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中食需要が急拡大

フードデリバリーサービスは本格的に「日常化」へ。関連求人を大特集

掲載日:2021/11/29更新日:2021/12/07
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スマホで手軽に料理を注文し、家まで届けてもらう。フードデリバリーサービスが急成長を遂げている。市場拡大とともに、海外ユニコーンをはじめ、新たな企業もぞくぞくと参入。事業拡大に向け、新たなメンバーの採用が行われる。

飲食店の危機に、「フードデリバリー」というソリューションを

飲食業界は、コロナ禍によって最も打撃を受けた業界の一つだといっていいだろう。外出自粛や時短要請によって、来客数は大きく減少し、経営難に陥った飲食店も。

これまでのように店舗に足を運んでもらうのが困難な状況下で、一つのソリューションとして脚光を浴びるのが、Uber Eatsや出前館といったフードデリバリーサービスだ。配達のための人員やシステムを自前で用意することなくはじめられ、個人経営の小規模店舗でも導入が進められている。

さらに各自治体も飲食業界への支援策として、サービスの利用推進に動く。

たとえば、2020年4月には神戸市がUber Eatsと連携し、初期手数料の無料化や手数料の割引などの支援を実施。さらに2度目の緊急事態宣言が発令された2021年1月7日以降も、千葉市が出前館と連携するなど、様々な取り組みが行われている。

海外ユニコーンも本格参入。盛り上がる求人市場

こうしたなか、フードデリバリーサービスは急成長を遂げている。

実際にその市場規模を見てみると、2020年に6,200億円を突破。前年と比較すると、50%増の伸長を見せた(*1)。数年前から注目が集まっていた同サービスだが、コロナ禍によって一気に成長が加速したことが見て取れる。

この拡大フェーズにある同市場には、いま新たな企業の参入が相次ぐ。群雄割拠ともいえる様相のなかで、事業エリア拡大をはじめ、各企業による積極的な事業展開が進められる。

同時に求人市場としても、盛り上がりを見せてきた。ではどういった企業がいま採用を進めているのか。一例を見ていこう。

■DiDiフードジャパン
配車サービスを展開し、中国発ユニコーンとして知られる「滴滴出行(DiDi Chuxing)」。この世界最大級の交通プラットフォームを活用し、フードデリバリー事業を展開するのが、DiDiフードジャパンだ。

日本では2020年4月に大阪市でサービスを開始。さらに2020年1月には福岡県内で本格展開をスタートさせ、今後全国的にエリア拡大を進めていく計画だ。

■Wolt Japan
世界23か国100都市で展開するフィンランド発フードデリバリー企業(*2)。英フィナンシャルタイムズ紙「ヨーロッパで最も急成長する企業」で2位にランクインするなど、注目のユニコーン企業としても知られている。

日本には2020年10月上陸。東京都内においてサービスを開始した。今後2年間で国内100都市でのサービス展開を目指す方針を示す。

■menu
デリバリー&テイクアウトアプリ『menu(メニュー)』を展開。2020年4月より、デリバリーサービスを本格的にスタートさせた。最近、テレビCMなども展開するなど、積極的なマーケティング姿勢が見て取れる。

さらにその動向として、墨田区商店街連合会と連携した飲食店への支援などの取り組みも見受けられた。

ニューノーマル時代における、飲食業界の新たな選択肢ともいえるフードデリバリーサービス。この新たな市場を自身の手で切り開いていく。非常にチャレンジングなステージとともに、豊富な成長機会が用意されているはずだ。

(*1)<外食・中食 調査レポート>2020年計の市場動向、外食・中食売上は18.3%減 出前市場規模は50%増の6264億円
https://www.npdjapan.com/press-releases/pr_20210209/
(*2)世界23か国100都市で展開するフィンランド発フードデリバリー「Wolt(ウォルト)」10月22日(木)より東京でのサービス開始
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000008.000051508.html

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