INTERVIEW
EYストラテジー・アンド・コンサルティング

Big4 EYの戦略コンサルティングチームが採用強化へ。活躍メンバーが語る成長のステージ

掲載日:2022/03/24更新日:2023/10/06
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全世界150カ国以上に700拠点以上ーーグローバルネットワークを有するEY。EYの戦略コンサルティングチームのEYパルテノンが採用強化へと動き出す――。その募集背景、同社でこそ得られる成長機会とは?

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戦略コンサルティングチーム、EYパルテノンの存在感

世界4大会計事務所・総合プロフェッショナルファームの1つであるEY。同ネットワーク内に屈指の戦略コンサルチームが存在している。

それがEYパルテノンだ。

グローバルに7,000⼈以上のプロフェッショナルが在籍しているEYパルテノン。

単なる戦略コンサルではなく、「ストラテジー・アンド・トランザクション」、つまり、戦略の立案・実行支援する部門と企業のM&Aトランザクションを実行支援する部門が同じ組織に属することが他のビッグ4との大きな違いだ。

M&Aは手段に過ぎない。EYパルテノンは、変⾰のための戦略策定、実⾏、そして全てのステークホルダーに⻑期的価値をもたらしていくことを目指し、日々CEOやビジネスリーダーと伴走している。

近年、市場においてもEYのグローバルネットワーク内でも存在感を増すEYパルテノン。その背景について見ていこう。

■EYパルテノンが市場から求められる背景

まず大きく市場全体では、成長戦略の一つとしてのM&Aに対するニーズが世界的に高まっている。成長を加速していく手段としても広く浸透している。そうした背景もあり、同社に求められる役割も大きなものとなっている。

そのなかでもEYパルテノンの強みは「実現可能な戦略(Real-world strategy)を描いていく」部分にある。M&A後における統合効果を最大化する統合プロセス「ポスト・マージャー・インテグレーション(PMI)」については、今回特集するPMIの専門家集団である「トランザクション・ストラテジー・アンド・エグゼキューション(TSE)」チームが指揮していく。

M&Aにおける障壁は少なくない。

同じ業界であっても「A社」と「B社」では、それぞれやり方、事業の進め方のプロセスは当然異なる。そのすり合わせだけでも、膨大な業務が発生する。

例えば、日常業務においては旅費の経費精算、承認の取り方、契約書類の形式が違うこともあるだろう。当然、経営判断上の指標も異なる。国やエリアを越えたクロスボーダー案件であれば、より大きな障壁となる。

通常、買い手側の企業に統一していくことが基本だが、そういったあらゆる変化は売り手企業の社員の働き方も大きく変える。M&Aを成功に導く上で、PMIは非常に重要な役割を果たす。

こういった課題に対しても、同社のトランザクション・ストラテジー・アンド・エグゼキューション(TSE)チームでは、統合予定日の半年以上、長ければ1年以上前から準備を行ない、統合プロジェクトを推進していく。

企業と向き合う中では、企業の関係構築をしていくために売り手側の企業に常駐し、社員の方の業務をサポートするなど、ある種「泥臭さ」もあるPMIの仕事だが、この積み重ねが、統合1日目から、無事に事業継続、さらには統合後速やかに想定していたシナジーを獲得していくことにもつながる。2社が統合することによる化学反応を間近で見届けられるのは、同社で働く醍醐味の1つである。

■EYパルテノンの主な3つの部門

・ストラテジー(Strategy)
EYにおける戦略コンサルティングサービスをリードし、独自のセクターや企業に関する専門知識に加え、詳細な市場・競合分析、顧客調査などから得たデータやインサイトをもとに実現可能な成長戦略の策定を支援している。

・トランザクション・ストラテジー・アンド・エグゼキューション(Transaction Strategy and Execution)
企業が成長戦略の1つとしてM&Aを行なう際に必要となる統合業務=PMI(ポスト・マージャー・インテグレーション)をサポートする部門。具体的には、M&A後の企業統合のみならず、企業内での子会社の統合、子会社の分割などの組織再編等、いわゆる“トランザクション”に伴う業務をサポートする。

M&Aにおける潜在的なシナジー効果の評価や検証を含めたオペレーショナル・デューディリジェンス、M&Aを成功に導くための統合後プロセスの構築、統合実務のプロジェクトマネジメント、戦略的事業再編や事業の売却など総合的にサポートしている。

・ターンアラウンド・アンド・リストラクチャリング・ストラテジー(Turnaround and Restructuring Strategy)
企業価値向上のための、企業・事業再生および組織再編に向けた支援をするとともに、これらを通じた業績や財務的課題の改善を目指している。また、M&Aを更なる成功に導くため、案件成立前からディール後を見据えて、今後の収益と利益率改善、資本効率の向上を達成するための戦略策定(バリュークリエーションアドバイザリー)を提供している。

■組織カルチャーについて

EYパルテノンにおける特徴的な組織カルチャーとして「メンバー同士による助け合いの精神、コラボレーション・チームワーク」が挙げられる。それは、役職、経験、時には国境をもまたぐ。

たとえば、プロジェクトで行き詰まった時でも、世界中にいる31万人というメンバーが膨大なプロジェクトを通して得た知見を活用していくことが可能。プロジェクト事例やナレッジの共有から、コミュニケーション、コラボレーションが実現していく。

事業会社出身のコンサルタント未経験者も多く在籍している同チームでは、サポート体制も手厚い。プロジェクトの頂点となるパートナーとスタッフとの距離が近いのが特徴だ。クライアントに対して自分たちがチームとして高いパフォーマンスを出すという考えが根付いているため、パートナーはメンバーそれぞれの担当案件や進捗、時間の使い方を把握し、重要なミーティングへの同席・フォローなど日常的に行っている環境だ。

ここからは実際に活躍しているEYパルテノンメンバーによる声を届けていこう。

活躍人材の声|T.Tさん(シニアコンサルタント)の場合  

EY01

新卒で大手アパレル企業に入社。店舗運営業務全般を担当。2017年に、大手人材派遣会社の経理部海外チームにて、PMIや組織再編などの企画業務を担当。M&Aを軸にキャリアを進めていきたいと考え、コンサルティングファームを転職先として視野に入れるように。その中でも、特にPMI領域に特化するチームをもつEYに惹かれ、2019年に入社。TSEチームにてPMI、PMOとしてセル&セパレーションの総合的なサポートを行なっている。

クライアントに二人三脚で伴走した先にある喜び

EYパルテノンで働くことで感じるやりがいについて伺わせてください。

お客様から、「Tさんのことを頼りにしています」と言葉をかけていただいたり、温かいメッセージをいただいた時は、やりがいを感じます。

あるプロジェクトでは、1年半という長期間にわたり、PMOの一員として関わらせていただきました。

そのプロジェクトは、グローバル企業の事業の一部を切り離し、新会社に受け渡していく、いわゆるカーブアウト案件でした。

カーブアウトの場合、クライアントのプロジェクトメンバーの中でも、「新会社に行く側」と「残る側」に分かれるのですが、しばしば生じてしまうのは、立場の違いによる温度差です。

「新会社に行く側」の方々は、自分たちだけでビジネスをしていく当事者の目線で、強い責任感のもと取り組んでいる。一方、「残る側」の方にとっては、自社とは関係なくなる事業部という位置づけなので同等の熱量を持つことが難しい場合は多くあります。

とはいえ、残る側の方からの協力が得られないとカーブアウトは円滑に進みません。ここに、私たちコンサルタントが介在価値を発揮します。

私たちコンサルタントは、第三者の立場から介入して橋渡し的な役割をしていきます。具体的には、残る側にもカーブアウト関連の諸手続きに協力してもらえるよう、クライアントのグローバルチームから働きかけを行なってもらったり、「EYからのお願い」という形で情報提供の依頼をしたりします。

そのなかでは、コミュニケーションの取り方にも細心の注意が必要ですし、常に気を張っていなければならない大変さはあります。

ただ、一年半もの長い期間を共に働くうち、第三者として指示や依頼をするというよりは、クライアント企業の社員のような気持ちで二人三脚でゴールに向かって走っていくような感覚がありました。そのため、プロジェクトが終わって最後のご挨拶をしたときは、まるで自分が退職するような気持ちでしたね。

新会社に行かれた方々からいただいた、「これからの船出がすごく心配ですが、南風が吹いたらTさんの後押しだと思い、北風が吹いたら叱咤激励と思い頑張ります!」というメールは忘れられません。ここまでEYを受け入れ、私を信頼していただいたクライアントに、感謝の気持ちでいっぱいになりました。

ピンチは支えあって乗り越える

続いて、EYパルテノンのカルチャーについて、伺わせてください。

クライアントからの感謝の言葉はもちろんですが、もう1つ、「上司や同僚の支え」は非常に大きな力になっています。

M&Aコンサルというと、華やかなイメージを持たれるかもしれませんが、じつは泥臭い仕事も多く存在します。たとえば、クライアントから「来週までに300件分のデータ登録をしてほしい」といったように、クライアントのいち戦力として業務を依頼されることもあります。

明らかに自分のキャパシティを超えたご依頼内容をいだだくと最初は途方に暮れてしまいますが、上司に相談すると、かなり上の立場の方まで「僕も一緒に手伝うよ」と地道な作業に手を貸してくださいます。 

個人の負担が大きくなりすぎないようケアしてくださる方が多いので、安心して働けます。また、クライアントに価値を提供するために真摯に応える姿勢、向き合い方のお手本を間近で見せていただけるという意味でも、非常にありがたいと思っています。

EY02

「残業が多くなりすぎないよう気にかけていただいているお陰で、プライベートの時間もちゃんと大切にしながら働けています」と語るTさん。

PMIとして専門性を磨きたい

今後、キャリアに関して実現していきたいことについて伺わせてください。 

今後は専門性を高めていきたいと考えています。

一度、入社して間もないころ、とあるPMIの案件で、ファイナンス領域のシステム導入のお手伝いをしたことがあります。

そのプロジェクトではファイナンスに強いメンバーが財務諸表のレビューをするだけでなく、経営体制の構築に関するアドバイスまで積極的にしていたのです。当時横で見ていて、「ファイナンス領域における専門性を持っていると、一歩踏み込んだアドバイスもできるんだ」と憧れたことを覚えています。

この2年半ではPMOとして、プロジェクトを俯瞰してみながら円滑に進めていく経験を積むことができたので、次は専門性を身につけて、ステップアップしていければと考えています。

仕事は、自分次第でいくらでも楽しくできる

最後に、Tさんにとっての「仕事」とは? 

仕事とは、「楽しむべきもの」だと捉えています。働いていれば当然、苦しいことやうまくいかないこともありますが、自分の努力や工夫次第で、「気持ちの持ち方」はいくらでも変えられると思っています。

私の場合、何よりも「人間関係が上手く行かないこと」にストレスを感じるタイプです。そのため、クライアントの担当者、チームメンバーなど、「人」を大事にするように心がけています。

例えばチームがうまくいっていないのであれば、どんなに忙しかったとしても、そこの課題を解決していくための時間をしっかりと確保する。こうしたことが、結果的に業務が円滑に進むようになり、ひいては自分の周囲の環境を整え「楽しめる環境」をつくっていくことにつながると信じています。加えて、仕事を楽しめていれば、やりがいや喜びもその分大きくなると思います。

日々格闘する毎日ですが、これからも仕事を楽しみつつ、スキルも磨いていきたいですね。

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