掲載日:2026/07/01NEW更新日:2026/07/01
求人掲載中
「多少の痛みを伴ってでも、一刻も早く武器といえるスキルを身につけたかった」こう語るのは高橋里緒さん。大阪市役所から、財務会計コンサルティングファーム「ユニヴィスグループ」に転職し、現在コンサルタントとして活躍する人物だ。何が彼女をそこまで駆り立てたのか。そして、同社で得られた経験とは。彼女のストーリーから紐解いていく。
※画像内は、転職時の年齢となります。
焦りしかなかった。急激な成長を求め、常駐支援コンサルに
大学卒業後は大学院進学を予定していたものの、さまざまな事情により急遽就職することになり、大阪市役所職員となった高橋さん。そこからコンサル業界を志すようになった背景には、何があったのか。
職員として配属されたのは、児童虐待やDVなどの申告な問題に対処する部署で、そこで1年半ほど勤務しました。多様な境遇の方々と対峙し、社会課題の現実に深く向きあったことは、非常に貴重な経験だったと思います。
一方で、非常に専門性が高く特殊な仕事でもあったため、「他の環境でも通用する汎用的なスキルをつけたい」という思いが芽生えたことも事実です。
実は、大学時代に国際政治学を専攻していたこともあり、将来はグローバルに活躍できる商社や航空業界などで働きたいという夢があります。そうしたキャリアにつながる経験を積むためには、環境を変えるべきだと思ったんです。
転職活動を始めた当初は、憧れの業界も受けていましたが、その中で、今の自分にはビジネスの基礎力が圧倒的に足りないと痛感したんです。
たとえば、資料作成や、数字から課題を読み解く力など、広く求められるポータブルスキルを早く習得したいと考えたとき、まずはコンサル業界で自分を徹底的に鍛える選択肢が浮かびました。正直、履歴書に「コンサルでの実務経験」を書ければ、自分のスキルを客観的に証明しやすいだろうという現実的な視点もありましたね。
その中で、ユニヴィスコンサルティングの決め手とは?
大きな決め手は、「これほど圧倒的なスピードで成長できる環境は、ほかにない」と思ったからです。ユニヴィスはクライアント常駐型の支援が強みで、1年目から現場の担当者と深くかかわり、その声を直接仕事に落とし込むところまで任せてもらえます。
当然、クライアントと物理的にも精神的にも近くなる分、泥臭くて大変な局面も増えます。ただ、私は、「顧客のカウンターパートとして直接やり取りを重ね、試行錯誤の数を増やすこと」こそ、成長への最短ルートと考えていました。急激な成長には、多少の負荷や痛みがつきものだと覚悟していたからこそ、この環境が魅力的に映ったんです。
また、面接で出会った社員の方々の存在も大きかったです。どの方も「この人と一緒に働いてみたい」と思わされる魅力的な方ばかりで、自分がそこで働くイメージが湧いたんです。
実は他社の選考では、「女性だとしても、働きやすい」と配慮されるような伝え方をされるケースが多かったのですが、ユニヴィスは性別に関係なくフラットに、対等に向き合ってくれました。聞かれたのは「タフな環境だけど大丈夫ですか?」ということだけで、私も「大丈夫です!」と即答しました。その余計なフィルターのない姿勢が心地よく、入社を決めました。
高橋 里緒
2023年4月、大阪市役所に入職。予算策定、日常の経理業務、窓口業務・子育て支援支援室にて、虐待/DVといった問題と抱えた家庭の見守り/関係構築業務に従事。2024年10月よりユニヴィスコンサルティングへ。
▶ユニヴィスコンサルティングでの働き方
基本的には常駐型の支援となり、案件の規模/内容に応じてチームでアサインされる。
▶高橋さんが経験したプロジェクト変遷
・どうぶつ病院のPMI案件:
各病院のDD指摘事項の治癒(主に労務回り。就業規則の整備や未払残業代の計算など)/予算計画作成など)
期間:1年7ヶ月(継続中)
・プライム上場企業のIR業務支援:
適時開示の作成/開示。英文開示の英訳。
期間:3ヶ月
・プライム上場企業子会社の食品会社PMI支援:
経営企画業務。予算計画作成。M&A検討資料の作成
期間:1年2ヶ月(継続中)
・不動産会社事業計画説明資料作成:
主幹事証券向け事業計画/会社説明資料の作成
期間:2ヶ月
・グロース上場企業の資金調達事務局支援:
適時開示及びEDINETへの登録ドラフトの作成
期間:1ヶ月
「専門的アドバイス」の先にある、介在価値を
こうして2024年10月に入社した高橋さん。働くなかで感じる「やりがい」についてこう語る。
ユニヴィスは会計分野に強みを持つため、財務・会計面での専門的なアドバイスを行う機会が多いです。ただ、それだけではありません。
第三者という客観的な立場だからこそ、クライアントの現場で起きているエラーを発見し、新たな視点や解決策を提示できる。その結果、停滞していたプロジェクトが動き出し、スムーズに回り始めたときなどは、大きなやりがいを感じます。
現在、食品会社のPMI支援を行うなかでは、現場の担当者、社長、親会社の担当者など多岐にわたる関係者と関わります。そして、それぞれの立場に応じたお困りごとを抱えています。一人ひとりの意見を紐解くとどれも納得のいく内容なのですが、社内で情報が伝達される過程で背景が抜け落ちてしまい、本来の意図通りには伝わっていないことも少なくありません。
そこで私は、現場の担当者に対しては、社長の発言の背景にある意図を嚙み砕いて説明し、反対に社長に対しては「現場は今、定常業務に工数を奪われており即座の対応は難しい状況です」と実情をフィードバックしていく。このように、関係者の間に立ち、コミュニケーションを円滑にするクッションのような役割を果たすことも、コンサルとしての重要な介在価値だと感じています。
仕事において大事にしていることを尋ねると、彼女のプロとしての信念が見えてきた。
コンサルタントとは「縁の下の力持ち」だと捉えています。主役はあくまでクライアント。自分が成果を出して目立つのではなく、現場の担当者の方々にいかに花を持たせられるか。さらに言えば、クライアントの経営陣に対して、「現場のメンバーが主体的に頑張ってプロジェクトを回してくれている」という印象を残せるかどうかが、極めて重要だと考えています。
現場の担当者の方々が正当に評価されれば、社内のモチベーションが高まり、ひいては全社的な事業成長へとつながっていきます。クライアント自身が自走し、持続的な成長を遂げるためのお手伝いをする。これこそが、コンサルを導入していただく真の価値だと考えています。
クライアントとの信頼構築において心掛けていることについて、彼女はこう語る。「相手が『やりたくない』『面倒だ』と感じている仕事こそ、率先して引き受けることです。大変な役割を快く代行してくれた人に対して、悪い印象を持つ人はいませんよね。また、古典的かもしれませんが、一緒に食事や飲みに行くことも大切だと年々実感しています。仕事とは関係のない雑談を通じて心理的な距離が縮まり、その結果、些細なことでも気軽に相談してもらえるようになることは本当に多いです」
前職時代からの大きな変化の1つとして「インプット量」を挙げる。「クライアント先では、CFOをはじめ、自社の数字が全て頭に入っている経営陣と対峙することになります。そうした方々と対等に会話を交わすためには、日々インプットが不可欠です。会計の専門知識はもちろん、会社法、M&Aに関わる際は法務知識まで幅広く求められます。とはいえ、机に向かって勉強するためだけの時間はなかなか確保できないからこそ、常に学びを重ね、万全に準備をして対話に臨むようにしています。走りながら学び続け、知識を蓄積していくイメージです」
一人でも立ち回れるコンサルタントに
入社からもうすぐ2年。高橋さんの現在地と、今後の目標について伺った。
この2年弱で、数字から状況を読み解く力や、資料作成、レポーティングのスキルは、数多くの現場を踏むことでかなり磨かれたと実感しています。
一方で、まだまだマネージャーに指示を仰いで進めることが多く、日々厳しいフィードバックをもらうことも少なくありません。先日も、上司が急遽不在となり、クライアントとの会議で私が代打として発表を務めることになった際、慌ててしまい冷や汗をかく経験をしました。心のどこかで「最後は上司がフォローしてくれる」という甘えがあったのだと、痛感しました。
だからこそ、まずは自分一人でも現場を確実に回せるようになることが当面の目標です。ユニヴィスの看板を背負うコンサルタントの一人として実績を残し、「ユニヴィスに任せてよかった」とクライアントに信頼していただけるような仕事を積み重ねていきたいです。
最後に、高橋さんがタフな環境でも走り続けられる「原動力」について。
やはり、一緒に働く「仲間」の存在が私の原動力です。私が入社した当初、大阪支社の女性コンサルタントは私一人だけだったのですが、今では女性メンバーもどんどん増えています。みんな芯が強く、どんなにタフな状況でも前向きに仕事に向き合うメンバーばかりで、一緒にいて本当に気持ちがいいんです。コンサルティング業界では意外に思われるかもしれませんが、常駐支援で普段は離れ離れで働いているからこそ、社内競争でギスギスするようなことは一切なく、大阪支社はとても仲が良いです。
正直、コンサルタントの仕事は、ハードな局面や思うようにいかなくてしんどい瞬間もあります。それでも、夕方に常駐先からクタクタになって自社オフィスに戻ってきたとき、同じように頑張っている仲間を見ると「みんなが頑張っているから私ももうひと踏ん張りしよう」と自然とエネルギーが湧いてくるんです。
お互いに今どんなプロジェクトに入っているのかを共有したり、「このツールを使うと作業が早いよ」と知見を教えあったり。ほかにも、仕事とは全く関係のない雑談で笑いあっているうちに、だんだんHPが回復していくような感覚があります(笑)。そんな大好きな仲間たちと切磋琢磨しながら、これからも自分にできることを一つずつ増やしていきたいです。