INTERVIEW
東証グロース上場|アイドマ・ホールディングス

未経験から「コンサル」に転身。100社以上の“経営課題”に向き合い、彼女が得た「挑戦」と「成長」の機会

労働人口の減少という社会課題に"コンサルティング"で挑む「アイドマ・ホールディングス」。中小企業特化型ファームとして「営業支援」「人材支援」「経営支援」を展開し、15期連続増収と成長を続ける。今回取材したのは同社で活躍する田代彩果さん(30)。業種、職種未経験から2022年11月に入社、コンサルタントを経て事業部長補佐として活躍する。なぜ、彼女は業種、職種未経験から活躍ができたのか。そして新たなポジションでの挑戦とは。彼女の転職、そしてその後のストーリーを追った。

アイドマ・ホールディングスについて
人口減少、少子高齢化により、2030年には労働人口が710万人減るといわれている。従来のような、「人を増やして成長する」ことが困難になるなか、自社以外の外部の労働力とテクノロジーを活用した生産性向上が求められる時代に。アイドマ・ホールディングスでは、人手不足・ノウハウ不足を解消する様々なサービスを展開している。

●営業支援事業
中小企業を中心に新規開拓営業の支援を、営業DXツール、クラウドワーカーを活用したアウトソーシング、コンサルティングの3つの軸を活用し総合的に実施するサービスを提供し、営業の支援を実施。

●人材支援事業
クラウドワークに特化した求人サイトを運営。クラウドワーカーを活用した業務の実現を支援するため運用フロー構築のコンサルティングを通じて、人材の支援を実施。

●経営支援事業
テクノロジーとクラウドワーカーを最大活用し、生産性を上げ、収益性を向上させるツールやサービスを提供し、経営の支援を実施。

「企業の成長」に関わってみたかった

そもそも、転職を考えるようになったきっかけから教えてください。

もともと教育業界に興味があり、前職では英会話スクールの運営企業に入社し、教室長を3年経験した後、最後の1年は本社でマーケティングにも関わっていました。大半を教室長として過ごすなかでは、個人の成長に関わることができ、やりがいはありました。ただ、次第に事業や会社など、より大きな規模のものの成長にも携わってみたいと思うようになり、転職を考えるようになりました。転職活動をするなかでは、教育業界、人材派遣業界、コンサルティング業界など、色々と見ていて。AMBIでスカウトをいただいた会社をいくつか受けていました。

そのなかでもアイドマ・ホールディングスの決め手は何だったのでしょう?

アイドマ・ホールディングスであれば、自分が最も成長できそうだと感じたんです。

特に色々な中小企業の経営者と接点を持つことができ、コンサルタントとしてわたりあっていける。且つ、様々な業界のビジネスモデルや経営課題にふれられる点は魅力でした。

また、コンサルティング業界というと「ITコンサル」「DXコンサル」など、1つの領域に特化しているイメージがあったのですが、アイドマ・ホールディングスにはWebマーケティングに特化した部署、人材に特化した部署など、複数の専門組織が内在しており、経営者が抱える悩みに対して包括的に関わっていける。自分がふれられる業務の幅が広いほど、経験値を積めるのではないかと考えました。

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田代彩果
1993年生まれ。もともとは教員を志していたが、より多様なミッションに挑む機会を得られる環境を求め、民間企業への就職を決意。新卒では株式会社イーオンに入社し、教室長、マーケティングに従事。2022年11月にアイドマ・ホールディングスへ中途入社。営業支援コンサルタントを経て、現在は事業部長補佐として、主に営業企画関連業務を担う。

「営業メンバーの目の色が変わった」という喜びの声

入社後は営業支援コンサルタントを経験されたと伺いました、具体的にはどういった業務なのでしょうか?

私たちのクライアントは、従業員数10名規模の中小企業。いずれも、営業人員が足りない、新しい顧客の開拓の仕方がわからない、失注先のフォローができてない、といった課題を抱えていらっしゃいます。そこに対し、弊社は新規アプローチ先の選定、クラウドワーカーの架電によるアポイント取得、その後のテストマーケティングを行っているので、新規アポイント獲得の部分はお任せいただき、その後の商談ノウハウ、フォローの仕方などもコンサルタントとクライアントが一緒につくっていく。最終的に蓄積したノウハウをクライアント社内で展開できるようにするところまでをご支援していきます。

特に担当された案件のなかでやりがいを感じた瞬間があれば教えてください。

クライアントの営業に対する姿勢が明らかに変わる瞬間に立ち会えたときは、非常に嬉しいです。

たとえば、製造系のクライアントを担当したとき。そのクライアントは、そもそも大手からの下請けで事業を行ってきていたのですが、コロナ禍で案件数が安定しなくなってきた。とはいえ新規の営業先を探そうにも、新規開拓営業経験のある人材が不在な状況。そこで、弊社が支援することになりました。

弊社のクラウドワーカーが獲得したアポイントに対して一緒に商談を行っていくのですが、最初の3ヵ月はクライアントも一喜一憂されている状況でした。というのも、「困っているので今すぐ話を聞きたい」という企業様もいれば、あしらい気味の企業様もいます。後者が続けば、当然人間なので辟易としてしまいますよね。ときにはクライアントの代表が「田代、こんな見込みの薄いアポイント、どうしたらいいんだよ」と嘆かれることも。その都度、「今は温度感が低かったとしてもリレーションを築ければ、半年後、1年後にご発注になる企業様かもしれないですよね」とお伝えしながら伴走していきました。

そうしたら、つい先日、代表から「諦めずに連絡し続けた結果、見込みの薄かった企業様からご発注につながった」と連絡が入りました。自分のことのように嬉しかったですし、先方の営業に対する姿勢が変わったのを感じましたね。ほかにも「自社の営業メンバーの目の色が変わった」「今まで新規営業には抵抗があったけど苦手意識を持たずに商談に向き合えるようになった」といったお声をいただくこともあり、経営者のマインドが変わると、社員の皆様のマインドも変わるんだなと感じましたね。

ずばり、求めていた成長機会は得られていると感じますか?

はい、想像以上の環境がありました。

入社してから、かなり鍛えられている実感があります。入社して半年で40社、さらに半年後には100社以上の支援の機会があります。1日単位で言えば、7~8件の打合せを行うので、1日のほとんどを先方へのご提案やフィードバックに充てるイメージ。その合間に、別案件の提案資料、電話の台本、リスト、フォローメール文面などの作成や、ロープレや上司からのフィードバックなども入ってきます。慣れないうちは、そもそも何をどう提案すればいいのか悩んでしまうこともあり、時間の使い方に苦戦した時期も。正直、かなりタフな環境です。

ただ、その分、自分に返ってくるものも計り知れなく大きいです。それこそ、クライアントに伴走しているうちに、私のような若造だろうと経営者の方々から頼りにしていただける。それに、若くても実績を出せば昇進できますし、20代で1000万プレーヤーもザラです。努力は実る会社です。

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「正直、1年では営業組織の構築はできても利益を出すところまでは至らないケースもあるのですが、それでも『ここまでやってくれたアイドマなら、田代がいうなら、2年目も続けるよ』とその場で継続の決裁をいただくことも珍しくありません。経営者の方々は事業回収や還元率などシビアに考えられると思うのですが、それでも未来への投資として我々に託していただけたと思うと、身が引き締まりますね」と田代さん。

異動で手にした、組織づくりに関わる新たなチャンス

さらに、2023年7月からは事業部長補佐として新たなチャレンジをされていると伺いました。

はい、2023年7月に異動し、現在はクライアントへの支援は数社行いつつ、主に社内向けの業務改善、コンサルタント支援に取り組んでいます。たとえば、どうすれば現場のコンサルタントが1件でも多く継続のご発注をいただけるか。どうすれば、営業の支援でご発注いただいたクライアントに人材系の支援も任せていただけるか、といったことを考えています。正直、入社して1年ほどで、こんなに色々と挑戦させてもらえるとは思っていなかったのですが、新たな成長の機会だと捉えています。

特に、事業部長は物事の決断が非常に早い人。あらゆる決断のシーンを間近で見ながら、物事を前に進めるには何をしていくべきか、どう動いていくべきか。日々学ぶことばかりです。

今後の目標があれば教えてください。

頑張る人を応援する会社の一端を担う存在になりたいですね。

入社して感じるのは、アイドマ・ホールディングスは、成長したい人たちが集まってくる会社だということ。頑張ることをバカにする人はいない。変わりたいと思って飛び込んできた人を後押ししてくれる会社です。だからこそ、私も今のポジションについたからには、頑張りたいと願う社員の成長に貢献したいと思っています。

アイドマ・ホールディングスは、まだまだ成長の途中にあり、これからますます大きくなっていく会社です。今はまだ、会社の成長スピードに教育体制が追いついていない部分も多々ありますが、ここに私が関わることによって「どんな人が来ても成長を実感できる環境」をつくっていきたい。理想は10人いたら10人全員が、ドロップアウトすることなく成長を実感できる環境です。

私自身、もともと教育に興味があり、「誰かの成長に携わることに特化できる人になりたい」という思いは今も変わらない自分の軸。これからも人の成長、事業の成長にコミットしていきたいですね。

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最後に、アイドマ・ホールディングスの好きなところを教えてくれた。「夢を追う人にとって、とても良い会社だと思います。『起業したい』、『別のコンサルティングファームでDXコンサルを極めたい』など、ステップアップで退職する人が多いのですが、彼ら/彼女らに対しても惜しみなく応援してくれるんです。よく上司は「そんな理由で退職するなら行ってこい!」と快く送り出していますね」

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