INTERVIEW
DTFA|Digital部門

デロイト トーマツで、重大局面の経営支援を。デジタルチームで担う使命

デロイト トーマツ グループの一員として、M&A、新規事業、事業再編などの経営の重大局面に対して最適なソリューションを提供するデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー合同会社(以下、DTFA)。2021年6月に設立された「Digital部門」にて、アドバイザーの採用を強化している。今回お話を伺ったのは、過去には総合コンサルティングファーム、SIerにて勤務し、2023年6月にDTFAに中途入社した山岸 健一さん(29)。彼はなぜDTFAを選んだのか。そこには「あらゆる経営課題にふれ、経営の根幹にアプローチする経験を積んで成長したい」という思いがあった。

デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーとは
M&Aをはじめ、クライシスマネジメント、戦略立案、新規事業など、幅広い経営アジェンダを扱うファイナンシャルアドバイザリーファーム。

Digital部門について
事業環境が複雑化していく中で、M&Aの件数は増えており、事業売却などの複雑な取引形態も増えてきている。取引形態の複雑化に伴い、取引前と同じ品質で事業を進めるための環境整備が重要なテーマの1つとなっており、ITシステムやオペレーション関連の支援も強く求められるようになってきている。こうした中、同社では2021年6月、以前は別々の組織であったDigitalとAnalyticsの2チームを統合し「Digital部門」として設立。M&Aや新規事業など、企業が社運をかけて取り組む重要な局面において、ITシステム・オペレーション軸で企画段階から実行まで、end-to-endで支援していくことがDigital部門の役割だ。たとえば、M&Aには大きく4つのフェーズ(Pre-M&A、On-Deal、Pre-PMI、PMI)があるが、多くのコンサルティング/アドバイザリーファームではフェーズごとにチームを分けることも珍しくないが、DTFAでは、全ての工程におけるIT・オペレーションに係る課題について、一貫してDigital部門が支援している。また、近年ではこれまでに培ってきたDigital領域の知見を活かし、企業課題のみならず、社会アジェンダへの取り組みにも積極的に関与している。

1人があらゆる案件に横断的に関われる。そこが決め手だった

まずはデロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリー(以下、DTFA)への入社理由から伺わせてください。

M&Aを中心とした企業の経営課題に取り組みたかったこと、成長できる環境に身を置きたいと考えたこと、それを満たす環境がDTFAのDigital部門にあると思い、入社しました。

もともと、前々職では総合コンサルティングファームでのシステム導入支援、前職ではITインフラに関わるSIerとしてITインフラの設計構築から提案までを経験しました。コンサルタントとして、システム導入に関わるITの知見やITインフラの提案スキルはある程度身につけられたと考えていましたが、「新たな領域に挑戦できる環境に身を置きたい、もっと多様な課題や経営課題の解決に関わることができる環境で働いてみたい」という気持ちがありました。

こうした中、Digital部門のカジュアル面談で、M&A案件だけでなく事業再生や戦略立案、新規事業案件に関わるコンサルティング業務なども行っていること、そして実際に1人のコンサルタントがあらゆる案件に横断的に関わっていることを知りました。

コンサル業界では、システム導入案件が多く、ITの知見を持って入社すると大型かつ長期のシステム導入プロジェクトにアサインされてしまい、結果的にチャレンジできることの範囲が限られてしまうことも珍しくありません。そうした中で、様々な領域の案件に関わることができ、その数だけ深く経営課題に関わる経験ができるDTFAは、非常に魅力的でした。ぜひここで働きたいと思い、応募し入社しました。

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山岸 健一
1993年生まれ。2019年、新卒でコンサルティング企業に入社。公共系のクライアントへの業務基幹システム導入支援に従事。ITスキルを活かしつつ、よりクライアントと対面でやり取りできる環境を求め、2020年10月にITインフラ導入企業に入社。担当クライアントへの提案活動やITインフラの設計構築に従事。よりビジネスの根幹に関わるような経営課題への支援に関われる環境を求め、2023年6月にDTFAへ入社。現在、Digital部門にてAnalystとして働く。

「できない」ではなく「どうすればできるか」

実際、2023年6月に入社されてからは、どういった案件を担当されているのでしょう?

様々な企業に対してIT化支援を行うプロジェクトを担当しています。業務内容としては、ITシステムの導入に向けた業務設計およびシステム開発支援の大きく2軸で進めています。その中で、私はシステム開発支援のチームに所属し、要件定義やシステム設計におけるベンダーとの窓口業務などを担当しています。

多くのユーザーに利用されるシステムであり、世間からの注目度も高いプロジェクトなので非常にやりがいを感じています。これまでのキャリアの中でも、最も社会的にインパクトのある大きな案件です。現在所属しているDigital部門では、こうした規模の案件も珍しくありません。

また、日々の業務も上司からタスク単位で割り振られるのではなく、特定の領域を一括して任されることがほとんどです。裁量をもって取り組める環境を求めていた私としては、まさに最適な環境でした。任せられた領域はしっかりやり遂げなければ、という良い意味でプレッシャーを感じながら取り組めています。

特に、ご自身として成長実感を得られている部分があれば、教えてください。

まだ入社して日が浅く、これからではありますが、私自身既に感じている変化で言えば、目の前の課題に対して「できない」ではなく「どうすればできるか」という思考が身についてきたこと、そしてDTFAならではのスピード感や求められるアウトプットの質の高さに、少しずつではありますが、対応できるようになってきたことです。

というのも、DTFAでは物凄いスピードで案件を進めていきます。Digital部門に蓄積されたナレッジとハイレベルな人材の掛け算により、年単位はかかるような大規模プロジェクトを数ヶ月で実行することが求められます。

つい数か月前までシステム開発を行っていた私からすると、内心(この規模のプロジェクトをこんな短期間でやるのか…)と思ってしまうこともあります。ただ、DTFA社内にはそういったことを口にする人はおらず、皆「どうしたらできるか」だけを考えています。その姿勢や働き方から学べることは非常に多く、私自身も少しずつそういった考えがインストールできてきたように感じます。

また、仕事を進めていく中で、必要な知識やスキルを日々の業務を行いながら吸収し、意味のあるアウトプットにつなげることが求められます。そうした環境の中にいることで、業務に対するスピード感やアウトプットの質の高さなどが鍛えられています。粗削りだった自分のスキルを日々チューニングしていき、理想に近づけています。

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タフな環境下においても走り続ける原動力について、山岸さんはこう語る。「DTFAでは、たとえ精神的/肉体的に辛い状況があったとしても、高いパフォーマンスを発揮する、そんな人たちが多いです。そうした人たちを見て、単純にかっこいいと感じるし、自分もそうなりたいと憧れている。まだまだ到達できていませんが、一歩でも近づきたいという思いで日々取り組んでいます」

幅広く挑戦できるDTFAで、選択肢を広げたい

今後、DTFAで実現していきたいことがあれば伺いたいです。

1つは、引き続き社会的インパクトの大きな案件にどんどんチャレンジしつつ、将来的にはそれらの案件を自らリードしたり、提案できるような存在になりたいです。

また、自身が熱量高く取り組めるような領域を見つけたいとも考えています。正直に言うと、もともと私は「これをやりたい」という具体的なものが一切ないタイプです。コンサルティング業界で働いている動機の1つとして、新たな挑戦を行うクライアントの支援を通して、自分自身が熱量高く「これだ」と思えるモノ・領域に巡り合えたらと思っています。いずれやりたいことを見つけたときのためにも、様々な領域にチャレンジできるDigital部門で、どのような分野でも力を発揮できるだけのスキルをつけていきたいと思っています。

最後に、山岸さんにとって仕事とはどういうものだと思いますか?

仕事とは、「新しい挑戦をプロフェッショナルに囲まれながら経験できる唯一のもの」だと思っています。

たとえば、趣味をやるときは必ずしもプロと一緒にできるわけではないと思います。極端な話、野球をやろうとしても、大谷翔平と一緒にプレイできるわけではない。あくまで友人と気楽にやる程度だと思います。

一方で仕事の中では、様々な経験・知見を持つプロたちと一緒に取り組める。それこそ、Digital部門で言えば、様々なバックグラウンドや知見を持つプロフェッショナルが集まっています。そうしたプロフェッショナルな方と共に、一流企業やグローバル企業、官公庁などから依頼される社会的にインパクトの大きな仕事に取り組めるということは非常に貴重ですし、これこそ仕事でしか味わえないことだと思います。私としても、プロフェッショナルと肩を並べて働く以上、自分自身もスキルや経験を磨き続けていきたいと思っています。

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