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「海外人材」の採用・育成を担う、人事募集に注目。求められる要件とは?

掲載日:2019/08/05更新日:2021/02/18

楽天、パナソニック、ファーストリテイリングが「人事」をはじめ関連求人に注力。海外事業の強化、海外人材の採用強化などキーワードは「グローバル」だ。どのような要件が求められるのか、求人概要と共に見ていこう。

楽天

世界30カ国でビジネスを展開。従業員数は連結17000人を超え、70以上の国・地域の出身者が集う(*1)。こうした同社では、グローバルマーケットを視野に、人事制度の構築を進めている。

2010年に話題となったのが、「社内公用語の英語化」。海外の優秀人材獲得における採用上の強みとなり、今ではプログラマー・エンジニアにおいて採用の8割が海外人材が占めるようになっているという(*2)。

今回募集が見受けられたのが、「グローバル人事部」における人事企画。仕事の魅力として記載されていたのが、「グローバルな視点での専門性ある業務経験をすることができる」という点。業務としても、「グローバルガイドライン・ポリシー設計のための情報収集」「分析・制度設計の企画」を担っていくとされている。

パナソニック

世界30を超える国・地域で、連結27万人を超える従業員が働く(*3)。いまや売上の54%が海外となり、海外事業の強化を進めている(*4)。

同社では、グローバルで活躍する人材育成制度の構築を強化。たとえば、グローバル共通の教育訓練の基本体系を構築し、各地域に展開。他国での勤務を推進する、地域間の異動規定も整備している。

今回募集が行なわれていたのが、「人事戦略・人材開発」担当。特に現在の経営課題として、「グローバルでの事業成長に向けた人材戦略の立案と具体化」、さらには「それを担う人材強化」と記載があった。つまり、採用においても注力領域だと言ってよいだろう。

具体的な業務としては、「人材リソース戦略」「タレントマネジメント」「人材・組織開発」など、幅広い人事領域で戦略策定・実行を担っていく。

ファーストリテイリング

23の国・地域でおよそ12万5000人という従業員が在籍(*5)。主力事業である「ユニクロ」は2018年に海外売上高が国内を上回るなど、海外事業を拡大させている。

同社はグローバルにおける人材採用を強化。国籍、学年、新卒・既卒などを排除したオープンな採用方法を展開している。また、世界での活躍を期待される人材(グローバルリーダー社員)の初任給を約2割引き上げるなどの施策も話題となった。

こうした同社で募集が行なわれていたのが、「グローバル人事設計スペシャリスト」だ。

ミッションとして掲げられていたのが、「グローバル人事制度の企画設計(給与報酬制度)」「人事制度の運用設計と体制構築、実行、モニタリング」。各国の人事、さらにはボードメンバーへの提案・協働を行なっていくとされている。

(*1)楽天HP
https://corp.rakuten.co.jp/about/
(*2)【LinkedIn単独】楽天・三木谷CEOが語ったグローバル戦略の現在地
https://www.linkedin.com/pulse/linkedin%E5%8D%98%E7%8B%AC%E6%A5%BD%E5%A4%A9%E4%B8%89%E6%9C%A8%E8%B0%B7ceo%E3%81%8C%E8%AA%9E%E3%81%A3%E3%81%9F%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AB%E6%88%A6%E7%95%A5%E3%81%AE%E7%8F%BE%E5%9C%A8%E5%9C%B0-satoshi-ebitani
(*3)【拠点一覧】パナソニック
http://comlocation.net/wp/?p=886
(*4)パナソニックIR資料
https://www.panasonic.com/jp/corporate/ir/pdf/panasonic_summary_j.pdf
(*5)ファーストリテイリングHP
https://www.fastretailing.com/jp/sustainability/employee/diversity.html

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