「早ければ11月に香港上場申請か」―― アリババは、2019年の "独身の日(*1)" に合わせ上場申請を計画していると報じられた。最大で150億ドル(約1兆6千億円)の調達を目指すとも言われ、世界から注目を集める(*2)。そして同社は日本国内での事業展開も加速へ。2019年11月1日現在、採用強化の動きも見られた。
(*1)11月11日。中国におけるネット通販最大の商戦日と言われる。
838万人――これは2018年度に日本を訪れた中国人の数だ。その数は過去最高を記録し、旅行消費額は年間約1兆5000億円超(*3)にのぼるというデータもある。
そして2019年、それをさらに上回るペースで中国人訪日客の数は推移(*4)。ここには大きなビジネスチャンスがあると言えるだろう。
中国人訪日客の消費ニーズを取り込むため、日本企業がアリババと提携する事例も相次ぐようになった。
その一例が、ナビタイムジャパンだ(2019年10月)。中国人訪日客に向け、移動時間の情報や観光ルートの提供などを行っていくという。また、JR西とアリババとの提携も話題に(2019年9月)。JR西グループに対して「アリペイ」の導入を進め、JR西管内を訪れる訪日客の増加を目指す計画があるという。
こういった流れの中、日本国内で採用強化する動きも見受けられた。
実際の求人を見ると、「セールス」や新規事業における「オペレーションスペシャリスト」、また「法務」の募集も。(2019年11月1日現在)。
自身のスキルがフィットするかどうかは、求人内容からだけでは判断が難しい場合もある。その場合も、「興味あり」を押すことで合格可能性が届く。興味を持った方はぜひ合格可能性を受け取ってみてほしい。
(*2)中国アリババ、早ければ11月に香港上場申請へ=関係筋│ロイター
https://jp.reuters.com/article/alibaba-listing-idJPKBN1XA03A
(*3)訪日外国人消費動向調査2018年年間値│国土交通省 官公庁
https://www.mlit.go.jp/kankocho/news02_000380.html
(*4)アリババがナビタイムと提携、中国人訪日客に観光情報-20年度開始へ│ブルームバーグ
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2019-10-30/Q05XR5T1UM0W01