INTERVIEW
インフキュリオン コンサルティング執行役員/ディレクター
金融DXの旗手・インフキュリオンへ。25歳で選んだ、「Fintech×新規事業開発」の道
掲載日:2021/05/24更新日:2023/04/07
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QRコード決済、給与のデジタル払い、ネオバンク…あらゆる企業が参入し、盛り上がりを見せるFintech領域。"すべての企業はFintech企業になる"とも言われるなか、存在感を増しているのが、金融DXの旗手「インフキュリオン」だ。決済×テクノロジーを軸に、コンサルティングと自社サービスの両輪で新規事業開発を手掛ける。今回お話を伺ったのが、国内大手SIer「TIS」を経て、2017年にインフキュリオンに入社した森田航平さん(29)。彼が見た同社の可能性、コンサルタントとして築けるキャリアとは。
インフキュリオンについて
2006年創業。創業以来、金融・決済領域を起点に新規事業開発・コンサルティング事業を展開。現在では「BaaS(Banking as a Service)プラットフォーム事業」「加盟店向けソリューション事業」など、自社事業も手掛ける。2021年3月には、JPインベストメント、三菱UFJキャピタル、凸版印刷、りそな銀行などから総額24億円超の資金調達を実施。代表取締役の丸山氏は、一般社団法人Fintech協会の常務理事を務める。
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事業創造のプロフェッショナル集団「インフキュリオン」
「事業創造のプロフェッショナル集団」として知られる、インフキュリオン。
金融・決済領域を起点に、金融機関・決済事業者・通信キャリア・ITプラットフォーマー・流通のみならず、国や各地方自治体といったあらゆる組織と連携し、新規事業を開発。さらに自らも決済・Fintech関連事業の運営を手掛け、事業者目線をかけ合わせた、本質的なビジネス支援を強みとする。
例えば最近では2021年3月に、NTTデータと提携し、地域通貨/プレミアム商品券電子化ウォレットサービスの提供を開始(*)。その他、QRコード決済、給与のデジタル払い、ネオバンクなど、社会的な注目を集めるあらゆるサービスの裏側に同社が存在する。
(*)同分野ではNTTデータの他、複数事業者と提携予定
「例えば企業様のネオバンク参入時には、そもそも参入すべきか、参入するならどういうサービス性がいいのか、どういう戦略でやるべきなのか、その検討から関わらせていただきました。企画段階からリリース、その先のグロースのところまで、一気通貫で手がけられるのが、インフキュリオンのコンサルタントのおもしろさだと捉えています」
こう語ってくれたのが、コンサルティング執行役員/ディレクターの森田航平さんだ。彼自身、「Fintech×新規事業開発」のキャリアに魅せられ、インフキュリオンに入社を決めた一人。その転職ストーリーから、同社で働く魅力に迫っていこう。
森田航平 | インフキュリオン コンサルティング執行役員/ディレクター
横浜国立大学 経営学部 国際経営学科を卒業。新卒で、国内大手SIer「TIS」へ。メガバンクグループ企業のアカウント営業、Fintech領域専任チームの企画営業などを経て、2017年にインフキュリオンに入社。コンサルティング事業におけるディレクターとして複数プロジェクトの統括を手掛けるとともに、組織体制の構築や仕組みづくりに携わる。
コンサルは、理想とする社会を実現するための手段
もともと国内大手SIer「TIS」で、メガバンク向けFintech領域専任チームにて企画営業に携わっていた森田さん。国内銀行として初となるハッカソンの企画運営を手掛けるなど、社内でも先進的なプロジェクトに携わっていた。
転職を考え始めたのが、入社2年目の頃。そこにあったのが、Fintechという成長産業において、システム面だけでなくビジネス面でも関わっていきたいという思いだった。
「当時、システムという側面からFintechに関する先進的なプロジェクトに関わっていく機会をTISでは経験させてもらっていましたが、もっとビジネスの側面からこの業界に関わっていきたいと考えました」
もともと社内のビジネスコンテストに応募し、受賞するなど、ビジネス企画のキャリアに興味があったという森田さん。当初は、Fintechに取り組む大企業の企画職を中心に転職活動を行っていたという。
「企画職の経験もなく、コンサルの経験もない。何社か応募し、面接まで進みましたが、採用されることはありませんでした。一度、TISの中で企画職への異動にチャレンジしようかと考え、転職活動の終了も視野に入れていました」
こうしたなかで、出会ったのがインフキュリオンだった。
「社長の丸山はFintech界隈で有名人だったので、もともと知っていて。コンサルをやるつもりはなかったのですが、ミーハー心から話を聞きに行きました」
そこで話されたのが、インフキュリオンにおけるコンサルティング事業へのスタンス、そしてその可能性について。
「そのときの話がとにかくおもしろかったんですよね。コンサルティングは、つくりたい社会を最も最短距離で実現するアプローチなんだ、と。結局、ヒト・モノ・カネ・情報というリソースを持っているところがやるのが、最も早く、世の中に大きなアウトプットを出していける。それらのリソースを持っているのは大企業だが、従来金融・決済サービスに取り組んでいなかった企業は知見やアイデア、推進力が社内にないことも多い。そこにコンサルとして入ることで、最も早く我々が実現したい社会をつくっていけるんだ、と話していて。この話を聞いたとき、すごく共感やワクワク感を感じられ、自分もここでやってみたいと思えたんですよね」
金融・決済の知見は、どんな業界においても必要となる
そして2017年にインフキュリオンに入社した、森田さん。同社のコンサルタントでこそ得られるキャリアについてこう語る。
「事業を生み出す領域に特化したいのであれば、インフキュリオンには非常に魅力的な環境があると考えています」
同社では顧客の事業参入時の検討から、企画、実行、グロースまで一気通貫で手掛けていく。
「例えば、一般的なコンサルティングファームでいえば、プロジェクトにおけるポートフォリオとして、RPAやBPRなど、コストダウンの領域の方が多いのではないかと考えています。私たちは企業様の売上アップの領域、新規事業に特化している。そのためほぼ100%、こうした新規事業開発の案件にアサインされます。事業をつくるプロセスに特化し、キャリアを築いていける」
新規事業開発という難易度の高いプロジェクトにおいて、同社が顧客から支持を獲得する背景が、金融・決済における豊富な知見と実績だ。
「社長の丸山が業界の法改正をはじめ、ある種、金融というインフラのルールづくりから携わっている。その上でなにができるのか、コンサルとして支援するだけでなく、自らも事業を手掛けています。やはり0から1、1から10、10から100までをやろうとすると、詳しくないとできない。そうした中で、上流から下流まですべてを知り、今後どうなるべきかを常に考え続けている。金融・決済に特化し、社内に知見・実績を積み重ねていることが、価値の源泉となっていると思います」
特に金融・決済という領域に携わるメリットとして、こう解説する。
「金融・決済は、すべての産業に必要なもの。すべての消費に決済はありますし、いまや"すべての企業はFintech企業になる"といったことも言われています。金融や決済の知見は、これからどんな業界においても、さらに必要とされていくはずです」
"決済"という言葉すら、なくなる世界へ
インフキュリオンが主に手掛けているのが、金融・決済領域におけるデジタルベースのインフラ創出だ。
ともにプロジェクトを推進するのは、大企業をはじめとした大手プレイヤーが中心となる。社会的なインパクトとしても非常に大きなものがあるといえるだろう。
「手掛けた案件が、Yahooニュースのトップや日経、読売など大手メディアに取り上げられることも多いですね。そうした瞬間、自分自身のやっていることが社会に影響を与えているんだ、という実感も感じられます。絵に描いた餅ではなく、しっかりと世の中に送り出していく。関わったプロダクトによって社会がどう変わっていくのか、このワクワク感を感じられるのは、醍醐味の一つだと思います」
こうしたインフキュリオンのコンサルタントとして働く上で、持つべき素養としては次のように語る。
「例えばコスト削減の領域なら、費用対効果の観点から、ある種の正解を導き出せる。ただ私たちが手掛ける新規事業には、正解がありません。正解がないなかで支えになるのは、ファクトを集め、そのファクトをロジカルに積み重ねた上で、最後は”将来の社会はこうあるべきだ”というビジョンや自分自身の思いです。正解がないものに対し、自分の意思を持ち、その根拠を積み重ねた上で意見を言えるか。ここは非常に重要な素養だと捉えています」
そして取材最後には、インフキュリオン、そして森田さん自身として「実現したい世界」について伺うことができた。
「私たちが最終的なゴールとしているのが、"決済"という言葉が使われなくなるような社会にすること。突き詰めると、金融や決済は手段でしかありません。例えばモノを手に入れるために決済をし、家が欲しいから住宅ローンを組む。こうしたすべての金融行動が、意識しなくても最適化され、誰もがより便利に生活できる世界を目指していきたいと考えています」
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