REPORT
VTuber業界の求人特集

盛り上がる「VTuber」「Vライバー」業界、関連求人も活況へ

掲載日:2022/09/07更新日:2023/05/23
求人掲載中

2017年末ごろから急激な盛り上がりを見せている「バーチャルYouTuber(通称:VTuber)」や「バーチャルライバー(通称:Vライバー)」業界。大手テック企業のみならず、音楽業界、テレビ業界からVTuber事業に参入する企業も。なぜ、これほど注目されているのか? ビジネスの可能性とは? 関連求人とともに見ていこう。

なぜ、VTuber・Vライバー業界が盛り上がっているのか。

そもそも、VTuberとは、リアルな人間に代わり、3Dモデル・CGやアニメ風のキャラを操作し、動画配信などを行う「バーチャルYouTuber」の略称だ。

YouTubeなどで配信を行うが、YouTube以外の動画プラットフォームでの配信をメインとする場合には「バーチャルライバー(通称:Vライバー)」と呼ばれることもある。

配信者の体に取り付けたモーションキャプチャーやカメラの画像認識などで、その表情や動きはキャラクターに反映され、自由自在な動きも可能に。そして生配信ライブ・コメントに対するその場でのリアクションなど、視聴者とのコミュニケーションも人気の理由となっている。

2021年10月19日、ユーザーローカル社が運営する「ユーザーローカル バーチャルYouTuberランキング」に登録した「VTuber」が1万6000人を突破したと発表(*1)。人気VTuberともなると、チャンネル登録者数は300万人を超える。

コロナ禍による視聴時間の増加、高品質な配信、推しカルチャーの浸透、二次創作などもあり、その人気はまだまだ高まっていくと見られる。

さらに引き続き海外における日本のアニメ人気は高く、グローバルでも人気のVTuberが登場。今後、VR・メタバースの普及が進めば、さらなるシナジーも生まれてくるだろう。

大手テック、音楽業界、テレビ業界からも熱視線

大手テック企業を皮切りに参入しており、グリー社でいえば、すでに2018年8月からバーチャルライブ配信アプリ「REALITY」を展開。60カ国・地域以上で展開し、2021年現在、海外ユーザーが8割超を占めるといい、「メタバース事業への100億円投資」の発表も大きな話題となった。(*2)

また、2022年6月にはVTuber事務所「にじさんじ」運営のANYCOLOR社が東証グロースへ株式上場し、想定時価総額が高値を記録するなど、大きな話題となった。

その他、ソニーミュージックエンタテインメント、ポニーキャニオンなど音楽業界などから新規参入も。さらにテレビ業界でいえば、日本テレビが2022年4月、VTuber事業を分社化し新会社「ClaN Entertainment」を設立。エンターテインメント業界全体において、VTuber事業への注目の高さが伺える。

VTuber事業に見る、ビジネスとしての可能性

なぜ、ここまでVTuberはビジネスとしても注目を集めるのか。一つ考えられるのが、多角的なマネタイズのアプローチがある

まず、YouTuberと同様にテレビ番組・映画・アニメ出演、大規模ライブ・イベント出演、PR・広告動画での起用、コラボ商品・グッズ販売など、活躍の幅が広がっている。

そして、例えば、YouTube Liveにおける「スーパーチャット」(通称:スパチャ)に代表されるような、視聴者からの直接的なライブ配信に対する高額の投げ銭も収益源となる。

独自の配信技術・機材、そのノウハウを持つVTuber事務所は、人気VTuberを輩出しており、今後さらに存在感を高めていくだろう。

参考
(*1)https://www.userlocal.jp/press/20211019vs/
(*2)https://en-ambi.com/featured/777/

この記事を読んだ人におすすめの記事
最近ご覧になった求人に基づいたおすすめの求人
若手ハイキャリアのスカウト転職