世界で活躍するグローバル人材に、どのようなステップでなっていくか。国内企業の海外支社・グループ企業だけではなく、外資系企業、現地法人も選択肢だろう。現在、どのような求人傾向にあるか。どのようにグローバル人材として経験値を積むべきか。
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「海外勤務求人」は大きく分けると、
[1] 外資系企業の現地採用
[2] 国内企業・現地法人での駐在員採用
この2つに分類される。これまで[2]の場合でいえば、メーカーや商社が大半だった。『就職四季報』によれば、海外勤務者数1位の日本企業はトヨタ自動車。ついで自動車部品国内最大手の「デンソー」「三菱商事」「ソニー」「三井物産」と続く。
同時に、企業のグローバル展開が進み、求人動向にも変化が出てきている。
たとえば、新興国のインフラ需要を受け、国内の総合重機メーカーやプラントエンジニアリング業界が受注獲得に向けて動くなどが見て取れた。また、国内の少子化を受け、教育業界や飲食業界の大手各社が、中国や東南アジア、インドの市場開拓を進めるケースも増えている。
海外と言っても、ヨーロッパ・北米・南米などフィールドはさまざま。その中で急激に求人が増加傾向にあるのが、アジアの新興国だ。
アジア経済の中心拠点として、世界中の企業が多数進出しているシンガポールは、求人増加の傾向が顕著だ。また、ベトナム、インドネシア、タイ、フィリピン、マレーシアなどの成長も著しい。
欧米の就労ビザ取得に対する難易度が高くなってきているのに対し、アジアの新興国では、条件が整えば比較的ビザも取得しやすいということもいえる。求人募集をチェックする際、どのエリアでの勤務になるか、注目のポイントだ。
海外で働くメリットは語学力が磨かれるだけではない。たとえば、現地スタッフをはじめ、さまざまな国のスタッフとプロジェクトを進めた経験は希少だ。価値観や志向性、宗教観などがバラバラな多国籍チームで成果を残す。なかなか得られない経験であり、同時に、必要とされる場面も多くある。
また、「グローバル」が前提となっていく時代。日本とは違う商習慣に触れながら、市場を開拓し、ビジネスを仕掛けた経験は国内企業からも高く評価されるはずだ。
自動翻訳などテクノロジーの進化によって「言語の壁」は大きな課題ではなくなるかもしれない。ただ、海外どこででも活躍できるグローバル人材、グローバルエリートの市場価値はますます高まっていくはずだ。海外勤務を若いうちに経験しておく、これもキャリアにおける選択肢のひとつだろう。
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