REPORT
日機装株式会社

世界シェア90%超の製品も。グローバルメーカー「日機装」がキャリア採用を実施へ

掲載日:2025/01/28更新日:2025/01/28

世界トップクラスの技術力を誇るグローバルニッチトップ企業*「日機装」。「特殊ポンプ・システム」や航空機部品「カスケード」など、世界トップシェアを誇る製品を多数有しており、高い品質で信頼を集めている。近年では、持続可能な社会を見据えて、さらなる技術革新へ。同社の概要、最新の求人について見ていこう。

(*)経済産業省「2020年版「グローバルニッチトップ企業100選」 選定企業⼀覧
https://www.meti.go.jp/policy/mono_info_service/mono/gnt100/pdf/2020_gnt100_company_list.pdf

他社の追随を許さない、独創的な技術力

世界シェア約90%を占め、世界のほぼすべての航空機に搭載されている航空機部品の製造メーカーをご存じだろうか。世界トップクラスの技術力を誇るグローバルメーカー「日機装」だ。

同社は、1983年、これまで鋳鉄やアルミ合金などの重金属でつくるのが当たり前だった航空機部品「カスケード」を、世界で初めて軽くて強い新素材「CFRP」での開発に成功。以来、航空機の標準仕様として認められ、2大航空機メーカーのボーイングとエアバスの主要機種から各国のリージョナルジェットまで、あらゆる機種で採用されている。

日機装が手がける製品は、航空機部品にとどまらない。1953年の創業以来、独自の改良を続けている「特殊ポンプ・システム」は、世界のオイルメジャーや国内有数のエネルギー会社から高い信頼を寄せられており、世界シェア約50%に至る。

また、医療分野においては、人工透析装置のパイオニアとして、国内32万人の人工透析患者を支える「血液透析装置」の開発に取り組む。工業、医療、航空という専門性の求められる産業分野において、卓越した技術力を発揮し、品質の高い製品を提供してきた。

同社の強みとしてあげられるのが、他社が真似できない「独創的な技術力」だ。国内初の人工透析装置や世界初の航空機用部品など、日機装は“誰にもできないこと”に果敢に挑戦することで、多くの技術と製品を生み出し、新たな市場を開拓している。日機装だからこそできる技術とアイデア、そして高い品質が、世界中から支持されている証拠となっている。

そして同社は、持続可能な社会を見据え、ものづくりで社会の進化を支え続ける存在となるべく、新たなフェーズへ。2023年に発表された中期経営計画によると、主力事業であるインダストリアル事業(ポンプ・システム事業、精密機器事業)、航空宇宙事業、メディカル事業、各領域においてさらなる技術革新と事業変革に取り組む。

また、研究開発拠点となっている東村山に、新たに研究棟が建設されることが決定しており、水素やアンモニアなどの次世代エネルギーに対応するポンプのほか、電子部品の生産自動化、コンポジット(複合材料)など、さらなる研究開発が加速していく予定だ。

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日機装の新研究棟の外観イメージ。総工費は124億円。2027年に完成を予定している。

日機装の主力3事業の動向

・インダストリアル事業(ポンプ・システム事業、精密機器事業)

ポンプ・システム事業においては、脱炭素社会を見据えて水素・アンモニアポンプの開発を加速し、将来の実用化に向けて事業を育成する。精密機器事業においては、AIやトレーサビリティシステムを活用することで、電子部品製造装置の生産ラインの省人化(オートメーション技術)や品質向上を図る。また、新規・未開拓市場へのアプローチも加速していく。

・航空宇宙事業
世界シェア90%以上を誇る航空機部品「カスケード」の開発で培った技術を活用し、次世代モビリティや人工衛星など、航空機以外の分野への拡大に取り組む。また、国内拠点再編により、宮崎に誕生した航空宇宙工場を最大限に活用し、生産の効率化と収益の最大化を図る。

・メディカル事業
約50年にわたり人工透析装置のパイオニアとして、日本の透析医療を支えてきた同社。中国やアジアをはじめ、北米・欧州へとさらなる海外市場の拡大に注力していく。また、医療従事者向けトレーニング、24時間365日対応のダイレクトコールや遠隔監視サービスにおいて、導入後も迅速かつ安定的なサポートを提供していく。

充実の研修制度、育児・介護と仕事の両立支援に取り組む

最後に同社ならではの制度について見ていこう。人材育成のための研修制度が充実しており、育児・介護と仕事の両立支援や女性の活躍推進などの取り組みにも注力している。入社後は、以下のような制度を通じてキャリアを形成していくことが可能だ。

日機装の制度(一部抜粋)

◆研修制度

・階層別研修(新入社員研修)
・スキル研修(プロジェクトマネジメント、マーケティング・課題解決、プレゼンテーション・ロジカルシンキング)
・選抜研修(社長の直轄下におかれている「未来委員会」では各部門から選抜された若手社員が参加)

◆福利厚生
・公的資格取得奨励金
・通信教育奨励金
・提案褒賞金
・知的財産報奨制度(発明に対して報奨金制度をもうけ、特許取得の奨励をしている)

◆女性の活躍推進
・育児休業制度
・時短勤務制度
・フレックスタイム制制度
・時差出勤

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