今、化粧品業界では新興メーカーの参入が相次いでいる。こうした中、事業拡大の鍵を握るマーケティング・企画職の求人募集を活発化する企業も。実際の求人をもとに、その動向を見ていこう。
コロナ禍による外出自粛の影響などを受け、化粧品メーカーの苦戦が伝えられる。一方でマスク着用による肌荒れのケアや、オーガニック志向の高まりなど、新たに生まれたニーズを捉えた商品の企画・マーケティングによって、成長を遂げる企業も少なくない。たとえばメンズスキンケアブランド「BULK HOMME」運営のバルクオム社は、2020年9月期、売上高が前期比2倍と伸長を果たしている(*)。
こうした中、特にマーケティング・企画職の募集が多く見受けられるのが、新興の化粧品メーカーだ。新ブランドの立ち上げを手掛ける企業もあり、積極的な商品企画・マーケティングへの姿勢が見て取れる。
それでは、具体的にどういった企業で募集が行なわれているのか。一例を紹介していこう。
オーガニックグループ
2014年に創業。化粧品・サプリメントを中心に、製品の企画開発・マーケティング、販売までワンストップで手掛けている。創業以来、売上高・利益は更新を続けているようだ。
特に2020年4月には、新メンズブランド「THE FUTURE」を立ち上げ。自社ECをはじめ、全国のロフトでの実店舗販売を行なっている。
Webマーケターなどのポジションで採用が行なわれていた。
ナチュラルプランツ
化粧品、サプリメントなどの企画・販売を手掛ける。年間で販売するアイテム数は、およそ200点。緻密なネットマーケティングや市場調査、社員一人ひとりのアイデアによって、月に数万点の販売数を記録する商品も誕生しているという。
商品企画も手掛けるブランディング・ライティング担当、Webマーケター、SNSマーケティング担当など複数ポジションの募集が見受けられた。
tattva
化粧品のD2Cブランドを手掛ける。特に採用強化を行なっているのが、商品企画だ。商品のプロダクト設計から、商品化までの一連の流れを手掛けたり、既存ブランドのブラッシュアップによるブランド育成を手掛けたりといった経験を得られるという。
そのほかにも、資生堂などさまざまな企業の求人が見受けられた。ぜひ実際の求人をチェックしてみてほしい。
(*)「世界No.1メンズスキンケアブランドに」。売上2倍成長のバルクオムが見据えるグローバル戦略とは【野口社長インタビュー】
https://netshop.impress.co.jp/node/8064