INTERVIEW
アスエネ|年収800万円~営業マネージャー求人 他
気候テックで社会インパクトを生み出す。累計101億円調達の「アスエネ」で得られる成長の機会
掲載日:2024/08/09更新日:2024/11/07
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2024年6月にシリーズC 1stクローズにて42億円、8月には2ndクローズで8億円を調達し、累計資金調達額が101億円となった気候テックスタートアップ「アスエネ」。今回は同社にアンビ(AMBI)経由で入社し、2024年7月からESG評価クラウドサービス『ASUENE ESG』の営業チームリーダーとして活躍する荒井督記さん(30)を取材した。そこには「社会的にインパクトのある事業をつくる人材になりたい」という志があった――。
急拡大スタートアップの「創業フェーズ」に飛び込みたかった
もともと前職も設立10年ほどのベンチャー企業で働いてきたという荒井さん。20代後半を迎えるタイミングで転機が訪れる。自らの起業も視野に入れるなかで選んだのが「アスエネ」だった――。
将来的に「自分でも事業をつくれる人間になりたい」と考えており、そのための経験を積みたいと考え、アスエネへの入社を決めました。前職もベンチャー企業ではありましたが、設立から10年ほど経っており、既存事業を地道に伸ばしていくフェーズ。その点、アスエネは資金調達し、一気に会社としての成長のアクセルを踏むタイミングでした。
じつは前職を辞めるタイミングで、起業も視野に入れていて。ただ、ベンチャーキャピタルの方に相談したところ「まずは拡大期にあるスタートアップで修行してみてはどうか」とアドバイスをもらい、出会ったのがアスエネでした。
2022年6月に入社したのですが、当時はまさに創業3年目。アスエネがCO2排出量の見える化・削減クラウド『ASUENE』を立ち上げ、これから拡大していくタイミングでもありました。社員としては18人目、営業組織も当時は3~4人程度だったと記憶しています。市場の後押しもあり、急拡大スタートアップで「事業をつくる」経験ができると考えましたし、今もまさにその最中にあると捉えています。
また、アスエネのミッションにも強く惹かれました。「次世代のためによりよい世界を。」つくっていく。私自身も「燃焼してもCO2を排出しないアンモニアを活用し、発電のためのエネルギー源として利用する」といった、いわゆるディープテック領域の起業を考えていたこともあり、事業領域としてもすごく興味がありました。地球の環境問題解決という目的のために事業をつくり、同時にビジネスとしての収益性、経済性も追求する。まさにグローバルでも環境配慮、サステナブル経営は重要テーマになっているところです。アスエネはそこへの強いソリューションを持つ革新的な企業でもあり、入社を決めました。
2022年の入社当時を振り返り「当時は社員は20人前後でした。それがたった2年で、業務委託・インターンを含めて250名以上の規模に成長しています」と語ってくれた荒井さん。「拡大したとはいえ、まだ創業期。新規事業含めて拡大期にあり、非常にエキサイティングな環境だと思います。私の場合の選考はイレギュラーだったのですが、経営陣に向け、起業のアイデア・事業のピッチを行ないました。そこでチャンスを与えてもらえたし、熱量を感じました」
「CO2排出量を見える化」パイオニア企業で働くやりがい
続いて伺えたのが仕事内容について。2024年6月まで、『ASUENE』の営業チームのリーダーとして活躍してきた荒井さん。そのやりがいとは――。
製造業、建設業、食品製造業など、いわゆる大企業のお客様向けの営業を担当しているのですが、いずれの企業様も経営上「CO2排出量の見える化」は重要テーマとなっています。まずニーズが非常に強い。そして経営にインパクトが与えられるソリューション、プロダクトを扱えることが大きなやりがいになっています。
特にアスエネは「CO2排出量の見える化」におけるパイオニア企業です。導入実績が非常に多く、さまざまな産業の主要プレイヤーが導入しています。だからこそ安心感を持って「あの会社が使っているならウチも」と商談がスムーズに進むのが特徴です。ツールの使い勝手、価格ももちろん重要です。ただ、新しいマーケットなので、具体的であり、解像度の高い「成功事例」こそが求められているもの。そういった点でも大きなアドバンテージがあり、新規のお客様にも納得いただけるケースが多いですね。
また、お客様の「声」を直接拾い、自社でプロダクトやサービスを改善し、期待に応えていける。クライアント企業様の変革に伴走できる。ここはまさに「自分たちで事業をつくっていく」醍醐味です。お客様から「もう手放せない」「助かった」と評価いただけますし、それが自社の事業拡大と直結している。ここはアスエネでこそ得られる経験だと思います。
もっといえば「CO2排出量の見える化」は、「見える化」がゴールではありません。見える化ができれば、次に「どれくらいCO2を削減するか」「どのように削減するか」につながっていく。つまり継続的な取り組みとして、未来へとつながっていくもの。その点、削減分野のソリューションを持つパートナー企業とも提携しており、一緒に伴走していけるのも大きな魅力だと思います。
魅力の一方、ミスマッチしないためにも知っておくべき厳しさについても伺った。
急拡大しているスタートアップですので、受け身ではなく、どれだけ主体者として取り組めるか、ここは強く求められる部分だと思います。たとえば「営業について教わりたい」「学びたい」といった「待ち」のスタンスだと活躍は難しいのかもしれない。まずは自分で動き、わからなければ協力を仰ぎ、キャッチアップしながら成果を出す。どこまで自らのミッション、責務として捉え、行動していけるか。その積み重ねが活躍につながり、結果として成長、キャリアアップがあるのだと思います。逆にどんどん主体者としてキャッチアップし、裁量を持って動きたい、貪欲に成果を追求したい、評価を獲得していきたい方にはぴったりなフィールドだと思います。
商談相手となるのは上場企業をはじめ、大手企業の経営企画部のサステナビリティ推進室やCSR部など。特に環境配慮に対する取り組みを強化する企業も増えており、引き合いは絶えないという。「新規のお客様であれば最初のアポイントから契約までは3~4か月ほど。プロダクトに慣れるまでに1~2か月が目安。半年から1年ぐらいかけて社内に浸透し、その後、継続的に活用いただきます」と荒井さん。
CO2排出量見える化・削減・報告クラウド『ASUENE』を主軸にESG評価クラウドやメディア、カーボンクレジット排出権取引所などを運営。同領域の新規サービスも強化を図る。
グローバルで勝つ、日本発の気候テック企業へ
そして最後に伺えたのが、今後の目標について。
2024年7月から、ESG評価クラウドサービス『ASUENE ESG』の営業リーダーとなったのですが、まずはその事業を伸ばしていくことに最大限注力したいです。まだまだ営業組織も小規模なので、まずはチームをつくっているところです。お客様とも直接会話し、プロダクトやサービスを磨き、事業に貢献していきます。その先でいえば事業を拡大し、アジア、世界で圧倒的に勝っていきたい。アスエネでならそれができると思っていますし、グローバルを見据えたほうが挑戦のしがいもありますよね。
個人的な目標でいえば、将来的には世界に対して影響を及ぼすような、大きな挑戦をしていきたい。やはり「事業をつくる側になりたい」という思いは強いです。また、振り返ってみると、小学生の頃の夏休みの自由研究も「環境」についてまとめていたり、大学でも環境分野について研究している研究室に入ったり。小さい頃から環境には興味があったのかもしれない。そういった自分のなかでも関心がある領域で、人生を通し、世の中に何かを残すような挑戦をしていければと思います。