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シンクタンク求人特集

野村総研、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、日本総研など。社会を支える「シンクタンク」で働く選択肢

掲載日:2025/07/04更新日:2025/07/09
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社会を支える“頭脳集団”、シンクタンク業界に注目。シンクタンクが果たす役割、提供する価値とは。そして活躍する人材の特徴とは。AMBI編集部でセレクトした求人とあわせて見ていこう。 

社会を支える頭脳集団「シンクタンク」 

シンクタンクとは、政治・経済・科学技術など、特定分野を調査・研究し、その結果の公表や解決策の提言を行なう研究機関の呼称とされている。政策の提言も手掛けることも多く、中立・客観的な情報提供が求められる。そのため、信頼度が高い独立機関として運営されている。

提言を行なう点ではコンサルティングファームも同じだが、役割や提供サービスに違いがあると言えそうだ。シンクタンクは社会的な課題や政策に関する「データ収集や研究・分析」を担い、調査研究結果や知見を提供することを主な目的としている。一方コンサルティングファームは「企業の経営課題解決」を目的に、実用的なビジネスソリューションの提供を主としている。 

またシンクタンクは一般的に「民間系」と「政府系」に分けて認識されている。野村総合研究所、みずほリサーチ&テクノロジーズ、三菱UFJリサーチ&コンサルティングなどに代表される「民間系シンクタンク」は、民間企業や社会全体の利益を目的とし、幅広い分野での研究や提言を行なう営利組織。企業のプロダクトに対する消費者の評価を調査・分析する事例や、経営課題・社内課題に対するコンサルティング業務、市場の見通し・データ分析といった調査研究資料の公開で利益を得ていくビジネスモデルが見受けられる。

一方、政府や公共基幹からの予算で運営され、政策に関する調査・提言を担うのが「政府系シンクタンク」。各省庁など、行政組織に所属する組織として、政策に関する調査・提言を担う非営利組織を指す。

シンクタンクで求められる人材 

一般に、シンクタンクの仕事はプロジェクトベースで行われ、コンサルタント・リサーチャー(準研究員)・シニアコンサルタント(研究員)・シニアマネージャー・マネージャー(副主任研究員)・プリンシパル・ディレクター(主任研究員)といった役職でチームを組み、遂行していく。 

シンクタンクの組織に属するためには、専門的な知識・研究能力・文章力・論理的思考力といった多岐に渡るスキルが必要だ。同時に、経済学者、社会学者、国際関係の専門家、科学者、政治学者など専門領域も広く、多様な人材に活躍の場があるとも言える。

専門性の高いスキルをはじめ、分析力や洞察力、論理的思考力なども求められるシンクタンク。日本を動かす各省庁の政策、そして企業経営やビジネスを支える存在として働く。これからの日本を支える“頭脳”として、キャリアの選択肢になるはずだ。

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