異業種から「NTT西日本」へ。売上1兆5000億円超――彼女が求めたのは“驚く未来を創る”挑戦の舞台

西日本エリアにおいて最先端のICTを活用した「社会課題の解決」「新たな価値創造」を実現する「NTT西日本」。多岐にわたるソリューションを提供し、異業種出身の経験者採用入社者も多く活躍する。そういった中、今回取材したのがBtoB領域のデジタルマーケティング分野で活躍する藤井茉莉花さん。試薬メーカー勤務を経て「NTT西日本」へ。彼女が求めたのは“驚く未来を創る”挑戦の舞台だった――。

「NTT西日本」でめざす、より良い顧客体験の提供

はじめに「NTT西日本」への入社動機から伺ってもよろしいでしょうか。

NTT西日本は、グループ全体で最先端のICTを活用し、多くの企業のビジネスに欠かせない製品、サービスを扱っています。それらの価値をお客さまに届け、より良い体験を創造していきたい。そういったチャレンジをしたいと考え、入社を決めました。

現在、ビジネスチャット『elgana』のデジタルマーケティングを担当しているのですが、いわゆるSaaSモデル。カスタマーサクセス＝お客さまのビジネス成功こそがサービス成長の鍵を握るなか、デジタルを通じたコミュニケーションによって継続的に価値を提供していく。NTT西日本というとtoCのイメージを持たれる方もいるかもしれませんが、toBビジネスでも市場に求められるものを提供していける。「この製品は、必ずお客さまのビジネスに貢献ができる」と感じることができたのも入社の決め手になりました。

現在、NTTビジネスソリューションズに出向し、2020年にリリースされたビジネスチャット『elgana（エルガナ）』のデジタルマーケティングを担当する藤井さん。もともと前職の試薬メーカーでもマーケターとして働いてきた彼女。そもそも転職を考えた理由として「顧客体験がオンラインの中心となる時代において、その知見を深めたい、市場から求められる製品に携わり、成長機会を増やしたいと考えるようになりました」と語ってくれた。

自由度高く、新しい挑戦を。

入社後に感じたギャップがあれば教えてください。

あくまでも私が携わっている領域においてですが、大企業のイメージもあったものの、想像よりも自由度高く、さまざまなことに挑戦をさせてもらえており、いい意味でのギャップがありました。

例えば、どこのパートナー企業と取引をしていくのか、どのような分析用ツールを導入するのか、どのような施策を打っていくのか、チームで1から考え、今まさに推進をしているところでもあります。正直にお伝えすると、もう少し体制が整っていると思っていたのですが（笑）『elgana』は新しい製品でもあり、自分たちが主体となって作っていける、どんどんチャレンジができる環境だと思います。

その他、仕事のやりがいについても教えてください。

導入事例のコンテンツを制作するために、お客さまにインタビューを行うこともあるのですが、そこで直接「声」を聞くことができます。どのようにお役立ていただいているのか、価値を提供できているのかを知ることができるため、やりがいになっていますね。また、改善点、お困りごと、ご要望を伺うこともあり、貴重な学び、気づきの場にもなっています。

もう一つ、プロダクトの認知度拡大からリード獲得まで、PDCAを自分たちで回していけるのもやりがいにつながっています。Web広告の運用、SEO対策・記事コンテンツ制作、レビューサイトでのレビュー獲得、IT系展示会への出展…と、いわゆる「デジタルマーケティング全般」に携わり、経験を積むことができているのも大きな魅力です。一方で、現在、投資フェーズとはいえ、費用対効果といった面でいえば課題も少なくありません。いかにビジネスとして成果を追求できるか。結果が出せるか。ここは今まさにチャレンジの最中です。

「NTT西日本は自分次第で新しいキャリアの可能性を広げていける環境だと思います」と語ってくれた藤井さん。その一つが他部門での業務を兼務する“社内ダブルワーク”制度だという。「私はまだ参加資格を満たしていないのですが、ぜひ社内ダブルワークにも挑戦したい。興味がある領域で言うと、オープンイノベーション施設『QUINTBRIDGE（クイントブリッジ）』でのプロジェクトです。スタートアップ企業で働くみなさんが入居しているのですが、いつか事業創出の協業にも挑戦してみたいです」と藤井さん。

仕事は、さまざまな「生き方」に出会う成長のステージ

今後、仕事で挑戦していきたいことがあれば教えてください。

将来的な話ですが、NTT西日本には広いネットワーク、長年培ってきた豊富なデータ、ナレッジがあるので、それらとデジタルマーケティングをかけ合わせた挑戦をしていきたいですね。全国に優秀なセールスも多くいるので、リード獲得など良いパスを出し、効率的な営業活動につなげていけるはず。そうした発信や提案できる人材になれるよう、まずは目の前の仕事でしっかりと成果を出していきたいと思います。

最後に、仕事に対する価値観についても伺わせてください。藤井さんにとっての「仕事」とはどのようなものでしょうか。

先ほど「お客さまへのインタビューが好き」といったお話をしましたが、多くの人たちの人生に触れたい、知りたいというのが根本にあるように思います。なので、仕事でも、さまざまな人の考え方、生き方に出会いたい。そして影響していきたいですし、自分の視野も広げていきたい。そういった大切な時間が「仕事」だと思っています。

偶然の出会い、知らなかった世界の考え方に触れてきたことで、いまもこうして想像もしていなかったような場所に自分が立てている感覚があります。なので、これからもどんどん視野を広げ、多くのお客さまに価値を届けられる自分になりたい。そして“驚く未来を創る”一員として、NTT西日本の発展に貢献していければと思います。

NTT西日本における「女性活躍」に対する取り組みについて

NTT西日本グループでは、女性が個性と能力を十分に発揮できる環境、風土づくりをめざし、女性活躍推進の取り組みを実施。また、誰もが、誰もが積極的なキャリア形成、ワークライフマネジメントを果たせる環境、風土づくりに向け、上司の意識改革や環境整備も行っている。

・女性社員のキャリア意識改革・スキル習得研修／キャリア相談窓口設置
・育児休職者の後任を配置する人事施策を導入
・法令で定められた期間を上回る「3歳」まで育児休職取得あり
・2017年に企業内保育所「ゆめみいよ保育園」を愛媛県松山市に開設
・西日本エリアで約500の育児施設利用可、利用時に料金補助あり
・職場環境づくりのキーマンとなる管理者に向け、男性育児セミナーを開催
・男性社員の育児事由休暇取得率100％以上の目標を設定
・多様な働き方の実現に向けたリモートワーク推進 etc