外資系医療機器メーカーで営業職として働くーー新たなフィールドへのチャレンジとして、こうした選択肢を選ぶ人も少なくない。背景にあるのは、語学力・業界での経験を問われないケースがあるということ。さらに異業界出身者からは「成果に応じた報酬が手にできる」という志望理由が挙げられることもある。そこで今回は医療業界の現状、外資系メーカーの動向とあわせて、実際の求人を見ていきたい。
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医療機器の市場規模が拡大を続けている。2016年に3390億ドルだった世界市場は2022年に4600億ドル規模へ(*1)。高齢化や健康意識の高まりなどを背景に、世界的に需要が高まり続けている。
成長が見込まれるグローバルマーケットにおいて、大きな存在感を放っているのが欧米企業だ。事実、世界の売上高トップ10はすべて欧米企業によって占められている(日本企業は17位にオリンパス、18位テルモと2社がランクイン *2)。
日本の医療機器市場は世界第2位の規模。1位のメドトロニック、2位のジョンソン・エンド・ジョンソン、3位のGEをはじめ、多くの外資系メーカーが拠点を展開している(*2)外資系医療機器メーカーとしても重要市場と位置づけていると言ってよいだろう。
たとえば、2017年9月、メドトロニックはアジア全体の戦略拠点として川崎にイノベーションセンターを開設。グループの先端教育や製品開発の役割を担っていくという。
さらに、ジョンソン・エンド・ジョンソンは2014年に医療技術の研修施設「東京サイエンスセンサー」を開設。また、2018円10月にGEは大和ハウス工業と再生医療の商用化に向けた協業を発表した。
実際に、外資系医療機器メーカーは、日本市場においてもあらゆる領域で高いシェアを獲得している。
たとえば、心臓ペースメーカー(市場規模368億円)における日本シェア1位は日本メドトロニック、2位がセント・ジュード・メディカル。その他、人工股関節(市場規模567億円)、消化器内視鏡用処置具(市場規模516億円)、脊椎固定システム(市場規模351億円)など、多くの領域で外資系企業がトップシェアを誇っている。
日本における市場拡大のドライバーとして、営業職としても多くの人材が求められているといえるだろう。
それでは、外資系医療機器メーカーはどういった営業職募集を行っているのか。求人からその傾向を見ていこう。
多く見受けられるのが、「同業界での経験は問わない」というもの。医療機器は4000種類以上、品目数30万品目と言われる多品種少量の市場構造だ。
細分化された医療機器の分野それぞれで専門的な知識が必要とされ、業界内での横移動がそれほど有利に働かないケースもある。そこで、専門的な知識を身につけるための入社後の研修を3ヶ月~半年など長期に設定。学ぶ意欲を重視し、選考基準に設ける企業もある。
さらに外資系でありながら、語学力不問の求人も少なくない。営業インセンティブを明記している企業もあり、成果に応じて報酬を得られる設計も魅力の一つだと言えそうだ。
2018年3月現在、同業界において世界でもトップクラスの売上高を誇る医療機器メーカーの求人も多く見受けられた。ぜひ実際の求人をチェックしてみてほしい。
(*1)日本産業の中期見通し
https://www.mizuhobank.co.jp/corporate/bizinfo/industry/sangyou/pdf/1058_09.pdf
(*2)我が国医療機器産業の現状
http://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/iryou_innovation/pdf/001_05_00.pdf
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