INTERVIEW
株式会社テレビ東京コミュニケーションズ(TXCOM)

テレビ東京コミュニケーションズで働く選択。20代の彼女が見つけた、自社運営サービスを育てるやりがい

掲載日:2023/03/14更新日:2023/03/15
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テレビ東京グループにおける、デジタル領域のメディア事業/IP事業/ソリューション事業を担う「テレビ東京コミュニケーションズ」。さまざまな業界の出身者が中途入社し、活躍する。そういったなかで今回取材したのが、AMBI経由で入社し、現在IP事業の商品企画に携わる左座美緒さん(28)。なぜ彼女は同社への入社を決めたのか。そこで見つけた仕事のやりがいとは。彼女の転職、そして活躍のストーリーを追った。

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テレビ東京コミュニケーションズ 事業概要について

テレビ東京グループ全体のデジタル戦略、ネット戦略の中核を担うインターネット・テクノロジーカンパニー。「技術力」と「デジタル事業の経験・知見」を核にデジタルによる新たなビジネスモデルの創出を担う。

具体的には、テレビとデジタルを組み合わせたクロスメディア広告の企画制作、人気バラエティやドラマなどの見逃し配信サービスにかかるオペレーション・システム開発、SNSやライブ配信プラットフォームを活用したデジタルプロモーション施策の企画・実行などを展開。テレビ東京グループの豊富なコンテンツとデジタルを掛け合わせた、幅広い事業を展開し、エンターテイメント体験を創出している。

また、生活者の視聴スタイルやコンテンツとのタッチポイントが大きく変わるなか、オンラインコンテンツ制作・イベントの実施、音声コンテンツレーベルの立ち上げ、キャラクターを活用した地方創生事業なども手掛けている。

20代で決断した転職。求めたのは「長期視点」と「デジタル」

まずは前職の仕事内容と転職を考えたきっかけから伺わせてください。

前職も職種としては商品企画を担当していたのですが、ミュージアムショップやポップアップショップなど、リアルな店舗で販売するグッズの企画を手掛けていました。期間限定のイベントなどを中心に、イベントの趣旨に沿った商品構成を考え、企画から納品、陳列、お客様へのアフターサービスまでを担っておりました。イベントの設営、お店での接客含めて本当に幅広く経験を積むことができ、今でも感謝しかないですね。

仕事としても、すごくやりがいはあって。ただ、どうしても期間限定のイベントに向けた商品企画になるため、単発でおわりがち。商品企画という仕事をしていくなかで、できることなら1つのIPを長期的な目線で育て、ブランドに貢献したい。そういった思いがどんどん強くなり、転職を視野に入れるようになりました。また、コロナ禍もあって、どんどんECのマーケットは伸びていますよね。それまでオフラインで販売されるグッズの企画経験しかなく、これからキャリアのことも考え、ECの経験も積みたい。さらに20代後半といった年齢もあり、挑戦するなら今しかないと転職を決意しました。

IP*=Intellectual Property:キャラクターなど知的財産を指す

その中でも、なぜ、テレビ東京コミュニケーションズだったのでしょうか?

まさに求めていた軸にぴったり当てはまり、むしろ「ここ以外にはない」と入社を決めました。自社運営のコンテンツやサービス、IPはもちろん、デジタルを基軸としているため、ファン分析もできる。ここに大きな魅力を感じました。選考でも「入社後に手掛けたい商品」などについて聞かれたのですが、自然とそのイメージを持つことができた。ここも大きかったと思います。

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人気キャラクターを扱う責任とやりがい

入社して約1年とのことですが、どういった仕事を手掛けられているのでしょうか。

人気キャラクターの公式ECサイトで販売する、オリジナル商品の企画を担っています。たとえば、有名バッグブランドさんとのコラボ商品であったり、生活に寄り添った雑貨類であったり、知名度の高いキャラクターを使った、いろいろな商品・プロモーションを企画しています。

どういった部分が仕事のやりがいになっていますか?

私が良いと思って企画したものが、誰かのお気に入りになってくれる。多くの人の生活を彩っていく。それがすごくうれしいですし、やりがいですね。以前担当した商品で「商品のパッケージまですごくかわいい。捨てずにずっと持っています」とレビューをしてくれた方がいて。嬉しくて一時期ずっとスマホの待ち受けにしていたこともありました(笑)

それができるのも、長期スパンでIPや商品に向き合っていけるからこそ。たとえば、「バッグ」ひとつとっても、季節ごとに違う使い方を提案して見せ方を変えたり、バリエーションを増やしたり。その他、コンセプトや読み物を自分で工夫した特集などを組むこともあり、連動した企画も考えていける。いわゆるプロモーションの領域も担えるので、経験の幅もかなり広がったと感じています。

人気キャラの世界観と、どんなものを掛け合わせれば、ファンのみなさんに喜んでもらえるのか。さらにどうすればお客様の層を広げていけるか。IPやサイトに責任を持ち、お手元に届くところまで一気通貫で関われる。もっといえば、販売数や売上はもちろん、サイト会員数やメールマガジンの購読数なども、しっかり実数として見ることできる。ここは刺激的ですし、学びが多いと感じます。

逆にどういった部分に厳しさを感じますか?

それでいうと、とにかく自分の実力不足、知識不足を日々痛感していますね。商品企画と一言で言っても手掛ける仕事は会社によってバラバラ。正直「こんなにも学ぶべきこと、必要なスキルがあったのか」と毎日のように思っていて(笑)。

わかりやすいところでいえば、キャッチコピー、説明文、画像、それら一つで売上にすごく影響するんですよね。結果もすぐに数字でわかるのでシビアなところ。マーケティングの知識、仮説を立てて検証するスキルも、今より身につけなければと感じています。

また、コラボ商品も多く手掛けることもあり、関わる方々がすごく多い。たとえば、メーカーさんに協力を得るための交渉なども商品企画である私たちが担っていて。社内外問わず、権利元、デザイナー、開発、経理…多くの人との調整が発生します。商品企画にとって「新しいアイデア」はすごく大切ですが、仕事のごく一部。むしろ「責任を持って商品を形にし、届けるまで先頭に立つ」役割が期待されます。ここは厳しくもありますが、しっかり向き合っていければと思います。

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「仕事に向き合う上で、そのキャラクターを心から好きになることは大事だと思います」と語ってくれた左座さん。「これはコンテンツも同じだと思うのですが、愛されているポイントはなにか、どんな歴史や文脈があるのか、なにが「らしさ」の根っこにあるのか。このあたりを深堀りした企画かどうか、ファンにはすぐ伝わるもの。どうしたら喜んでもらえるか、アイデアをたくさん生み出すためにも自分が一番のファンになることも大切だと思います」

ずっと愛され続けるものを

これから仕事を通じて実現していきたいことがあれば教えてください。

私が携わっているのは、世界中でずっと愛されてきたキャラクターなのですが、これからも愛され続けるよう、若い人たちのファンが増えるような商品・コンテンツをどんどん企画したいです。それがIPの歴史をつくっていくとも言えるはず。中長期的な目標でいえば「あの人に任せればうちのキャラクター・商品をかわいくしてくれる」「人気のアイテムにしてくれる」と任せてもらえる、そういった信頼される人物になりたいと思います。

また、個人の働き方としても、できるだけ長く働き、しっかりと事業に貢献していければと考えています。正直、前職だと「このまま長くここで働いていけるだろうか…」という不安は一定あって。ただ、テレビ東京コミュニケーションズではそういった不安はほとんどありません。たとえば、就業時間などもしっかり管理されていますし、女性の働き方といった観点でも、結婚・出産を経て長く活躍している方も多い。時代に柔軟に対応していく姿勢があります。そういったところは安心ができますし、しっかり腰を据えて働いていければと思います。

最後に、左座さんにとって「仕事」とはどういったものか、伺わせてください。

仕事は人生の大半の時間を占めるもの。だからこそ「生きがい」にしたいんですよね。じつは私自身も、モノやグッズの収集癖があるのですが(笑)自分が好きなもの、いいと思うものをつくり、届け、誰かの大切なものになることが一番の喜びで。それらは失くしたり、捨てられない限り、半永久的に存在し続けていくもの。もちろん実際の仕事は大変なこともあり、試練だと感じることもあります(笑)。ただ、その先にある、自分でつくったもので生まれる「社会とのつながり」が生きがいですし、私にとっての仕事なのかもしれません。

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