食べた人の多くが「人生最高のチーズケーキ」と感想を語る、『Mr. CHEESECAKE』。通常オンラインのみで数量限定で販売され、人気を誇る。2020年にはセブン-イレブンとコラボ商品も展開。好評を博し、2021年にも数量限定で再販を実施し、全国の店頭でその味が楽しめる。知る人ぞ知る存在から、より一般への認知も広げている。こうしたなか、『Mr. CHEESECAKE』がBizDevをはじめとしたポジションで採用を強化していく。その背景、狙いとは?
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コロナ禍によって「おうち時間をより豊かに過ごしたい」と考える人が増えた。
こうしたなか大人気となっているのが、チーズケーキブランド『Mr. CHEESECAKE』だ。
販売は、オンライン限定。毎週日曜日・月曜日の午前10時からのみ。「レストランデザートのような儚い口溶け」「人生最高のチーズケーキ」とも賞される。
2020年には、セブン-イレブンやチロルチョコとのコラボ、ケーキを手作りできるレシピの公開、2021年にはオンラインで手軽にギフトを贈れる「Mr. CHEESECAKE eGIFT」のリリースを行なうなど、コロナ禍でも新たな取り組みを実施。また、今年の9月から全国11箇所でポップアップストア「Mr. CHEESECAKE YOUR CITY」を開催していることでも話題となっている。
SNSを中心とした「知る人ぞ知る存在」から、広くファンを獲得する「人気のブランド」として認知されはじめている。
「ブランドを立ち上げて3年が経過しましたが、いわゆるゼロイチから、その次の事業フェーズへと進んでいくタイミング。立ち上げ当時、“買いたいけれど買えない”という声も多くいただいた中、より多くの方に楽しんでいただけるよう、需要と供給のバランスを見ながら、戦略的に事業拡大をしていければと考えています」
こう語ってくれたのは、小川翔吾さん。コンサル出身、2020年8月に中途入社し、経営戦略を担う人物だ。「BizDev」などの職種をはじめとし、採用にも力を入れていく。より詳細な募集の背景について伺えた。
『Mr. CHEESECAKE』はフレンチレストラン出身のシェフでもある代表の田村浩二氏が、その感性と確かな技術でこれまでにない食感、香り、味を実現した全く新しいチーズケーキ。
新卒で株式会社VOYAGE GROUP(現CARTA HOLDINGS)に入社。アドテク事業の営業・分析・開発等を経て、2015年VOYAGE GROUPとオプトグループのジョイントベンチャーとして株式会社intelishを設立し代表取締役に就任。退任後、あらゆる業界・業種・規模の企業の「経営」を追求したいと考え、2018年株式会社A. T. カーニーに入社。BtoBや自動車、製薬、金融、消費財、外食チェーンなど各業界のプロジェクトを担う。その後、2020年8月にnewnへ。現在は『Mr. CHEESECAKE』の経営企画や戦略を主導。
どういった職種での募集を行なっているか、また、とくに注力されていく領域があれば伺わせてください。
BizDev、ブランディング/マーケティング、カスタマーサポートなど、広く募集をしています。全てが注力していく領域なのですが、あえて挙げるとすると「BizDev」は非常に重要な役割です。
作りすぎるとフードロスが発生してしまいますし、作らなさすぎると、お客様に喜んでいただけたはずの機会を逃してしまいます。
たとえば、ゲームアプリなら、どのくらいのユーザーがダウンロードしてくれるか、ビジネス的な予測が上振れする分には、サーバーさえ耐えられれば、ある程度問題ないわけですよね。
ただ、ケーキの場合、そうはいきません。食材や包装箱などの資材の調達を考えると数ヶ月のリードタイムがある中で精度の高い需要の予測が求められていく。それが売上に直結していく、というわけです。こういった部分を担うのが「BizDev」です。
具体的には、まず事業計画に基づき、販売/製造計画を立てていく。在庫のシミュレーションを行ない、見合う資材を調達していきます。さらに商品を効率良く届けるためのロジスティクスまわりの整備などを行なっていきます。
過去のデータ、SNSでのトレンド、日本全体での空気感、ブランドに対して抱いてもらえているイメージ…これらすべて考慮し、計画を組み立て、その答え合わせができるのは、BizDevとして非常におもしろい部分だと個人的に思います。
今まさに、チーズケーキもオンラインで購入できるスイーツも、市場は急拡大しています。ということは当然、類似したサービス、競合ブランドなども登場してくるはず。そういった場合においても『Mr. CHEESECAKE』としてこだわり抜いた価値をぶらさずに届けていく。こういった点を考えていくのもBizDevとして非常に重要ですし、おもしろみが感じられるところだと思います。
セブン-イレブンとコラボし、チロルチョコとアイスの商品化が大きな話題に。発売日当日から売り切れ店舗が続出し、SNSには購入した人の感想がタイムラインに溢れた。
もともとA. T. カーニーで働かれていた小川さんですが、『Mr. CHEESECAKE』が、事業として面白いと感じるのはどのような点でしょうか?
デジタルへのシフトが加速していく時代のなか、「深く愛されるブランドをデジタル中心に構築している」部分です。『Mr. CHEESECAKE』は、かなり短い年数で、愛される「ブランド」へと成長していると考えています。
いわゆるメジャーなブランドは、その多くが「歴史」を持っていますよね。長いものであれば数十年から数百年。「時間」という資産も、ブランドの資産とリンクしている状態といえます。
ただ、今の時代、デジタルをフル活用すれば、お客様とのコミュニケーションの接点、頻度は、これまでと比べ物にならないくらい圧倒的に増やせますし、深めていける。ブランドというものが築かれるまでに必要な年数を短縮できる。これを私は「デジタルを中心としたブランド構築」だと考えています。
おそらく、日本でも世界的に見ても、過去に成功例は無いこと。そういったことに挑戦していける環境は、非常にエキサイティングだと思うんです。結果が残せれば、世界的に見ても、高く評価される事例になるはずです。
以前から「食」の領域には興味があったという小川さん。「日本が世界で戦えるポテンシャルを持つ領域の1つが、「食」だと考えています。今後は、日本国内だけで戦うのではなく、グローバルでどう戦うかが非常に重要になっていくと思います」
もともとはコンサルで働いていた、小川さん。なぜ『Mr. CHEESECAKE』に入社したのでしょうか。
コロナ禍により社会が大きく変わるなか、「新しい事業やスタートアップに身を置きたい、このタイミングを逃すのはもったいない」と思ったからです。
前々職では代表取締役を経験していたこともあり、次のキャリアとしてもう一度自分で会社をつくるか、スタートアップに転職するか考えていた矢先に、コロナ禍に突入しました。
新しいサービスや企業が伸び、これまで順調だった会社が低迷することもある、そんなダイナミズムがある時代がいっきに来た、と思いました。それこそ、ガラケーからスマホへとシフトしていった時とは比にならないような変化がこれから起こっていくんだろうなと。
ちょうどそのときに、『Mr. CHEESECAKE』のグループ会社にあたるnewnで働く友人から声をかけてもらって。ビジネス環境が大きく変わる潮目に、スタートアップに身を置きそのグロースを創り出せるのは大きなチャンスだと直感的に思いました。また、今後の人生においても、これだけ魅力のある事業に携われる機会というのはきっとそうあるわけではない。これも何かの縁だと感じ、参画することにしました。
小川さんにとっての仕事とは?
仕事とは、スポーツみたいなもの。どんなに頑張ったとしても、結果が伴ってなければ意味がないと考えているからです。
私の仕事でいえば、結果とは、顧客体験や情緒的価値といった部分を最大化するとともに、いかに売り上げや利益を生み出せるかどうか。僕個人の意見ですが、「良い体験を届けているから利益が残ってない」というのは、ビジネスとしてはただの言い訳でしかない。ビジネスの世界で戦う以上、売上高利益という結果、指標というものは避けては通れないし、シビアに追求していきたいと考えています。『Mr. CHEESECAKE』の世界観はもちろん、こうした部分にも共感してくれる方に来ていただけると、嬉しいです。
最後に、読者の皆様へ一言お願いします。
『Mr. CHEESECAKE』で働くというのは、シンプルに楽しいし幸せですね。自分が心から「美味しい!」「これは良い!」と思えるものを家族や友達に紹介するのと同じように、世の中に広めていく仕事だからです。
そして常に「お客様は本当に喜んでくれるのか?」という視点でチームで議論できるのも非常に幸せなポイントです。仮に儲かる可能性があっても、お客様に喜ばれないこと、自分たちが気乗りしないものは絶対にしない。自分たちが良いと思えるものだからこそ、強烈な顧客体験を創り出せる可能性があると信じています。
「食」とは本来、生きていくためのエネルギーや栄養素を摂取する活動ですが、社会が豊かになるに連れその意味合いが変化してきたと思います。単に食べるだけでなく、美味しさを追求し、見た目や盛り付けにこだわり、情緒的な価値を生み出してきました。そして、日本ではそれが「文化」として長い年月をかけて育まれてきたので、世界の中でも非常に高いレベルの食文化がある。だからこそ、日本発の「食」はグローバルで戦えるポテンシャルがあると思っていて。『Mr. CHEESECAKE』を世界中で愛されるチーズケーキブランドにしていきたいと思います。
ここには、食を通じて強烈な体験を生み出す、日本の食を世界に広げる、デジタルを軸にブランドを創出していく。そういった多くのチャレンジングなフィールドが広がっています。どれか1つでも志を共にできる方と、ぜひ一緒にチャレンジをしていきたいですね。