REPORT
企業価値100億円以上のスタートアップは81社、過去最多に
2021年版、日経発表「NEXTユニコーン調査」求人12選
2021年12月、日本経済新聞が「NEXTユニコーン調査(*)」を発表。企業価値(推計)が1000億円を超えるスタートアップ が6社(昨対比2倍)。今回は、選出企業の中でも、とくに採用を強化する企業12社をピックアップ。その動向と共に、実際の求人を見ていこう。
(*)未上場の国内スタートアップの中で「企業価値(推計)」の高い有力企業
AMBI編集部ピックアップ企業
【1】SmartHR
【2】スマートニュース
【3】TBM
【4】アストロスケールホールディングス
【5】ビットキー
【6】atama plus
【7】イングリウッド
【8】キャディ
【9】LegalForce
【10】Ubie
【11】エブリー
【12】インフキュリオン
日経「NEXTユニコーン」とは?
日経がVCからの推薦をもとに、創業20年以内の国内の未上場スタートアップの企業価値を独自に推計したもの。2021年は回答した188社のうち、175社を分析。ランキング形式で発表している。
1000億円を超えた企業は6社。ユニコーン予備軍は成長を続けている。具体的な数字でみていくと、企業価値100億円以上の有力企業は81社(201年以来、過去最多)、ランキング上位20社の企業価値合計額は2兆8718億円(対前年比28%増)(*)となった。とくに、前年比較して、AI、業務用SaaSが増えたほか、新素材、宇宙などの分野でも大きく伸びた。
(*)日本経済新聞|1000億円超スタートアップ、国内倍増6社 AIや新素材
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC22BCH0S1A121C2000000/
AMBIピックアップ求人
2021年日経「NEXTユニコーン調査」の中から、とくに採用を強化している企業をピックアップした。実際の求人とともに、企業概要を紹介していこう。
【1】SmartHR
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2021年6月、約156億円という大型の資金調達、ユニコーンとなったSmartHR。クラウド人事労務ソフトを提供する同社では組織も急拡大。インサイドセールスの規模は、2年で4倍の規模にとなり、躍進を続けている。
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【2】スマートニュース
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2021年上半期で142億円を調達(*1)。さらに9月にはシリーズFラウンドで約251億円を調達し、累計調達額が4400億円。企業評価額は約2200億円となり、“ダブルユニコーン”となったスマートニュース(*2)。あらゆる立場からニュースを読める機能を提供しているほか、新型コロナウイルスのワクチンの接種状況や米国選挙など、重要な情報がひと目でわかるダッシュボードをリリースしている。
(*1)スマートニュースの累計調達額が300億円超え--2021年6月の資金調達・時価総額ランキング|CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35173643/?utm_source=newspicks&utm_medium=news_distribution&utm_campaign=newsfeed_distribution
(*2)スマートニュースが約251億円調達、企業価値約2200億円超えの「ダブルユニコーン」に
https://jp.techcrunch.com/2021/09/16/2021-09-15-news-aggregator-smartnews-raises-230-million-valuing-its-business-at-2-billion/
【3】TBM
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時価総額1200億円を超えるTBM社。紙、プラスチックの代替となる新素材「LIMEX(ライメックス)」を展開する。製造自体に環境への負荷が少なく、リサイクルも可能という性質が国内のみならず、世界で注目を集める。すでに吉野家のメニュー表、東京マラソンのマップ、さらにNTTコミュニケーションズ、住友生命といった企業の名刺に採用されている。
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【4】アストロスケールホールディングス
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2021年11月、シリーズFで約124億円を調達、累計調達額は約334億円(*)となったアストロスケール。「宇宙ゴミ」を撤去するスペースデブリベンチャーだ。過去の宇宙活動から発生し不要となった人工物体、たとえば事故・故障が原因で制御不能となり軌道上に浮遊している人工衛星、衛星の打ち上げに使用されたロケットを除去するためのソリューションを開発。デブリを除去することにより、長期的な宇宙飛行の安全性と軌道の持続可能性を確保することを使命としている。
(*)アストロスケール、シリーズFで過去最大の資金調達を実施し、累計調達額約334億円を達成|PRTIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000021.000067481.html
【5】ビットキー
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いまやデジタルキー・プラットフォーマーとなっているのが、ビットキー社。スマホなどの危機を用いて、開閉・管理を行なうスマートロック市場において、2018年に創業してすぐ頭角を表し、2019年にはスマートロック国内累計販売台数でNo.1に(*)。2021年には、佐川急便や日本郵便などと、顔認証を活用した「置き配」の事象実験を開始している。
(*)スマートロック国内累計販売台数調査で、株式会社ビットキーのbitlock LITEがNo.1に|PRIMES
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000267.000033417.html
【6】atama plus
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AI教材アプリを開発・提供するatama plus。2021年7月、シリーズBラウンドで51億円を調達、累計調達額は82億円に。海外投資家からも期待は大きく、世界を相手に戦えるポテンシャルを秘めた日本発のスタートアップとして注目を集めている。
【7】イングリウッド
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ECを起点に、コンサルティング・デジタルマーケなどの事業を手掛けるイングリウッド社。商品を売る最強の集団であり続けるーーこれが彼らが掲げるミッションだ。17の自社ECサイト運営実績を持ち、商品流通全般からクライアントの販売促進支援を手掛ける。ユニークなのは独自の教育制度。入社時に合計1400ページにも及ぶ「教科書」を配布し、全ての社員が「デザイン」「コーディング」「広告」「ファイナンス」「商流」などの知識を身につけていく。事実、同社では社員一人当たり、「売上高1億円超え」を誇る。
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【8】キャディ
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2021年8月に80億円を調達(*1)した、 製造業向けの受発注プラットフォーム「CADDi(キャディ)」を運営するキャディ。狙うのは、40兆円規模とも言われる「調達」市場。さらに、製造業界のリーディングカンパニーを日本国内から誕生させることだ。
インタビュー記事【1】はこちら
インタビュー記事【2】はこちら
【9】LegalForce
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2021年2月に30億円を調達、累計調達額は45億円となったLegalForce。現役の弁護士が立ち上げたテクノロジー企業だ。AIを活用し、わずか10秒で契約書チェックができるSaaSプロダクト『LegalForce』は、2019年4月の正式ローンチから約2年で導入社数は1000社を突破。今まさに立ち上がってきたリーガルテック領域における先行プレイヤーとして躍進している。
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【10】Ubie
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累計44.8億円を調達した『Ubie』。タブレット・スマホを活用した問診サービス「AI問診ユビー」は、47都道府県の病院で導入。同社調べによると、病院向けでは10%以上のシェアを獲得しており、トップシェアを誇る。今後は、さらに10万軒以上あると言われるクリニック向けに普及をさせていく。
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【11】エブリー
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「エブリー」の求人一覧はこちら
日本最大級のレシピ動画サービス「DELISH KITCHEN」を運営するエブリー社。コロナ禍で在宅時間が増えるなか、ユーザー数が増加。2020年には、広告事業としても過去最高の業績を記録した。2021年10月には、生協の宅配サービス『コープデリ』を通じ、1食分の献立を20分でつくれるミールキットを販売開始。商品拡充にも取り組んでいる。
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【12】インフキュリオン
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「インフキュリオン」の求人一覧はこちら
「事業創造のプロフェッショナル集団」として知られる、インフキュリオン。金融・決済領域を起点に、金融機関・決済事業者・通信キャリア・ITプラットフォーマー・流通のみならず、国や各地方自治体といったあらゆる組織と連携し、新規事業を開発している。2021年10月には、総額約22億円を調達(*)。現在200名ほどいる社員を1.5~2倍に増やしていく予定だ。
(*)インフキュリオン、Minerva GPやGMO-VPらから22億円を調達——BaaSプラットフォーム開発に注力|BRIDGE
https://thebridge.jp/2021/10/infcurion-jpy2-2b-funding
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ぜひ実際の求人もチェックし、興味のあるものには「興味あり」を押して自身の合格可能性を受け取ってみてほしい。