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PdM特集

高まる「PdM=プロダクトマネージャー」の採用ニーズ。プロダクト責任者に期待される役割

掲載日:2022/11/11更新日:2023/06/06
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近年、新たな職種として注目を集めるPdM=プロダクトマネージャー(製品責任者)。もともとハードウェアの世界では一般的だったとされる職種だが、ソフトウェアの領域でも重視され、採用も活発化している。PdMに期待される役割、そして求められる資質・能力とは。積極採用中の成長企業の求人と共に見ていこう。

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ますます期待されるPdM(=プロダクトマネージャー)の活躍

もともと製造業・メーカーなどハードウェアの世界では一般的にあったとされる「製品責任者」ポジション。近年、あらゆる産業においてソフトウェア的発想・事業モデルへのシフトが進むなか、ソフトウェア基点のプロダクト開発責任者としての「PdM=プロダクトマネージャー」が急速に求められるようになってきた。

まず「PdM」という表記だが、これまでの「PM(=プロジェクトマネージャー)」との混同を避けるために「product」から”d”を取り「PdM」と記載される。そして「プロダクトマネージャー」が広く知られるようになるなか、むしろ「PM」を「プロダクトマネージャー」として表記するケースも増えている。

主に、担当プロダクトの開発や機能追加、そして持続的な成長のための戦略立案、実行、意思決定などを担っていく。カバーしていく職務領域は組織によってケースバイケースだが、その「プロダクト」の責任を負うことは共通しているだろう。小規模な組織では販売・プロモーション戦略の一部を担っていくこともあるようだ。 

いずれにしても、開発部門はもちろん、コーポ―レート、セールス、CS、プロモーション、そして経営層…など、接点を持つ関係者・ステークホルダーが多いのも特徴だ。

その時、特に求められるのが「何を作るか/what」「なぜ作るのか/why」から考えていく視点。よく混同される「プロジェクトマネージャー」の場合、一般的に「いつまでに作るか/when」「どうやって作るか/how」に焦点を置くケースが多く、大きな違いといえる。

そういった意味で、PdMは顧客、チーム、プロダクト、全てに目を向ける視野、ビジネス、デザイン、テクノロジーに関する知見が必要とされる。さらに多岐にわたるマーケットのニーズ、チームの能力を広く理解し、プロダクトの開発を進め、成功確率を高めていく存在といえそうだ。

PdMに求められるスキルとは

ここからはより具体的に求められるスキルについて見ていこう。まずプロダクトマネージャーを組織で機能させていくために重要な部分として、

1.組織形態としてのプロダクトマネジメントの基本的な意義を明確に理解すること

2.経営陣がプロダクトマネジメント組織に全力を傾け、上手く機能するような仕組みやツールを提供すること

3.適切な人材を選出し、プロダクトマネジメントのためにトレーニングをすること

と『プロダクトマネージャーの教科書(翔泳社刊)』で示されている。

また、求められるテクニカルスキルは下記が一例となる。
(参考 ※『プロダクトマネージャーに必要なテクニカルスキルを定義してみた話』https://note.com/diskdusk/n/nfbefe8d9e762)

1.プロジェクトマネジメント(Project Management)
2.開発(Dev.)
3.デザイン(Design)
4.グロース(Growth)
5.ビジネス(Business)
6.業界知識(Domain Knowledge)

当然、得意なところ、不得手なところはあるだろう。自身の武器を明確にする上でこれらの定義は参考になるはずだ。

PdMとして活躍していくために

まだまだ新しいPdMという職種では、活躍人材のバックグラウンドもさまざま。新卒1年目から抜擢されるケースもあれば、デザイナーやエンジニア、ディレクターから役割を担う場合も多い。さらにセールスなどからの職種転換もゼロではない。

いずれにしても求められるのは、いかに世の中に受け入れられ、使われるプロダクトが作れるか。そして、そのプロダクトに対してどれだけコミットメントできるか・責任感を持って臨めるか。ぜひ求人と併せて参考にしてみてほしい。

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