EC、トラベル、銀行、証券、保険など、70を超えるサービスを提供している楽天グループ。あらゆるサービスに紐づく楽天IDの数は9000万超(*1)。2017年末には、第四の携帯電話事業者に名乗りを挙げ、いわゆる「楽天経済圏」のさらなる拡大を進めている。今後、楽天グループはどのような事業を仕掛けていくのか。求人情報と併せて見ていこう。
(*1)携帯キャリア事業への新規参入表明に関するお知らせ
https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/1214_02.html
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求人を見ていく前に、まず楽天グループにおける最近の動向について見ていこう。
楽天グループは「楽天スーパーポイント」を軸に、ユーザーが同一IDで複数のサービスを利用する「楽天エコシステム」にある。楽天エコシステムを形成するのは、国内で9000万を超える膨大な会員基盤だ。2017年、発行する楽天スーパーポイントは1兆を突破(*2)。
さらに主軸事業である「楽天市場」の流通総額は2016年に3兆円超(*3)。クレジットカードの取扱高は2017年4月~9月期に、約3兆円となり、国内トップとなった(提携カード除く)(*4)。
こうした中、楽天グループが進めているのが楽天エコシステムのさらなる拡大だ。たとえば、2017年末には、第四の携帯電話事業者に名乗りを挙げた。携帯キャリア事業はEC、金融、決済などの事業とシナジーを生みやすい領域。ソフトバンクグループの軌跡と同様に、携帯キャリア事業により楽天エコシステムを大きく広げる可能性がありそうだ。
さらに注目したいのが「楽天コイン」と呼ばれる独自の仮想通貨を立ち上げる構想。これはブロックチェーン技術を活用した、楽天スーパーポイントの仮想通貨化。大きく、国内外のサービスでIDやポイントの共通化を図ろうというもの。ポイントの世界共通化により海外にもエコシステムを大きく拡大していく方針だ。
(*2)「楽天スーパーポイント」の累計付与ポイント数が1兆ポイントを突破!
https://corp.rakuten.co.jp/news/update/2017/0714_01.html
(*3)楽天の国内EC流通総額は3兆円台に突入、伸び率は12%増【2016年度】
https://netshop.impress.co.jp/node/3994
(*2)楽天、クレジットカード取扱高トップに
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO25464490Z00C18A1EE9000/
拡大を続ける楽天エコシステムでは、IDに紐づくビッグデータを獲得。さまざまな事業を仕掛けていくと考えられている。
たとえば、2017年に電通と立ち上げたのが、企業のマーケティング活動を支援する新会社「楽天デジタルマーケティング」。楽天市場を活用したWebサイトを中心とするプロモーション、楽天スーパーポイントや電子マネー「楽天Edy」を活用した店頭を中心とするプロモーションなどの展開で蓄積された知見とデータを活用。オンライン、オフラインにおける総合的なマーケティングソリューションを提供していくようだ。
さらに、がん治療など医療や健康領域にも参入。2017年に、新しいがん治療法として注目されている「光免益療法」の商業化を進めているアメリカのベンチャー企業に出資。楽天会員データと組み合わせた医療サービスを展開していく方針だ。
楽天グループではどのような求人募集が行われているのか、一例を紹介しよう(2019年11月現在)。
■事業開発(動画、SNS、FinTech領域)
■プロダクトマネージャー(楽天トラベル)
■新規事業開発担当(ラクマ)
■地域活性コンサルタント
■データ戦略コンサルタント
■人事・採用広報ディレクター
■経理(スタッフ・リーダー候補)
AI、IoTなどの進歩が進み、ビッグデータがより重要となっていく時代。楽天エコシステムで膨大なビッグデータを保有する楽天グループはどのような事業を仕掛けていくのか。働く上で、チャレンジの機会も多いといえそうだ。
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