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スズキ

スズキが、過去最高の売上高へ。さらなる事業拡大に向け「海外営業」を採用強化。

掲載日:2022/12/05更新日:2022/12/05
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2022年4~9月の売上高は2兆2175億円(前年同時期比32.5%増)(*1)となったスズキ。40年前からインド市場に進出し、インド国内の乗用車販売トップシェアを誇る。同社では、販売地域、販売代理店を増やしていく予定。こうしたなか、「海外営業」のポジションで採用を強化している。

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インドでシェアNo.1ーー世界で高まるスズキの存在感

「価値ある製品をつくる」を信条に、四輪車、二輪車、マリン製品など幅広い移動手段を支えているスズキ。

『世界各国・地域のニーズに合った製品をラインナップし、現地で生産していく』

という方針のもと、古くからグローバル市場にも積極的に展開。

相手国を「パートナー」と位置づけることにより相互理解を深め、それぞれの国の経済発展、そして産業の育成・雇用の拡大に寄与していくという同社のスタンスは、海外でも賛同をもってむかえられた。

2022年3月現在、海外の20の国や地域で26社の現地生産会社が稼働しており、アジアを中心とした各国でその存在感を示している。

なかでも、特に同社における売上の柱となっているのが、インド四輪市場だ。インド国内において、スズキが占める割合は47.7%(2020年度) 、シェアNo.1(*2)を誇る。

1982年、業界でも先駆けて未だブルーオーシャンだったインド自動車市場に進出。インドの整備されていない凸凹な路面状況に対応できるよう、インド生産車は車高を上げるといった、「徹底したローカライズ」が、スズキを今の地位に押し上げたといえるだろう。

そんなスズキは、今後さらに「グローバル」を軸に事業拡大を狙う。

見据えるのは、ミャンマー、アフリカ等における新規市場の拡販。そして、国内外のモビリティ分野のスタートアップへの投資による、新たな事業やビジネスモデルの創出だ。

その足掛かりとして、2022年10月には、米国シリコンバレーを本拠とするコーポレートベンチャーキャピタルファンド「Suzuki Global Ventures」(スズキグローバルベンチャーズ)を設立。今後の展開にも注目が集まっている。

スズキグローバル

【4つの事業領域】
・四輪車事業
1955年、軽四輪乗用車「スズライト」から始まったスズキの四輪車事業。以来、小さな車づくりの実績を積み重ね、様々な志向・用途に合わせたコンパクトカーを発売。

・二輪車事業
国内外の二輪車レースでの数多くの実績があり、そこでの挑戦を通じて研鑽した技術は、市販車にも生かされている。小さな50ccスクーターからビッグバイクまで、様々なニーズに合う製品を届ける。

・マリン事業
耐久性、走行性能、操舵性などすべての面で優れた高品質な船外機を提供。スズキ全社の海外売上比率が6割に対し、マリン事業は9割強と、海外取引比率が高いのが特長である。コロナ禍、マリンスポーツは三密を避けたスポーツとして需要が高まり、成長している事業。2020年10月には、環境への取組みの一環として、世界初(*3)となる船外機に取り付け可能なマイクロプラスチック回収装置を開発し、2022年10月より標準搭載した船外機の生産を開始した。

・福祉機器・産業機器事業
二輪車・四輪車の開発で培った技術を応用し、セニアカー(ハンドル形電動車いす)を中心とした福祉機器、超音波技術を用いた各種産業機器などを提供。

「EV事業」に、5年間で約1兆円を投下

もう1つ、同社にとって大きなテーマとなっていくのが、EV化の動きだ。

2021年に発表した中期経営計画のなかでは、「2050年のカーボンニュートラル(炭素中立)への挑戦」そして「25年からの新たな電動車の市場投入」を重点項目とし、同年7月には「EV事業本部」を新設した。

今後、5年間で約1兆円の研究開発費を電動化に投資し、25年度までに軽自動車と小型車、商用車のハイブリッド車(HEV)、プラグインハイブリッド車(PHEV)を開発。軽自動車や小型車の電気自動車(EV)の開発も進めていく。25年度以降は電動車の市場投入し、30年以降は市場投入する電動車の台数を増やしていく予定だ。

2022年8月には、トヨタ自動車とEVを共同開発し、スズキがシェア首位を誇るインドで2025年までに販売することも発表されている(*2)。

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モノづくりにおいて、「小少軽短美」を基本方針としているスズキ。地球規模の環境課題に取り組んでいくうえでも、事業活動から生じる環境影響を「小さく」「少なく」し、地球環境に与える負荷を「軽く」する。さまざまな環境課題の解決に費やす時間を「短く」し、地球がいつまでも豊かで「美しく」あることを目指す。新技術を応用することで、2030年までに浜松工場のカーボンゼロに挑戦するほか、2022年8月にはインドの政府系機関とカーボンニュートラルの実現に向けたバイオガス事業に取り組むことを発表している。

さらなる拡大に向け、「海外営業」を募集

今後、海外でのさらなる拡販、そしてEV化を加速させていくスズキ。同社では、2022年12月現在、同社では「海外営業」をはじめ、コーポレート領域で募集を行なっている。

・四輪車の海外営業
・二輪車の海外営業
・マリンの海外営業
・補修部品・用品の海外営業

営業職で働く社員のなかには、「アジアやアフリカ等の地域に対してモビリティ面から現地の経済発展を支えたい」といった動機で入社するメンバーも多く在籍しているという。

また、今後全社的にEV化に舵をきっていくうえでは、従来の販売・アフターセールスなどに加えて、充電設備等などに関する新たな視点も求められていく。「英語力を活かしながら、新しい領域にチャレンジしていきたい」といった気概のある方には、またとない環境といえるだろう。

入社後は、職場でのOJTに加えて、研修資料の閲覧や新入社員教育への参加もあるなど、フォローアップ体制は充実。希望者には、6カ月の海外研修や、国内営業出向研修などの機会もあり、現場経験を積む機会は豊富にあると言えそうだ。興味を持った方は、ぜひ求人内容をチェックしてみてほしい。

参考
(*1)スズキ中間決算 売り上げ2兆2000億円余と過去最高|NHK NEWS WEB 
https://www3.nhk.or.jp/lnews/shizuoka/20221108/3030018221.html
(*2)スズキ、トヨタとインドでEV 25年までに発売|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM2723P0X20C22A8000000/
(*3)スズキ、マイクロプラスチック回収可の船外機を生産開始|日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC228GQ0S2A720C2000000/

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