INTERVIEW
アクセンチュア|特別インタビュー

空港勤務を経て、アクセンチュアのシニア・マネジャーに。彼女がチームで目指す、ウェルビーイングな働き方

掲載日:2023/10/25更新日:2024/02/28
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世界最大級のコンサルティングファーム「アクセンチュア」。今回は空港のグランドスタッフを経て2015年に入社し、現在シニア・マネジャーとして活躍する波夛野美紗さんを取材した。なぜ彼女はコンサルタント未経験から、アクセンチュアでのキャリアを選んだのか。そしてアクセンチュアで働く魅力、得られるキャリアとは。彼女が目指す理想のチーム、そして「仕事観」と共に伺った――。

アクセンチュア入社の決め手は、生き生きと働く女性たちの姿

空港のグランドスタッフとして働いた後、アクセンチュアに入社したと伺いました。まずはその経緯から伺ってもよろしいでしょうか。

もともと「空港勤務」は子どもの頃からの夢だったのですが、それを新卒入社で叶えることができました。非常にありがたいことに、業務改善なども含め、グランドスタッフとしては周りよりも早く仕事を任せてもらいました。ただ、達成感と同時に「このままここにいても挑戦の機会は少ないのではないか」といった危機感も。「それなら次の挑戦をしよう」と考え、選んだ転職先がアクセンチュアでした。

もともとコンサルティングファームは、学生時代から興味があった業界。じつは学生時代の同級生も含め、正社員として入社する前から知り合いも多くいました。とくに印象的だったのが、女性たちが生き生きと働いていること。面接もたまたま女性マネジャーの方が担当してくださり、「雰囲気やカルチャー、働く人たちのことが好き」といった話をした記憶がありますね(笑)私自身も同じようにアクセンチュアで生き生きと働いていきたい。それが入社の決め手になりました。

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入社後の感想について「想像以上に人があたたかく、雰囲気の良い会社でした」と語ってくれた波夛野さん。「私がはじめにアサインされたのは、半導体メーカー様の基幹システムにおける運用保守のプロジェクトでした。ただ、1年半ほどで大きな壁にぶつかってしまって。じつはその時にピープルリード(*)だった先輩社員が言ってくれた“いきなり無理にパフォーマンスを出そうと思わなくていい。できることだけ考えればいいんだよ”という言葉で気持ちが軽くなり、無事に乗り越えることができました。そのフォローがなければ今の私はいなかったと思います」

ピープルリード(*)…キャリアやプライベートなど、様々な面で相談できるメンター社員。アクセンチュアでは、プロジェクトの上司とは別に一人につき、一人のピープルリードが付く。

多種多様なメンバーを尊重し、チームで支えていく風土

続いて、アクセンチュアならではのカルチャー・組織風土があれば教えてください。

ポジションに関わらず、多様な意見を受け入れていく。誰もがそのスタンスを持っているように感じます。もちろん年齢や性別は関係ありません。摩擦を恐れずに正しいと思ったことは話す。そして誰の発言であっても真摯に耳を傾ける。アクセンチュアには「Think straight , talk straight(とことん考え抜き、ストレートに伝える)」というカルチャーがあり、組織にしっかりと根付いていると思います。

私自身、入社してすぐに「波夛野さんはどう思う?」と先輩社員に聞かれました。アクセンチュアでは当たり前なのですが、当時は「入社したての私の意見も聞いてくれるなんて」とすごくびっくりしました。今でも「お客様と直接コミュニケーションを取っているのは波夛野さんだから」と、どんどん意見が求められます。多種多様なメンバーたちが集まっているなか、違った考えを受け入れ、新しい発想につなげていく。アクセンチュアの好きなところの一つです。

また、家庭の事情なども含め、それぞれのメンバーが置かれている状況を理解してもらえる環境があると思います。外資なので意外に思う方もいるかもしれませんが、仲間たちが本当にあたたかくて、協力体制がある。メンバー同士でサポートしあっていくのも特徴だと思います。

じつは私自身、家庭の事情から「このまま責任のある立場で仕事を続けられるだろうか」と、すごく悩んだ時期がありました。その時も上司や先輩から「まずは気負わずにやってみて、無理だと思ったら素直に言ってくれたらいい。プロジェクト側でも一緒にどうすればいいか考えるから」と言葉をかけてもらうことができ、心強かったです。おかげで周りの協力を得ながら無事にプロジェクトを完遂できました。

サポート体制もあり、多様なプロジェクトに挑戦ができると。コンサルタントとしての成長環境があると言えそうですね。

そうですね。コンサルタントとして経験値を高めていく上ですごく恵まれた環境があると思います。アクセンチュアはグローバルで展開している、非常に規模の大きな会社です。ありとあらゆる業界・業種のお客様がおり、多岐にわたる業務、ミッションに携わっていくことができます。また、多様なプロジェクトがあるので、 チャレンジしたい仕事に手をあげることも歓迎されます。現在、航空会社のプロジェクトに携わっているのですが、これは自ら希望しました。やりたい仕事があれば、周囲に言い続けていく。そして目の前の仕事で結果を残していく。自分のキャリアに責任を持つ。そうすることでキャリアの可能性を大きく広げていける環境があると思います。

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入社5年でマネジャーに昇格。そして現在はシニア・マネジャーとして活躍する波夛野さん。「長く働くなかでは、出産、育児、介護など、ライフステージにおいて何かしらの変化が生じるもの。そうした時にも相談に乗ってくれて、「自分たちが何とかする。大丈夫だよ」と応援・サポートしてもらえる。ここはアクセンチュアならではのとてもいいカルチャーだと思います」

仕事は「生きがい」。幸せに働き続けられる環境づくりを

波夛野さんが仕事で大切にしていることについて伺ってもよろしいでしょうか。

これまで私は本当にまわりと環境に恵まれてここまで来ることができました。その恩返しではないですが、私自身も、いいチーム、いいプロジェクトの雰囲気づくりを大切にしたいです。自分のチーム、プロジェクトに入ってくれた人には、プライベートも充実させながら、自分の目標も達成させてほしい。そうした仕組みを考えられるのがマネジャーだと思っています。

また、そういったチームづくりと共に、今担当している航空会社様のビジネスもしっかりと成長させていきたい。今、コロナ禍が一定落ち着き、様々な方が旅行に行ったり、ビジネスで出張したり、業界全体も活性化してきました。当然、飛行機に乗る方々が増えれば、働く人たちの負担も大きくなります。現場で働く方々を支えていくようなシステムづくり、業務改革を、お客様と推進していければと思います。このプロジェクトが盛り上がれば、社内からも「自分もやってみたい」と思う人たちが増え、さらに優秀なメンバーも集まってきてくれるはず。そして航空会社様はもちろん、業界全体としても、さらに成長させていける。その一助になれたらと思います。

最後に、波夛野さんにとっての「仕事」とは何でしょうか。

私にとって仕事は「生きがい」そのものです。仕事が無ければ人生に張りが出ないですし、今、周囲にいてくれる素敵な仲間とも出会えませんでした。これからも出会いを大切に、楽しく、心地よく働いていきたいですね。そして、社内における「ウェルビーイング」をテーマにした活動にも参加しているのですが、どうしても「仕事以外のこと」についてじっくり考える時間が取りづらいもの。仕事を含めた「人生全体」をどう心地よく過ごせるか。一人ひとりがウェルビーイングについて考えられる文化をアクセンチュアに根付かせたい。私自身も、チームの人たちも「自分の幸せ」を考えながら、しっかり仕事に向き合っていく。そういったチームづくり、プロジェクトづくりをしていきたいと思います。

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波夛野さんに聞く、職種未経験・第二新卒入社で早期活躍する人の共通項

「もちろんコンサルティング業界出身の方もいますが、本当に多種多様なバックグラウンドの人たちがアクセンチュアでは活躍しています。特に職種未経験・第二新卒で入社したメンバーで早期活躍しているのは、「自分ならこうする」という意思があり、仕事に取り組む人だと思います。

また、コンサルタントは常に「初めて」に関わる仕事でもあります。初めての業界、初めて会う人たち、初めての領域…そこで成果を残していく。ですので、とにかく物怖じせずにチャレンジしてみること。失敗しながらも、学びながら前に進む。ぜひそういった力を発揮していただければと思います。

もう一つ、当然ですが、お客様の業務をすべて経験したり、見学したりはできません。どういった業務があるのか。どういった仕組みになっているのか。どこに課題があるのか。自分ごととして「想像」をする。ビジネスのことはもちろん、社会や世の中のことなど広く興味・疑問を持って関わり、課題の解決を図っていく。こういった部分が楽しめる方は、きっとアクセンチュアのコンサルタントとして活躍していただけるはずです。

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