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フードテックの注目

ミールキット、代替肉、レシピ動画…テクノロジーで変わる「食」

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2020年以降も、「フードテック」は一つの注目キーワードとなりそうだ。とくに新型コロナウィルスの影響で、普段の食生活も大きく変化。世界的に食糧危機なども叫ばれる。こうした中、「食」の課題をどのように解決していくのか。最新の動向に迫っていこう。

世界で注目を集める「フードテック」市場

いま、5Gや自動運転と並ぶ最先端分野のひとつに挙げられるのが、フードテックだ。

事実、世界でフードテックへの投資は増え、2017年には投資額が100億ドル(1兆1000億円)を突破(*1)。

フードテック先進国アメリカでは、マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ、Google共同創業者のセルゲイ・ブリンなど、名だたる起業家も同領域への積極的な投資を行う。

そういったアメリカでいま活発なのが、「代替肉」の開発。国内では動物の幹細胞を培養したものや、植物由来の代替肉の提供がレストランやハンバーガーチェーンなどでスタートしているという。代替肉の普及には、生産・流通システムの効率改善によって数十億ドル(数千億円)規模のコストダウンにつながるとの予測も立つ。こういった期待を受け、さらなる開発・改良が進められると見られる。

代替肉の世界市場は2030年には9兆円を超えると推測されている(2018年時点では約5000億円)(*2)。

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国内フードテックの動向、注目サービスは?

では、日本国内の動きはどうか。特徴的なのが、スタートアップや大企業など、多様な業界からフードテック領域への参入が相次いでいることだ。

提供サービスも農業技術、レシピサービス、調理家電などさまざま。その最新動向とともに、求人について見ていこう。

保存食としての代替肉

日本でも健康志向の高まりもあり、日本国内でも代替肉市場は23年までに約336億円に上ると言われている(*2)。

とくに、2020年2月頃から猛威をふるう新型コロナウイルスの影響で、極力外出の回数を減らそうとする人々の中で、「保存食」への需要が拡大。

伊藤ハムでは、通常の肉よりも保存期間が長い「植物肉」を使った商品を2020年2月に発売。味や食感を食肉に似せた大豆由来の素材を使い、ハンバーグや唐揚げなどの商品を展開する。

日清食品でも、「カップヌードル」で使用される通称“謎肉”が、大豆由来の素材と豚肉で作られた“大豆ミート”として知られている。現在、東京大学生産技術研究所と共同でし“培養ステーキ肉”の開発を進めており、培養肉の進化に次々と貢献していくようだ。

レシピ動画

この数年で急激に市場を拡大させたのが、レシピ動画サービスだ。

大手企業の参入も活発に。たとえば2018年3月、KDDIは「DELISH KITCHEN」運営のエブリーを持分法適用会社にすると発表。さらに2018年7月、ヤフーが料理レシピ動画サービス「kurashiru(クラシル)」運営のdelyを連結子会社化した。

2020年4月には、楽天が「楽天レシピ」のスマートフォン用サイトをリニューアル(*4)。よりスムーズな操作性を実現している。

ミールキット

調理に必要な食材と、レシピがセットになったサービス。短い時間で手料理を作ることができる。日本では、セブン-イレブン、楽天をはじめ、あらゆる領域の大手企業が参入。大きな盛り上がりを見せる。

こうした中、ミールキット大手のオイシックス・ラ・大地は、コロナによる巣ごもり需要により会員が拡大。さらに同社は、居酒屋「塚田農場」や「串カツ田中」の食材も電子取引で揃えるほか、4月末には未就学児向け通信教育「こどもちゃれんじ」と共同開発したミールキットも発売。料理の楽しさ、食の大切さについての学びを促している(*3)。

スマートキッチン

ネットワークに繋がった調理器具・家電が自律的に調理する。

2018年12月には、パナソニックのスマートホームプラットフォーム『HomeX』がクックパッド社のスマートキッチンサービス『OiCy』とともに、共同開発の開始を発表したというニュースも。

生活の根幹となる「食」は、ビジネスとしても注目の市場と言えるだろう。さらに、食に関してはまだまだ世界中で多くの課題も山積みだ。その解決の一翼を担っていくことは、大きなやりがいを感じられる機会も多いはずだ。

(*1)増える食への技術投資、多様化するフードテック事業者 |日経Xtech
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/mag/nc/18/101700076/101700003/
(*2)伊藤ハム「植物肉」に参入 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO53500810Y9A211C1TJC000/
(*3)オイシックス、「巣ごもり需要」で会員拡大 | 日本経済新聞
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO59397730R20C20A5X13000/
(*4)「楽天レシピ」、スマートフォン用サイトをリニューアルし、アプリのようにスムーズなユーザー体験を実現 | PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001194.000005889.html

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