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2023年、国内サブスク市場は1兆1021億円に

「おうちサブスク」が急成長。ミールキット、花、化粧品…サブスクビジネスの現在地

掲載日:2021/03/18更新日:2021/03/18
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「おうち時間」の増加とともに、サブスクビジネスが活況だ。2023年、国内サブスク市場は1兆1021億円に(2019年度比61.2%増 *1)。近年、大手企業の新たな参入も多く見受けられる。特に今回は、toCサブスクモデルでビジネス展開する企業に注目。求人と共に見ていこう。

ミールキット、花、メンズ化粧品…ステイホーム需要を捉えたサブスク

手軽に試せておうち時間を充実させられる「サブスク」。コロナ禍、在宅時間が増えるなかで、大いに注目された領域の1つと言えるだろう。

実際、コロナ禍において業績を伸ばした企業も多く見受けられる。

例えば、巣ごもりによる「内食」ニーズを捉えたのが、食品宅配のオイシックス・ラ・大地だ。月額1280円で、毎週40種類以上の対象商品の中から3点が0円になるほか、厳選された野菜・果物を何品でもセール価格で購入できる『プライムパス』などを展開。2021年3月期の連結売上高は900億円(前年比27%増)、純利益は約3倍の25億円を見込んでいるという(*2)。

また、オンライン会議により自分の顔を見る機会が増えたこと、マスク着用によって肌荒れするケースが増えたことにより、男性の間でもスキンケアへの関心が上昇。サブスク型で洗顔・化粧水などのメンズ化粧品を提供するバルクオムは、2020年7月~8月の売上は前年同月比で約200%以上を記録(*3)した。

他にも、自宅にいる時間が増えたことから、部屋に彩を求める人も増加。500円コースから手軽に始められて、週替わりで旬のお花がポストに届く花の定期便サービス『bloomee』(2021年3月に「Bloomee LIFE(ブルーミーライフ)」より名称変更)の会員数は累計10万世帯以上に(*4)。

「おうち時間」の質を高めてくれるサービスに注目が集まったと言えるだろう。

とくに最近では、大手企業によるサブスクへの参入も多く見られるようになった。

例えば、トヨタグループによる乗用車サブスクを展開するKINTOを始め、キリンビールはビールの会員制ビールの宅配サービス、日比谷花壇では切り花を加盟生花店で受け取れるサービスを開始。さらに、大手百貨店「大丸松坂屋」は2021年3月、婦人服サブスク『AnotherADdress(アナザーアドレス)』を発表。国内外50ブランドの中から月3着まで選んでレンタル利用できるサービスで、商品を売って終わりではなく、サブスクにより利用者アンケート等のデータ収集を行ない、モノづくりに活かしていく狙いだ。

「生産者支援」を、サービスに落とし込むアプローチも

とくにコロナ禍には、サブスクによって行き場を失ったモノと消費者をつなげるサービスも注目を集めた。

例えば農業生産者の支援となるサービスの事例を見てみよう。

オイシックスでは2021年1月から「シェフ御用達野菜」を家庭で楽しむミールキットや献立セットの販売を開始。普段はレストランやホテルでしかお目見えしないような「紅くるり大根」「カラフルフルーツミニトマト」など、カラフルな野菜を家庭で調理し、外食気分が楽しめるという商品だ。

コロナ禍の飲食店の営業時間短縮や休業は、"シェフ専用"野菜を作ってきた農家にも大きく影響を与えた。レストラン向けの彩り野菜は、販路の関係上スーパーでは扱うことができないため、その新たな販路を開拓した形だ。

もう一つ、産地直送サイト「食べチョク」、「花チョク」などを運営するビビッドガーデンでいえば、在庫の滞留や売上の減少に悩む農家など生産者の支援に取り組む。売り先を失った作物をサイト上で目立たせ、調理方法の指南書や取扱い手順動画を用意しつつ購入につなげていく。

2020年12月には、登録ユーザー数が前年同月比で28倍(*5)になるなど大反響をうけ、生産者側の梱包・発送の手間を解消すべくヤマト運輸と提携。さらに、ユーザーの受け取る手間についても解消していくために簡易宅配ボックス「OKIPPA」を提供するYperとの連携。ラストワンマイルの整備にも積極的に取り組む。

未曾有のパンデミックも契機に、消費者の中には、単に「おいしさ」「便利さ」だけではなく、自身の消費行動の意味、たとえば人や社会に貢献できるか、地球に優しいか等も重視するケースも増えてきているという。手軽にこうしたニーズをうまく汲み取ったサービスは、今後広く受け入れられていくのかもしれない。

2021年3月現在、関連企業による求人も見受けられる。ぜひ実際の求人をチェックしてみてほしい。

参考
(*1)【経済インサイド】コロナ禍でサブスクに勢い 大丸松坂屋が百貨店初の婦人服 ビールや自動車も利用者急増|産経ニュース
https://www.sankei.com/economy/news/210312/ecn2103120031-n2.html
(*2)オイシックス、巣ごもり需要増の思惑で一時5%高|日本経済新聞https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGD064PX0W1A100C2000000/
(*3)コロナ禍でも売上が約200%成長、メンズコスメの「バルクオム」が15億円の資金調達|signal
https://signal.diamond.jp/articles/-/277
(*4)Bloomee LIFEは、bloomeeへ名前が変わります。会員数は10万世帯を突破|PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000013638.html
(*5)コロナ禍でニーズ急増の産直EC。「食べチョク」が進める生産者・消費者の課題を解決する物流構想とは?【責任者インタビュー】|impress 
https://netshop.impress.co.jp/node/8358

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