インド国内における電動3輪でシェアトップ*ーー日本発グローバルベンチャー「テラモーターズ」が躍進を遂げている。国外を中心にEV2輪・3輪の開発・販売を手掛けてきた彼らだが、2022年4月には、日本でのEV化を加速するべくEV充電インフラの新規事業をローンチ。今後、日本国内での事業にも注力していくべく、中核メンバーとなる人材の採用を本格化していく。
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https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCC036720T00C22A2000000/
新産業を創造し、社会をより便利にするーー
これをビジョンに掲げ、EV領域を主戦場とする「テラモーターズ」。
主力事業は、コストの安いEV2輪・3輪の開発・販売(e-Mobility事業)。アジア3カ国(ネパール、インド、台湾)に事業を展開し、特にEV先進国であるインド国内でのシェアはトップを誇る、日本発のグローバルベンチャーだ。
同社の強みの1つが、「新規事業の開発力」。
2021年には、金融サービス事業を開始。発展途上国における低所得~中間所得層のユーザーに対して、EV購入時にローンサービスを付帯提供することにより、e-Mobilityドライバーとしての雇用機会の創出につなげる狙いだ。
さらに、これまで販売した自社mobility網をプラットフォームとして、IoTを活用したデジタルコネクトする、E-mobility connected 事業にも着手。これにより、次世代交通インフラに必要な情報を蓄積し、より便利で快適な社会の実現へ役立てていく。
気候変動や大気汚染などの社会課題の解決に向け、世界ではEVの導入が進んでいるなか、同社の存在感は増々大きなものになっていくだろう。
同社が、今後新たに注力領域として見据えるのが、EV化で後れをとる日本での事業展開だ。
そもそも日本では、環境負荷への意識の高まりなどによりEVへの関心度は高いにも関わらず、充電インフラが不足している。EV購入まで踏み切れないケースが珍しくない。特に、集合住宅に住む人が多いにも関わらず、EVの充電が可能な集合住宅はごくわずか。分譲マンションでは合意形成の難しさが課題となり、設備導入が進んでこなかった。
こうした課題を受け、2022年4月、テラモーターズは導入無料のEV向け充電サービス「Terra Charge」を開始した。
すでに今後のEV普及を見据えて利便性向上を狙う全国のマンション管理組合や管理会社からは問い合わせが殺到しているという。
そして、マンションへの導入を足がかりにさらなる攻勢をかける。
2022年9月には、JTBグループとの提携を発表。自宅マンションだけでなく宿泊施設や商業施設といった外出先でもEV充電を可能にするため、日本中のEV充電インフラ網の構築に取り組む。そのほかにも、カーシェアリングを行なう日本自動車サービス開発とタッグを組み、EV社用車を導入できる新サービス「EVエコロカマンスリー」を開始。
「日本でEVを広めていく」という“本気”が見て取れるだろう。
既設マンションに無料で導入できるため、合意形成が容易。かつ、専用アプリで簡単に充電できるため、管理組合側に管理の負担はほとんど不要。さらに、安価なコンセントに、独自のIoT技術を組み合わせることで高機能ながら無料での導入を実現する。
今後、日本国内での事業にもアクセルを踏むテラモーターズ。2022年11月現在、国内には約30名が在籍しているが、今後、半年間で3倍近い規模への拡大を見据える。
こうしたなか、日本国内での組織を構築していくうえで中核となるメンバーを募集している。ポジションは、「Terra Charge」を広めていく営業、そしてハードやソフトの機能を担う開発などだ。
立ち上げフェーズゆえに、経営層との距離も近い環境。役職に就けるチャンスも大いにあるといえるだろう。まさに、成長環境を求める人にとってはまたとないフィールドとなるはずだ。興味を持った方は、ぜひ求人と合わせてチェックしてみてほしい。