループの食分野を担う事業会社として、産地調査・商品開発・加工・販売を担う。住友商事のグローバルネットワークを活かして、世界約40か国の産地から500アイテム以上の食肉原料・加工品や農産加工品などを輸入。日本の食品市場を支えてきた。
三菱商事株式会社とシンガポール大手農産物商社・オラムインターナショナルが出資し、合弁会社として2016年に設立。コーヒー・ココア・胡麻・ナッツやその他スパイスなど、食品原料の輸入卸販売を行なう。
「豊田通商」の100%出資子会社である、食の専門商社。「加工開発本部」では多様化する消費者のニーズに基づいた事業展開を志し、高齢化や健康志向、フードロス削減など、社会的なニーズにこたえる商品・サービスを提供。また「食品素材本部」では世界各国の優良サプライヤーから厳選された食品素材の最適調達を実現してきた。
双日グループの機械系専門商社。機械部品のほか、重工プラント・自動車設備・先端電子システム・新エネルギー分野など、機械設備全般を事業領域としている。
JALグループの商社であり、JALと双日の持株会社。1962年の創立以来、国内外での航空機部品・空港関連資材などの売買や、食品・ワインの貿易、地域活性化事業、免税品・機内販売品の企画開発など、多岐にわたるビジネスを展開してきた。
住友商事グループにおいて「鉄鋼ビジネス」の戦略立案から実行まで担う、金属ビジネスに特化した専門商社。国内外に100の事業拠点を持つグローバルネットワークを持ち、海外向け取引比率は80%となる。現在、海外営業、人事など複数ポジションで募集を行っている。
1947年設立の独立系総合商社で、東証プライム上場企業。鉄鋼を中心に、食品、石油、化成品、木材、セメント、機械などを取り扱い、国内販売および輸出入などを行なってきた。2024年3月期には連結売上高で2兆4319億円を記録。従業員1人当たりの売上高・計上利益は業界トップクラスとなる。
伊藤忠グループの化学品・医薬品専門商社。300社近くあるグループ会社の中で、収益貢献額上位の中核事業会社として認定されている。医薬品やファインケミカル、樹脂原料等の広範な化学品の取扱いを通して、人々の健康や文化生活を維持・増進することをミッションとする。
丸紅グループのゴム原料専門商社。天然ゴム・合成ゴムをはじめとした原料から、タイヤ・ゴム手袋などの関連製品まで幅広く取り扱う。