日本ロレアルが、マーケターの採用に注力している。140カ国に展開する「世界最大の化粧品会社(*1)」の一員として、求められるものとは。実際の求人を見ていこう。
グローバルで成功しているビジネスモデルを、いかに日本に最適化していくかーー。
「日本ロレアル」のマーケティング担当者にはそういった視点が求められていると言えそうだ。
マーケティング部門が担う役割は「ブランドのビジネスポテンシャルを見極め、日本市場に合わせたビジネスモデルを構築していくこと」とされている(*2)。
実際の求人を見てみると、「Marketing Manager」をはじめ、「ECマーケター」「Retail Marketing」など複数のマーケティング関連ポジションで募集が行われていた(2019年9月20日現在)。
ポジションによって応募資格は異なるが、どの職種にも共通して求められているのが「英語力」。報告や共有などを通じて、グローバルチームとやり取りをすることもあるという。英語力を活かして働きたい方にとっては必見だ。
次に注目したのが、グループ全体で強化するデジタル領域について。ロレアルは、積極的にデジタルに投資をしてきたといえるだろう。
実際に、直近5年間で2,500名のデジタル・プロフェッショナルを雇用。ここからもデジタル人材の採用・育成に注力していることが見て取れる(*3)。また日本では、2015年に「国内初」のCDO(=Chief Digital Officer/デジタル戦略統括責任者)を設けたことも話題となった(*4)。そういった中、デジタルマーケティングに携わるポジションでも積極的な募集が行われていた。
マーケティングという軸でキャリアを歩んでいく上で、ロレアルグループは一つの選択肢となりそうだ。
(*1)売上高3兆3128億円、純利益5,952億円
「会社四季報」業界地図 2019年版 | 東洋経済新報社
(*2)楠田 倫子氏 ( 日本ロレアル株式会社)インタビュー│ISSコンサルティング
https://www.isssc.com/special/interview/brand/marketing/3533
(*3)(*4)ロレアル、ユニリーバ、エスティ ローダー。2019年上半期デジタル施策総まとめ│BeautyTech.jp
https://beautytech.jp/n/n2b93c60d8dd7