資生堂が、デジタルマーケティングに大胆な投資を続ける。グローバルで掲げる中長期戦略「VISION 2020」の中でも、マーケティングの強化は重点戦略の一つに(*1)。同社の動向とともに、関連求人を見ていこう。
約8%となっているEC事業の売上構成比を、2020年度15%まで上げていくーー資生堂は、EC・デジタル領域の成長目標をこう掲げる(*2)。
その中で重要視される一つが、マーケティングだ。250億円という巨額をデジタルマーケティング関連に投資し、マーケティングを強化すると発表(*3)。次いで、2018年1月には「マーケティング強化本部」を発足する動きもあった。
世界約120の国・地域で事業を展開、グローバルで1兆円を売り上げる同社。「専科」「エリクシール」などはマーケティング強化により中国・アジアで飛躍的な成長を遂げている。今後クロスボーダーマーケティングや越境ECの強化もポイントになってくると言えそうだ(*4)。
次の成長に向け、デジタルシフトを加速させる資生堂。2019年8月21日現在、同社ではデジタルマーケティングに携わるポジションが複数募集されていた。
ポジションに応じて「デジタル戦略の立案」や「ブランドマーケティングの中期計画の策定、実行」などを担うという。中には、英語スキルを活かせるポジションも見受けられた。
マーケティングの経験を生かして、スケールの大きい仕事にチャレンジする機会がありそうだ。
(*1)資生堂、「新3カ年計画」(2018年~2020年)を策定│資生堂グループ
https://www.shiseidogroup.jp/news/detail.html?n=00000000002396
(*2)2018-20年度 経営戦略・計画│資生堂グループ
https://www.shiseidogroup.jp/ir/pdf/ir20180305_480.pdf
(*3)2018年から2020年度までの3年間
資生堂、デジタル投資520億円 「今後3年間の最優先事項」に│日経 xTECH
https://tech.nikkeibp.co.jp/atcl/nxt/column/18/00001/00197/
(*4)決算説明資料 2018年実績│資生堂グループ
https://www.shiseidogroup.jp/ir/pdf/ir20190208_591.pdf