投資家が注目する「有望スタートアップ」特集（2024年2月版）

2024年2月に投資家らから1億円以上の資金を調達し、AMBIに求人掲載中の企業をまとめてご紹介する。事業概要とともに、実際の求人を見ていこう。（50 音順） 

AMBIで採用強化中の企業一覧（50 音順）

Ashirase（歩行ナビゲーションシステム）　…2月に1.75億円を調達
オープンロジ（物流DX）…2月に約35.5億円を調達
Schoo（オンライン学習）…2月に約21.5億円を調達
DeltaX（学習塾検索サイト）…2月に累計10億円を調達
TopoLogic（量子トランスフォーメーション）…2月に総額7億円を調達
Fact Base（製造業向けSaaS）…2月に総額9億円を調達
Flatt Security（サイバーセキュリティ）…2月に約10億円を調達
BLUEPRINT Founders（スタートアップ支援）…2月に総額9億円を調達
ベジクル（青果流通DX）…2月に約4億円を調達
羅針盤（観光・インバウンドサービス）…2月に4億円を調達
Wunderbar（IPマーケティング）…2月に総額1.5億円を調達

Ashirase｜2月に1.75億円を調達

本田技研工業の新事業創出プログラム発第1号スタートアップとして2021年に設立。足の甲などへ振動を与える靴挿入型デバイスを用いた、視覚障がい者向け歩行ナビゲーションシステム「あしらせ」を開発。ミッションに「人の豊かさを”歩く”で創る」を掲げる。2月に1.75億円を調達し、累計調達金額は約5.25億円に。今後は2024年夏頃の販売開始へ向けたチーム強化やハードウェアデバイスの開発と生産などに取り組んでいく。

オープンロジ｜2月に約35.5億円を調達  

物流フルフィルメントプラットフォーム「オープンロジ」を提供。「テクノロジーを使い、サイロ化された物流をネットワーク化し、データを起点にモノの流れを革新する」をビジョンに掲げる。独自の倉庫管理システムを通じて全国の倉庫をネットワーク化。標準化した仕様とオペレーションにより物流業務の効率化と一元化を実現してきた。2月には総額約35.5億円の資金調達を実施し、累計調達金額は約63億円となった。今後、さらなる事業拡大に向けてエンジニア職・ビジネス職を中心とした人材採用、プロダクト開発を加速させていく。

Schoo｜2月に約21.5億円を調達

大人向けのオンライン生放送学習コミュニティ「Schoo（スクー）」を提供。「未来に向けて、社会人が今学んでおくべきこと」をコンセプトに生放送授業を毎日無料で提供。会員数84万人、法人企業の導入数2900社と、2020年から約2倍の成長を遂げる。2月にはシリーズEで総額約21.5億円の資金調達を完了。「世の中から卒業をなくす」をミッションに掲げ、インターネットでの学びや教育を起点とした社会変革を目指す。

DeltaX｜2月に累計10億円を調達  

志望校から自分にあった塾選びができるサービス『塾選』を提供。2022年のサービス提供開始以降、掲載教室数は93,375教室(2024年2月14日現在)を突破。合格者体験記やインタビュー、口コミといった情報を届けてきた。2月には累計10億円を調達。今後、採用やコンテンツ、開発、マーケティングなどを強化していく。 

TopoLogic｜2月に総額7億円を調達

東大発・研究開発型スタートアップ。これまでの物質とはまったく異なる電子バンド構造を持ち、従来の代表的な物質である絶縁体・導体（金属）・半導体には見られない現象を起こす「トポロジカル物質」を用いて、「エネルギーの可視化」「省エネルギー化」を推進。世界の産業課題の解決を目指す。2月には7億円を調達。今回の調達を通じ、「MRAMプロトタイプチップ」と「熱流束センサ」の応用開発を強化していく。

Fact Base｜2月に総額9億円を調達  

町工場を主役にした「ものづくり」のデジタル化を推進。図面管理システム「ズメーン」などを提供する。ビジョンとして「町工場が主役の受発注プラットフォームを創る」を掲げる。2月には総額9億円の資金調達を実施。IPOに向けた経営基盤の強化や、国内拠点の増設・グローバル進出などを推進する。

Flatt Security｜2月に約10億円を調達  

業界を問わず様々な企業のプロダクトセキュリティの取り組みを支援してきた、プロダクトセキュリティのプロフェッショナル集団。自動化セキュリティ診断ツール「Shisho Cloud」や、セキュアコーディング学習プラットフォーム「KENRO」などを提供してきた。2月には約10億円を資金調達すると共に、GMOインターネットグループに参画。今後国内外での事業展開や、プロダクト開発に注力していく。

BLUEPRINT Founders｜2月に総額9億円を調達  

スタートアップファクトリー（スタートアップの工場）と呼ばれる、「起業」の再現性を高め、急成長するスタートアップを大量に創出していく事業を運営。「起業を標準化させる」をミッションに掲げる。2月には総額9億円の資金調達を実施。今後組織強化に向けた採用や、経営基盤の強化、新規事業の立ち上げなどに力を入れていく方針だ。 

ベジクル｜2月に約4億円を調達

「テクノロジー×人で農産物流通を業界の中から変革する」をミッションに掲げ、青果流通業界のDX化に取り組む。2月には4億円を調達。今回の調達を通じて、特に手作業・長時間化しがちな受発注・出荷準備業務を効率的に請け負うためのBPaaS(=Business Process as a Service)のプロダクト開発を進めていく。

羅針盤｜2月に4億円を調達   

「日本の観光をリードし、文化を次世代につなぐ」をミッションに、観光・インバウンド領域で事業を展開。着物レンタル事業、民泊管理事業、オプションツアー事業、地方自治体向け観光コンサルティングなどを手掛ける。2月には4億円を調達。調達資金をもとに、事業拡大、M&Aなどを積極的に仕掛けていく。  

Wunderbar｜2月に総額1.5億円を調達  

地方・成長企業などに対して、有名タレントの宣伝素材提供をはじめとしたIPマーケティングサービス「Skettt」を提供。クライアントの認知獲得・売上向上の支援に強みを持つ。2月には総額1.5億円を調達。今後芸能プロダクションとのネットワーク拡大や、採用を通じた組織強化を目指す。