2019年2月にリリースされた『メルペイ』。4ヶ月で登録者数は200万人を突破、加盟店数も135万ヶ所へ。最大70%還元のキャンペーン(2019年5月)も話題となった。求人動向として、「加盟店・顧客の拡大ミッション」を担うBtoB関連ポジションの採用強化が見て取れる。
2019年3月に発足された「QRコード決済の事業者連合」だが、LINE社、メルペイ社に続き、NTTドコモの参入が発表された。今後、『LINE Pay』『メルペイ』、さらにNTTドコモ『d払い』の3サービスが共同で、加盟店を開拓する形に。また『メルペイ』は、ソフトバンク・ヤフーの『PayPay』とも、2019年7月に、共同キャンペーンを実施する。
『メルペイ』の強みは、月間アクティブユーザー数1200万人超を誇る『メルカリ』の存在。取引による売上金は、年間5000億円ほどにも及ぶ。ユーザーは取引により得たお金をそのままリアル店舗での購入に使うことができ、新たに入金・チャージなどの必要がない。今後、購買データによる新規ビジネスも期待される。
こういったメルペイ社の求人を見ていくと、特に「加盟店・顧客拡大」をミッションとするポジションで募集を見受けることができた。
まずセールス関連職の求人概要を見ていくと、ミッションとして「社会インフラを圧倒的な利便性をもってアップグレードする」「お金の流れをもっと身近で簡単なモノに変える」という表記が見受けられた。いわゆる「加盟店開拓」であるが、「社会インフラとなる決済」として、サービスを広めていく醍醐味がありそうだ。
また、「決済手段の提供のみならず資産運用・レンディング(融資)保険といったお金にまつわるサービスを社会に実装」とある。決済以上の広がりにも期待できるだろう。
「決済」などFinTech関連サービスはもちろん、「エンタープライズ セールス」「加盟店(大手企業)の開拓営業」の知見、経験が活かせると言えそうだ。
マーケティング関連職も、キーワードは「BtoB」だ。セールスと連携し「加盟店開拓」を追う。「コンテンツマーケティング」職の募集で見られた業務概要でいえば、
・デマンドジェネレーション(需要喚起活動)の加速
・リード(顧客名刺情報・顧客名)獲得(Lead Generation)
・リードの醸成・教育(Lead Nurturing)
・リードの質の向上による機会創出(Lead Qualification)
といった内容が見られた。
とくにBtoBマーケティング立ち上げに『メルペイ』という先鋭的なチームで携わる、またとないチャンスともいえそうだ。
参考
メルカリ決算資料(2019年6月期 第三四半期)
https://pdf.irpocket.com/C4385/eHSm/vwwn/oECA.pdf
メルペイHP
https://www.merpay.com/merchant/