コロナ禍、働き方や生活様式が多きく変わったいま、ひきつづき成長を維持しているWeb・ITの分野。この領域における、新規事業に注目した。
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今回は「Web・IT業界」における新規事業にスポットをあてたい。
ひとつ転職先として検討するときの軸となるのが、大企業とベンチャー、どちらで新規事業に携わるか?ということだ。
まず大企業でいえば、「新規事業を仕掛けたい」とする背景がポイントだろう。たとえば、多いケースとして「次世代の事業基盤をつくるための種まき」という観点。主力事業が好調なうちに新たな事業に着手しようというわけだ。
こういった状況のなかで新規事業に携わるメリットとしては、大企業ならではの「ヒト・カネ・モノ」など、リソースが活用できる可能性が高いということ。既存サービス・顧客基盤を活かしたシナジーも期待できる。ただ、ひとつ注意したいのはカルチャーや決裁ルートだ。新規事業といえども大企業ならではの承認プロセス・慣習が根強い環境もあるため、自身とフィットするかどうか判断は必要といえそうだ。
では、ベンチャーにおける新規事業立ち上げに携わる場合はどうか。あくまでも傾向だが、決裁者との距離が近く、スピード感を持って新規事業を進められるケースが多い。代表自らが事業責任者であるケースも。機動性を活かし、大手が攻めにくい領域にも仕掛けていく醍醐味がありそうだ。ただ大企業と比べ、リソースに限りがあったり、ひとつの事業の成功が企業としての命運を握るといってもいい。そのなかでも確実に事業を成功へと導くプレッシャーや責任感が求められるはずだ。
ここで実際の求人募集について見ていこう。新規事業担当者の募集において見受けられたのが、EC、キャッシュレスなどの企業での募集だ。
※2021年1月現在、募集されていた求人となります。
たとえば、ファッション通販サイト 「ZOZOTOWN」を運営するZOZOでは、ZOZOSUITやZOZOMATなどの計測関連のプロジェクト推進スタッフを募集していた。新規事業・新規プロジェクトの企画、立ち上げ、実行に関わるという。
また、急成長をはたしているフィンテック企業「PayPay」では、顧客基盤を活かしたPayPay残高の流通を最大化するための新規事業を企画していくマーケティング担当を募集していた。ビジネスモデル策定/事業計画立案から、新規顧客開拓などにも関わっていくようだ。
ほかにも、GMOアドマーケティングなども社長直下で事業開発を推進していくPdMを募集していた。新規サービス立ち上げの際に陣頭指揮を取るポジションだという。
もし気になる求人があれば、掲載終了となる前にぜひ「興味あり」を押してみてほしい。事前に合格可能性を受け取ることもでき、転職先としての選択肢を広げるきっかけになるはずだ。