新たに70社超がIPOを果たし*、市場から期待を集める企業が続々と出てきている2022年。新たな資金を得て既存事業の拡大、新規事業などを強化していく企業も少なくない。その中でも積極採用中の成長企業をピックアップして紹介していく。各社さらなる事業成長に向け、採用を強化し、アクセルを踏み込んでいくフェーズ。それゆえに得られる成長機会も多いはずだ。各社の事業概要と共に求人を見ていこう。(*2022年11月16日現在)
【1】エアークローゼット
【2】AViC
【3】FCE Holdings
【4】M&A総合研究所
【5】SBIリーシングサービス
【6】CaSy
【7】キューブ
【8】サークレイス
【9】日本ビジネスシステムズ
【10】BeeX
【11】pluszero
【12】プログリット
【13】マイクロアド
【14】マイクロ波化学
【15】リンカーズ
ファッションレンタルサービス『airCloset』を展開、「ITと発想で人々の日常に新しいワクワクを創造する」をミッションに掲げるのがエアークローゼットだ。既存事業のリブランディングや新規事業の開始などを背景に、更なる事業拡大に向け法人営業とマーケティング・Webプランナーの募集を行っている。
デジタルマーケティング事業を手がけるAViC。「マーケティングで人・企業・社会をより良くする」をミッションに掲げ、上場企業など40社以上の企業を支援する。第二創業期を迎えた今、アカウントプランナーやSEOコンサルタント、採用リーダーといった人材の採用を強化する。
世界的ベストセラー『7つの習慣』の出版をはじめ、子どもからビジネスパーソンを対象に「教育研修事業」「DX推進事業」「出版事業」というセグメントで事業を展開。2012年から10年連続で、Great Place to Work®「働きがいのある会社」ランキングでベストカンパニー入りを果たしている。同社では、カスタマーサクセスやコンサルティングセールスなどの募集が見受けられた。
M&A仲介やM&Aメディアの運営を行なう。今後はAIやDX等を活用したM&A仲介以外の業界に参入することも構想しているという。そういった中、同社ではM&Aアドバイザーを募集中。将来的には新規事業の責任者や子会社の経営層としての活躍を視野に入れた採用だという。
航空機・船舶など実物資産を投資対象とした日本型オペレーティング・リース商品を組成・提供するSBIリーシングサービス。開業後、約4年間で組成総額は約3600億円、購入企業数は約1500社となっている。同社では現在、組織強化に向けて経理のポジションで募集を行なう。
家庭向け家事代行サービスや、法人向けの出張型社員食堂、オフィス清掃などを手がけるCaSy。2019年には「家事代行サービスランキング(日経DUAL)」第1位に選出された。そういった同社では現在、家事代行クラウドソーシングサービスを担当するテックリードエンジニア(フルリモート・フルフレックス)を募集していた。
1994年創業、「マークアンドロナ(MARK & LONA)」「ホーンガーメント(HORN GARMENT)」といったゴルフウェアブランドを展開。2022年3月には自社ブランドを取り扱うコンセプトストアを表参道ヒルズに出店した。同社では事業拡大に伴い、経営企画や、デジタルマーケティングなど複数のポジションで採用を強化する。
DXやICTを活用した業務改善コンサルティングを手がけるのがサークレイスだ。Salesforceプラットフォームをはじめとするクラウドソリューションの設計、開発、定着化から保守・運用までを担い、2021年には「Anaplan Partner of the Year 2020」における「Japan Support Partner of the Year FY21」を受賞。現在、IT統制を担当する社内SE、マーケター、Salesforce導入コンサルタントなどの募集を行なっている。
1990年に設立し、クラウドインテグレーション事業等を展開するのが日本ビジネスシステムズだ。日本を代表するエンタープライズ企業をはじめ、外資大手などとも直接取引を行なう同社では、現在エンタープライズ営業を募集していた。
「データセンタートランスフォーメーション(データセンター変革)」「ハイブリッドクラウド・マルチクラウド」という2つのテーマを掲げ、サービス展開するBeeX。現在SE、サーバ・ネットワークエンジニアなどの募集を行なっている。フルフレックス、リモートワークなども取り入れた働き方ができるという。
AI・自然言語処理を通して事業コンサルティング、サービス提供を行うpluszero。東大発ベンチャーとしても知られ、社内には常時約80名の東京大学の様々な研究室に所属する学生メンバーが在籍している。2022年11月現在、PMやITコンサルタントなどの募集を行なっていた。
個人・法人向け英語コーチングサービス「プログリット」やサブスクリプション型の英語学習サービスを手がけるEdTechスタートアップ。導入企業にはTOYOTA、JT、日立製作所なども名を連ねる。今後さらなる拡大を目指し、フィールドセールスや新規事業立ち上げ担当、プロダクトマネージャーなどを募集していた。
ビッグデータを基盤にしたマーケティングプラットフォーム事業「UNIVERSE」を展開、多種多様なデータを統合分析し、広告主の課題解決に取り組む企業だ。同社は現在、ビッグデータを活用した新たなサービスのリリース。また、さらなる事業拡大に向けて、法人営業職などの募集を行なっている。
「マイクロ波技術」の活用により、100年変わらなかった化学産業の変革を目指す同社。マイクロ波化学プロセスの研究開発やエンジニアリングを始め、様々な事業を展開する。求人では、医薬品、電子材料から燃料まで幅広い分野での製造プロセスや新素材開発のプロジェクトに携わる研究員を募集していた。
ものづくり産業界に向けたビジネスマッチング事業を展開。大手企業のニーズと中堅・中小企業の技術力の出会いを生み出すプラットフォームを運営する。同社では、事業拡大に伴い、戦略コンサルタントやエンジニアリングマネージャーの募集を行なっている。
【新市場区分について】
東証では2022年4月4日より「プライム市場・スタンダード市場・グロース市場」3つの市場区分がスタートした。それぞれの新市場区分のコンセプトは以下のとおりとなっている。
・プライム市場
多くの機関投資家の投資対象になりうる規模の時価総額(流動性)を持ち、より高いガバナンス水準を備え、投資者との建設的な対話を中心に据えて持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
・スタンダード市場
公開された市場における投資対象として一定の時価総額(流動性)を持ち、上場企業としての基本的なガバナンス水準を備えつつ、持続的な成長と中長期的な企業価値の向上にコミットする企業向けの市場
・グロース市場
高い成長可能性を実現するための事業計画及びその進捗の適時・適切な開示が行われ一定の市場評価が得られる一方、事業実績の観点から相対的にリスクが高い企業向けの市場
※市場区分見直しの概要|日本取引所グループ
https://www.jpx.co.jp/equities/market-restructure/market-segments/index.html