掲載日:2025/08/13更新日:2025/08/13
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「人類をタレントに!」を掲げる、クリエイター共創型マーケティング企業「Natee」。同社でクリエイターサクセス兼ディレクターとして活躍する鈴木まりんさん(27)を取材した。前職ではエイベックスで新規事業に携わってきた彼女。なぜ、25歳というタイミングで、次なるキャリアとして「Natee」を選んだのか。そこには「多様なクリエイターの才能を引き出し誰かの心を動かしていく、その架け橋のような存在になっていきたい」という熱い思いがあった。
Nateeとは
クリエイター共創型SNSマーケティングを主軸とする広告代理店。TikTokやInstagramなどのSNSで活躍するクリエイターを起用し、企業の商品やブランドとクリエイターの世界観を融合させたプロモーション施策を展開している。SNSが普及し、誰もが広告塔となり得る時代において、「参加型のプロモーション活動」を推進。新しい広告の在り方を切り拓くことを目指している。
強く惹かれたのは「思想」。クリエイターの価値を最大化していく
前職ではエイベックスで新規事業に携わっていた鈴木さん。Nateeの志望動機、そして入社の決め手について伺った。
前職時代のお話からさせていただくと、エイベックスでは、デビューしたばかり、あるいはまさにこれからデビューを控えるアーティストのマネジメントやエージェント・スカウト等を担当していました。もともと、「音楽が好き」「誰かの個性や才能を開花させていく支援をしたい」という思いからエンタメ業界を志望したので、まさに希望通りの仕事。毎日充実もしていましたし、やりがいも大きかったです。
一方で、働くなかで「特定のアーティストしか支援できない」というもどかしさが少しずつ湧いてきました。より多くのクリエイターや表現者と関わり、より幅広く「誰かの個性や才能を社会のために開花させる」ことはできないかと考えるようになりました。
そう考えたとき、必ずしもアーティスト事務所や自社事業を展開するエンターテイメント企業でなくともいいのかもしれない。経験値を積む意味でも環境を変えてもいいのかもしれない。そんな風に先々のキャリアについて考えるようになったタイミングで出会ったのが、Nateeでした。
Nateeは「SNSを起点としたソーシャルマーケティング事業」を展開しているいわば広告代理店です。SNSと連動したオフライン施策なども含めたプロモーション戦略を立案し、クリエイターとの共創によって企画からクリエイティブ制作まで幅広いマーケティング支援を行なっています。特徴的なのは、独自のネットワークを構築し合計1万名以上のクリエイターと提携している点です。Nateeでは沢山のクリエイターと関わることができ、クリエイティブを共創し世にリリースしていくことで、彼らの新しい可能性を導くことができるのではないかと考えました。さらに、エンタープライズ企業との取引が多く、クライアントの課題解決のための企画や提案をしていくので、レベルの高いビジネススキルを磨くこともできる。クリエイターの価値を最大化させながら、クライアントの夢も叶える方法を導く力をつけることが私の新たな目標になり、大きな志望動機となりました。
そして、入社の決め手で言えば、なによりもNateeのビジョンに強く共感したんですよね。Nateeは、クリエイターがこの先の社会をアップデートしていく存在となれるよう共創することを目指しています。こんなにもクリエイター想いのSNS広告代理店はないと思いましたし、私自身が大事にしている思想や叶えたいこととピタリと重なっていました。
また、選考時のカジュアル面談もとても印象に残っていて。というのも、席に着くなり、年齢の近い当時のディレクターが「面接官に聞きづらいことも忖度なく聞いてほしい。入社前の悩みや疑問は全部解消できる時間にしましょう」と。その言葉で一気に心がほぐれて、気になっていたことを遠慮なく質問できました。自分で集めた情報や面接だけでは見えてこなかった部分、良い面も悪い面も包み隠さず教えてもらえたのですが、その率直さと優しさに安心感を覚えたんですよね。自分が実際に働く姿をリアルに想像でき、「ここで働きたい」という気持ちがさらに強くなり、入社を決めました。
鈴木まりん
ByteDance、阪神コンテンツリンク、エイベックス‧クリエイター‧エージェンシーを経て、2024年1月より現職。クリエイターサクセスからスタートし、2025年1月からはディレクターも兼務している。
ECサイトでの在庫切れも。クリエイターと共に「ヒット」を仕掛ける
働くなかで感じる仕事の「やりがい」については、特に思い出深いエピソードと合わせて伺った。
現在、クリエイターサクセスとディレクターを兼務しており、クリエイターとクライアント双方に向き合う立場にいます。両者に喜ばれる成果を出せたときは特に大きなやりがいを感じますね。
例えば、大手外資系ブランドの商品のプロモーションを担当した際のことです。「このクリエイターと一緒に制作したい」と提案し、キャスティングしました。結果的に商品がECサイトで一時在庫切れになるほどの反響を得ることができ、予想以上の成果を実現することができました。成功の喜びはもちろんですが、クリエイターから「憧れのブランドのアンバサダーになれて夢のようだった」と感謝をされ、クライアントからも「イメージ通りのクリエイターさんとご一緒できて良い施策になった」とお褒めの言葉をいただけたことが何より嬉しかったですね。
自身の思考やアイデア、時にはひらめきなど様々な角度からクリエイターの可能性を広げていく。さらにその先にいるエンドユーザーの心を動かし、購買行動につながったり、ひいては経済が回ったりする。この一連に関わることができるのは、Nateeの仕事ならではのスケールの大きさであり、醍醐味だと感じています。
正直、前職までは担当アーティストの認知拡大に注力する一方で、商品の販促やビジネス的な視点はあまり持てていませんでした。Nateeでの仕事を通じて、企画立案や、なぜその選択が最善なのか意図をロジカルに伝えるスキルなど、ビジネスにおいて必要なマルチスキルが磨かれているように思います。
また、特にクリエイターサクセスの仕事では、日頃からクリエイターと密にコミュニケーションを取り、彼女/彼らの夢を実現するための重要な架け橋となることができます。絶えずクリエイターと関われる点は、私にとって働く上での重要なモチベーションですね。
例えば、フリーのクリエイターさんに店舗プロモーション施策を依頼した際、撮影現場の待ち時間に「自分1人で、SNS のプロモーション案件をできるなんて思っていませんでした。不安もあったけれどNateeさんのお陰で最後までやり遂げることができ、自信になりました。これからはもっと美容の案件に挑戦してみようと思っています」と涙ながらに感謝されたことがありました。また、会社員として副業でクリエイター活動をされていた方が、Nateeとの制作案件が増えたことをきっかけに、最終的にクリエイター専業として活動していくことを決断された事例も見てきました。クリエイターさんの想いや夢に私たちがしっかりと向き合い伴走することで、彼らの新しい可能性を見出せるし、人生における重要な決断に影響を及ぼすこともある。そういった事例に立ち会うたびに私たちNateeの介在価値を強く感じ、心から感動しています。
鈴木さんが手掛けたプロジェクトの一例。レゴジャパンのプロモーション施策では、小学校高学年の女の子をターゲットとし、学校ジャックやプロモーション動画を企画・制作。小中学生を中心に絶大な人気を誇るクリエイター「しなこ」を起用した。
鈴木さんの転職前後での働きがいの変化を示すグラフ。特にやりがいが高まった理由の1つには、ディレクターとして得られる経験も関係しているという。「より自分の創造性やクリエイティビティを最大限発揮できる場所ができた。スピード感をもって、自分のアイデアややりたいことをとことん試し、恐れずに挑戦していける環境は私には合っていましたね」
人々の個性と才能が生き、幸せで溢れる世界を目指して
そして、今後の目標とは。
これからも引き続き、クリエイティブの力で個性や才能が生きる社会の実現に向けて取り組んでいきたい。私の挑戦はずっと続いていくと思います。
将来的には、インフルエンサーやクリエイターを目指す人たちが、夢を実現できるようにサポートするような発信をしていきたいと考えています。そのためにも、企画、クリエイティブ、ディレクション、コミュニケーション能力など、あらゆるスキルを一層磨いていく必要があります。自分の目標を実現するためにも、今はNateeで実力をつけていきたいですね。
他者の幸せのために全力で突き進む鈴木さん。最後に、何が彼女をそこまで突き動かすのか──
実は私自身が、SNSや音楽の力に救われた経験があり、今の仕事への熱量は実体験からきているんです。中高時代、受験や部活動など、自分なりに頑張ったものの結果が報われないことがありました。周りと比較して自分自身を責めたり、失敗を恐れたり、人の視線ばかり気になってしまうような辛い時期があったんです。そんなとき、心を落ち着かせるために聴いていた音楽の歌詞や、気を紛らわすために観ていたクリエイターのコンテンツに救われて。「誰かと比べるのではなく、自分らしさを大切にしていいんだ」「自分らしく生きていいんだ」と思えるようになりました。大袈裟に聞こえるかもしれませんが、私が今こうしてポジティブでいられるようになったのは、クリエイターやアーティストのお陰だと思っています。どのようなジャンルやクリエイティブであれ、自身を表現し、発信する人を心からリスペクトしていますし、その人の個性や才能を生かしながらコンテンツ共創を実現していくことが、私自身の幸せでもあるんです。クリエイターの作品や発信が、個人の心を動かし、温かい気持ちを生み出す。その感動が広がり、社会を動かす力となり、豊かな感情と幸せが溢れる世界へと繋がることを願っています。その実現に貢献できたら、本望ですね。